HDDをSSDにクローンし、SSDのアライメントを調整|おすすめソフト

SSDを利用しているパソコンの最大限のパフォーマンスを引き出すために、SSDのアライメントを行う必要があります。どうすればSSDのアライメントを調整しますか?この記事は、SSDのアライメントの概念、SSDアライメントの確認方法、HDDをSSDにクローンした後に、パフォーマンスを向上させるためにSSDのアライメントを実行する方法を紹介します。

Asher

投稿者:Asher/更新日:2023年05月15日

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なぜHDDをSSDにクローンする必要がある?

SSDとHDDはどちらもコンピュータのストレージデバイスです。ただし、HDDの代わりにSSDを使用したいユーザーが増えています。なぜですか?

HDD(ハードディスクドライブ)は、1つまたは複数の磁気プラッター、各プラッターに対する読み込み/書き込みヘッド付きアクチュエータアーム、プラッターを回転させてアームを動かすためのモーターで構成されています。従って、HDDの回転音を我慢しなければなりません。HDDは過去数年間で広く使用されていますが、動作速度が求められる今の時代には、時代遅れのデバイスになっています。

HDD

SSDは磁気の代わりにフラッシュメモリを使用してデータを保存します。可動部品が存在せず、HDDのようにディスクの回転やヘッドによる情報収集といった動作が必要ないので、HDDのような回転音もありません。しかも、チップを使用して読み取りと書き込みを行うため、速度はHDDよりもはるかに高速です。したがって、多くの人がHDDではなくSSDを望んでいます。

SDD

新しいSDDを購入したとき、HDDのデータはまだ残しておきたいでしょう。そこで、HDDからSSDにクローンすることで、アプリケーションやソフトウェアを再インストールする必要がなくて、すべてのデータ、設定、ソフトウェア、写真、ビデオを保存先のドライブに移動することができます。

SSDのアライメントとは何か?

セクタは、データを転送することができるハードウェアの最小単位です。従来のHDDは512バイトのセクタを持っていますが、NANDフラッシュメモリを用いるSSDは4KB(4096バイト)セクタを持っています。つまり、SSDアライメントとは、SSDパーティションの4Kアライメントということです。

SSDアライメント

4Kアライメントは、物理セクタとクラスターがずれないように、開始オフセット位置を調整することです。4Kアライメントのディスクにパーティションを作成しない場合、パーティションは物理セクタの先頭から始まりません。アライメントされていない場合、少量のデータでも2つの4Kセクタを占有するため、2つのセクタを跨って読み取り/書き込みが行われ、読み取り/書き込み速度が低下します。

物理セクターと論理セクターが一致していない

SSDは高速でデータの読み取りと書き込みを行うことができますが、物理セクタと論理セクタが一致していない場合は、期待したほど高速ではないことがあります。

SSDパーティションアライメントを確認

手順 1. 「Windows+R」キーを合わせて押すと、「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスが開きます。「msinfo32」と入力してEnterキーを押します。

手順 2. 次に、「コンポーネント」>「記憶域」>「ディスク」に移動し、お使いのSSDを見つけて、「パーティション開始オフセット」を確認します。

4Kアライメント確認

手順 3. SSDを見つけたら、「パーティション開始オフセット」中の数値を4096で割ると、結果が4096の倍数になる場合は、パーティションは正確に調整されています。この場合は、SSDのアライメントを調整する必要がないです。そうではない状況は、SSDのアライメントを調整する必要があります。

HDDをSSDにクローンし、SSDのアライメントを調整

Microsoft Windowsにはパーティションアラインメント機能がないため、4Kアラインメントツールを備えたディスクの管理ソフトウェアを使用してパーティションアラインメントを調整する必要があります。

ここでは、OSをHDDからSSDに移行できるだけでなく、ソフトウェアを再インストールせずにHDD上のすべてのデータをSSDにコピーでき、その間にSSDを最適化することができるAOMEI Partition Assistant Professionalを強くお勧めします。さらに、このソフトは、より大きなHDDからより小さなSSDへのクローン作成もサポートできます。

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注:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

方法1:クローンする中にSSDのアライメントを直接調整

手順 1. AOMEI Partition Assistantを実行します。クローンするHDDを選択して右クリックし、「ディスクをクローン」を選択します。

ディスククローン

手順 2. ポップアップウィンドウで「ディスクの高速クローン」を選択します。「セクタ単位のクローン」は、ディスクが使用されているかどうかに関係なく、ディスクのすべてのセクタをターゲットディスクにコピーするため、より多くのスペースと時間が必要になります。

ディスクの高速クローン

手順 3. SSDをターゲットスディスクとして選択します。SSDを最適化するために、「SSDの性能を最適化」をオンにする必要があります。HDDをSSDにクローンし、SSDアライメントを実行します。

ターゲットディスクとして指定

手順 4. ここでSSDのパーティションサイズを調整でき、「次へ」をクリックします。

パーティションのサイズを編集

手順 5. メインインターフェイスに戻り、「適用」>「続行」をクリックして操作を実行します。

適用

方法2:クローンし後、SSDのアライメントを調整

「ディスククローン」機能を使用するときに、「SSDの性能を最適化」をチェックするのを忘れても心配しないでください。HDDをSSDにクローンした後、「パーティションを整列」機能を使用してSSDのアライメントを調整できます。

手順 1. AOMEI Partition Assistant Professionalを開いて、クローン作成後に整列する必要があるSSDパーティションを右クリックし、「詳細処理」→「パーティションを整列」をクリックします。

パーティションを整列

手順 2. ポップアップウィンドウで、表示されたリストから4096セクタを選択し、「はい」をクリックします。

セクターを指定

    手順 3. 「適用」>「続行」をクリックして操作を実行します。

    続行

    クローンされたSSDから起動

    クローン作成した後、HDDをSSDに交換するだけで、SSDから直接起動できます。また、データを保存するためにハードディスクを保持したい場合は、BIOSに入って起動デバイスを設定する必要があります。

    手順 1. コンピュータを再起動し、最初の起動画面でEscF1F2F8、またはF10を長押しします。

    手順 2. BIOSユーティリティの「Boot」タブを選択し、複製されたSSDをリストされたデバイスの一番上に移動します。

    順序を変更する

    手順 3. 設定を保存すると、SSDから起動します。

    結語

    全てを再インストールせずに、ほんの数ステップで、HDDをSSDに簡単に複製し、SSDのアライメントを調整できます。Windows 11、10、8、7、XP、Vistaのいずれを使用していても、このクローン作成ツールはうまく機能します。また、AOMEI Partition Assistantは、他の多くのディスクの管理機能も提供します。たとえば、ハードドライブを放棄したり、他の人に渡したりする場合は、「HDDを消去」機能を使用して、データの漏洩を防ぐことができます。または、ウイルス感染、マルウェア攻撃、不適切な操作、突然の停電により、パーティションが失われる場合は、「パーティションを復元」使用して、紛失したパーティションを回復できます。

    もし、この記事が役立つなら、友達や家族と共有しましょう!また、何か質問や提案がある場合は、以下のコメント欄に入力するか、または[email protected]までご連絡ください。よろしくお願いします。

    Asher
    Asher・編集者
    Asherは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能(例えば、ディスクとパーティション管理、ディスクのクローン、バックアップ&復元、同期など)について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。