ユーザープロファイルを別のドライブに移動する方法

ユーザープロファイルについて

Windows 10では、アカウントごとに既定のフォルダーが設定されており、これらはすべてCドライブの「Users」というフォルダーに、ユーザー名をつけて保存されています。これらのフォルダーは、ユーザーのファイルや組織のデバイスを保存するために使用されます（論文、画像、ダウンロード、その他のデータなど）。Windows 10のファイルエクスプローラーの「このPC」や「クイックアクセス」にも表示されています。

通常、パソコンを長く使っていると、ユーザープロファイルのデータが空き容量を多く占めるようになります。この時でユーザープロファイルを別のドライブに移動したいユーザーもいるはずです。

そこで今回は、ユーザープロファイルを安全に他のドライブに移動して、Cドライブの空き容量を増やす方法をご紹介します。

Windowsユーザープロファイルを別のドライブに移動する方法

1つ目の方法は、ファイルエクスプローラーで手動でフォルダを移動する方法、2つ目の方法は、ユーザープロファイル移行ツールで複数のフォルダを一度に素早く移動する方法です。

方法 1. ファイルエクスプローラでユーザープロファイルを移動

▶セクション 1. 新しいフォルダーを作成

ステップ 1. ファイルエクスプローラを開きます。

ステップ 2. 左ペインから「このPC」をクリックします。

ステップ 3. 「デバイスとドライバ」セクションで、新しいドライブの場所を開きます。

ステップ 4. フォルダを移動させたい場所に移動します。

ステップ 5. 新しい場所に、いくつかの新しいフォルダを作成し、移動したいフォルダに名前を付けます（例：ドキュメントを移動したい場合、「Documents」という名前の新しいフォルダを作成）。

▶セクション 2. フォルダーを移動

ステップ 6. 「Windows」+「R」キーを押し、「%HOMEPATH%」と入力します。

ステップ 7. 移動したいフォルダを右クリックして、「プロパティ」オプションを選択します。

ステップ 8. 「場所」タブをクリックし、「移動」ボタンをクリックします。

ステップ 9. 新しい場所にある同名のフォルダを選択し、「フォルダーの選択」ボタンをクリックします。

ステップ 10. 「適用」ボタンをクリックし、「OK」ボタンで確認します。

手順が終了すると、デフォルトのアカウントフォルダが新しい場所に移動し、今後作成されるファイルはデフォルトでこの場所に保存されます。

フォルダを移動するたびに手順が追加されますが、メインアカウントでフォルダを変更する際に発生するエラーを回避することができます。

方法 2. ユーザープロファイル移行ツールでユーザープロファイルを移動

ユーザープロフォルダを別のドライブに移動することは多くのステップがある理由は、ソースディレクトリを新しいドライブの新しい場所として設定する必要があり、そうでなければ、すべてのデータは古いフォルダに保存されたままとなるからです。

もし、あまり多くのステップに悩まされたくないなら、AOMEI Partition Assistant Professionalに頼ることができます。「フォルダを移動」機能は移動したい複数のフォルダを移動してディレクトリ情報を変更しますので、一つずつ手動で変更する必要はありません。

★注意事項：

ターゲットドライブに、移動したものをすべて保存するのに十分な空き容量があることを確認してください。もし空き容量が足りないという表示が出たら、まずパーティションを拡張することができます。

フォルダーを正常に動作させるため、移動元と移動先のディレクトリにあるファイルを移動したり削除したりしないでください。

この機能はNTFSドライブ間でしか動作しません。FAT32ドライブから、またはFAT32ドライブへフォルダを移動したい場合、最初にNTFSに変換する必要があります。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして実行し、「空間を解放」>「アプリ引っ越し」を選択します。

ステップ 2. 新しいウィンドウで、「フォルダーを移動」をクリックします。

ステップ 3. 移動したいフォルダを選択します。ウィンドウの下にある移動先のドライブを選択し、「移行」をクリックします。

ステップ 4. 移動開始時に起動中のアプリケーションを強制的に終了することを確認するポップアップメッセージが表示されます。「OK」をクリックすると処理が開始されます。

しばらく待つと、選択したすべてのフォルダが安全に移動されます。

補足：インストールしたアプリを別のドライブに移動

フォルダを移動した後、Cドライブがまだ容量不足している場合、心配しないでください、まだ解決策があります。

Cドライブを開き、プログラムがインストールされているかどうかを確認してください。現在のデバイスを初めて使うときにプログラムをインストールしたけれど、その後忘れてしまったり、うっかりCドライブにプログラムをインストールしてしまったりするユーザーもいるかもしれません。Cドライブにソフトウェアをインストールした理由は何であれ、今それらを他のドライブに移動する必要がある場合、AOMEI Partition Assistant Professionalの「アプリ引っ越し」機能は最高のユーティリティとなります。

フォルダを移動するように、それはまた、ユーザーが1つのドライブから別のドライブに複数のインストールされたアプリを移動することができますので、あなたはそれらを再インストールする必要はありません。このツールは場所に関するすべての情報を変更し、移動されたプログラムがスムーズに起動し実行できるようにします。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalを実行し、「すべてのツール」>「アプリ引っ越し」に進みます。

ステップ 2. ポップアップウィンドウで、「アプリ引っ越し」によって解放したいパーティションを選択し（ここではパーティションC）、「次へ」をクリックします。

ステップ 3. ウィンドウでは、Cドライブ上のすべての移動可能なアプリが一覧表示されます。移動する必要がある1つまたは複数のアプリと移動先のパーティションを選択することができます。そして、「移行」をクリックして、操作を実行します。

ステップ 4. CドライブからDドライブに移動するアプリを終了したことを確認します。その後、「はい」をクリックします。

ステップ 5. 移動のプロセスが完了するのを待ちます。その後、「完了」をクリックします。

次に、これらのいずれかを実行して、正常に機能するかどうかを確認できます。 さらに、このツールには、ユーザーが不要なファイルをすばやく見つけてディスク領域を解放するための「大容量ファイルを削除」機能もあります。

まとめ

「ユーザープロファイルを別のドライブに移動できますか？」、答えは「YES」です。Windows 10では、ファイルエクスプローラを介してユーザーフォルダを別のドライブに移動することは、あまりにも多くのステップのために少し複雑かもしれません。しかし、AOMEI Partition Assistant Professionalを使えば、この作業はすべてのユーザーにとってより簡単になります。そして、必要であれば、アプリケーションを移動することもできます。

最後に、Windows Serverにインストールされたプログラム/フォルダを移動したい場合、AOMEI Partition Assistant Serverに切り替えて、サーバーPCをタイムリーかつ柔軟に管理することができます。