この投稿では、ベーシックディスクとダイナミックディスクの違いを説明します。ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換する方法を紹介します。グレー表示された「ダイナミックディスクに変換」オプションを修正する方法について紹介します。
Windowsで最もよく使用されるストレージタイプの一種であるベーシックディスクには、プライマリパーティションなどのパーティションが含まれています。MBRおよびGPTパーティションスタイルはもちろん、MS-DOSからWindows Server 2019までのすべてのWindows OSもサポートしています。
ストレージタイプの一種であるダイナミックディスクは、ベーシックディスクとは異なります。2つのディスク間または複数のディスク間でデータを共有できます。すべてのWindows OSでサポートされているわけではなく、Windows Server OS、Windows 10/8.1/8/7/XP/Vista、およびWindows 2000で使用できます。
ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換すると、多くのメリットが得られます。たとえば、スパンボリュームを作成して、複数のディスクにまたがるボリューム内の未割り当て領域を組み合わせることができます。ストライプボリュームを作成して読み取りと書き込みパフォーマンスを向上させることができます。ミラーボリュームを作成してデータを保護することができます。
しかし、ベーシックディスクをダイナミックディスクに変換した後に、またベーシックディスクに戻りたい場合は、その上のデータが全部なくなりますので、ご注意ください。
1. Windowsキー+Rキーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
2. diskmgmt.mscを入力し、Enterキーを押して「ディスクの管理」を開きます。
3. ダイナミックに変換するベーシックディスクを右クリックし、「ダイナミックディスクに変換」をクリックします。
4. ポップアップダイアログで、変換したいディスクであるかどうかを確認します。そうである場合は、「OK」をクリックします。
5. 「変換」をクリックして、確認事項が表示されます。「はい」をクリックして変換開始します。
1. Windowsキー+Rキーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
2. diskpartを入力して、Enterキーを押します。
3. diskpartインターフェースで、次のコマンドを入力します(各コマンド入力後Enterキーを押します)。
list disk
select disk n(nは、ダイナミックディスクに変換されるディスクの番号を示します。)
convert dynamic
exit
多くの場合、ベーシックディスクはダイナミックディスクに正常に変換できます。ただし、2TB以上のMBRディスクをダイナミックディスクに変換しようとすると、「ディスクの管理」で「ダイナミックディスクに変換」オプションがグレー表示されています。
この問題を解決するには、事前にディスクをMRBからGPTに変換する必要があります。「ディスクの管理」またはDiskpartでディスクをGPTに変換する場合は、MBRディスク上のすべてのパーティションを削除する必要があります。ここでは、強力でプロな変換ソフトAOMEI Partition Assistant Professionalを紹介します。これを使用すると、データを失うことなく、MBRディスクをGPTに制限なく変換できます。
1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。コンピュータ上のすべてのハードドライブがメインインターフェイスに表示されます。GPTディスクに変更したいベーシックディスクを右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。
2. ポップアップウィンドウで、「はい」をクリックして続行します。
3. ここでメインインターフェイスに戻り、ディスクがすでにGPTディスクに変更されていることがわかります。「適用」をクリックして操作を実行します。
上記の方法でMRBからGPTに変換して、次はAOMEI Dynamic Disk Managerでベーシックディスクをダイナミックディスクに変換する方法について紹介します。
1. AOMEI Partition Assistantを起動します。ディスクを右クリックし、「ダイナミックディスク管理者」を選択します。
2. 「ダイナミックディスク管理者」のメインインターフェイスで ベーシックディスクを選択して右クリックし、「Convert to Dynamic Disk」を選択します。
3. 次に、新しいポップアップウィンドウで、変換したいベーシックディスクにチェックをいれ、「OK」をクリックします。
4. 変更を適用する前に、まず「View Pending Operations」を選択してから、「Commit」をクリックすることができます。
AOMEI Partition Assistantは「ダイナミックディスクに変換」グレー表示の問題を解決できます。さらにWindows内蔵ツールの代わりにダイナミックディスクにも変換できます。また、ダイナミックボリュームの拡張/縮小/削除、RAIDへのドライブの追加、ダイナミックディスクからベーシックディスクへの変換などを行うことができます。
AOMEI Partition Assistantそのほかのバージョン:Windows Server 2003、2008(R2)、2011、2012(R2)、2016、2019のユーザーの場合、AOMEI Partition Assistant Server版を使用してください。また、社内の台数無制限のPC&Serverで利用可能なAOMEI Partition Assistant Unlimited版もあります。更に、AOMEI Partition Assistant Technician版を購入するIT専門家、システム管理者、技術者はクライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができます。ニーズに応じて適切なバージョンを選択しましょう~ ▶AOMEI Partition Assistant異なるバージョンの比較