Windows 10をM.2 SSDドライブにインストールする2つの方法

M.2 SSDにWindows10 OSをインストールする場合は、この記事を参照してください。この記事では、Windows OSをM.2 SSDにインストールする方法だけでなく、Windows10 OSをM.2 SSDに移行する方法も紹介します。

投稿者 @ひとみ 2024年04月30日 @ひとみ 最後の更新 2024年03月21日

実例:Windows10をM.2 SSDドライブにインストールできますか?

 

Windows10 OSの動作が非常に遅いため、Samsung EVO 960 M.2 SSDを購入し、古いハードディスクを交換しようと思っています。新しいM.2 SSDにWindowsをインストールするにはどうすればよいですか?方法を教えて頂ければありがたいです。

--あるユーザーからの質問

Windows10をM.2 SSDドライブにインストールする理由

M.2とは、コンピュータの拡張カードにおいて接続端子となる規格のことを指し、「エムドットツー」と読みます。接続端子の規格の1つに、ノートPCなどで採用されている「mSATA」がありますが、M.2はその後継として開発された規格です。「M.2 SSD」とは、「M.2規格を接続端子としたSSD」ということになり、本体への接続にはケーブルを用いず、そのままマザーボードへ差し込むスロット方式を採用しています。そのため、M.2 SSDの外観は基板がむき出しになったように見えることが特徴です。またM.2端子はmSATA端子よりも更に小型であるため、SSDそのものや採用する機器本体のコンパクト化・軽量化にも寄与しています。

M.2 SSDは、従来の2.5インチSSDやモバイル型ノートPCに採用されてきたmSATAよりも、更にコンパクトなサイズのSSDです。mSATAはカードのような形状で約30mmの幅がありますが、M.2はスティック状で幅は約22mmと、より小型化されていることがわかります。

M.2 SSDのメリットとして、インターフェイス次第でデータ転送速度を向上させられる点も挙げられます。内部インターフェイスにPCIe(PCI Express)を用いて、PCIeを効率よく制御できる「NVMe(NVM Express)」という仕組みを採用したM.2 SSDの最大転送速度は「理論上は40Gbps」と、高速なデータ転送が可能です。

結論から言うと、M.2 SSDドライブにWindowsをインストールすることはWindowsの読み込みと性能を向上させる最速の方法になります。

Windows10をM.2 SSDドライブにインストールする2つの方法

一般的に、WindowsオペレーティングシステムをM.2 SSDドライブにインストールする方法は2つあります。1つはWindows10をSSDにクリーンインストールする方法です。もう1つはWindows10をSSDドライブに直接移行する方法です。次に、これら2つの異なる方法について紹介します。

方法 1. WindowsメディアでWindowsをM.2 SSDにクリーンインストール

M.2 SSDにWindowsのクリーンインストールを実行する前に、次の準備をしてください。

インターネットに接続していること (インターネット サービス プロバイダー料金が適用される場合があります)。
コンピューター、USB、または外付けドライブに、ダウンロードに十分なデータ保存スペースが存在すること。
メディアを作成する場合は、8GB以上の空き領域がある空のUSBメモリーまたは空のDVD(およびDVD書き込み用ドライブ)。USB またはDVD上のコンテンツはすべて削除されるため、空のUSBまたはDVDを使用することをお勧めします。
ISOファイルをDVDに書き込む際、ディスク イメージ ファイルが大きすぎるというメッセージが表示された場合は、二層 (DL)DVDメディアを使用する必要があります。
インストールプロセス後にすべてが削除されるため、システム上の重要なファイルをバックアップしておいてください。

ステップ 1. 別のPC(インターネットに接続されている)にメディア作成ツールをダウンロードして、このツールを実行します。「他のPC用にインストールメディアを作る」オプションを選択し、「次へ」をクリックします。

ステップ 2. Windows 10 の言語、エディション、アーキテクチャ (64 ビットまたは 32 ビット) を選択します。

ステップ 3. 使用するメディアを選択するように求める画面が表示されます。ここでは「USB フラッシュ ドライブ」を選択します。「次へ」をクリックします。

ステップ 4. OSをM.2 SSDにインストールする必要があるコンピューターに起動可能なUSBを挿入し、BIOSの起動順序を変更して、インストールメディアから再起動します。

ステップ 5. PCがUSBドライブから正常に起動すると、Windows10は自動的にセットアップモードに入ります。言語とその他の設定を選択し、「次へ」>「今すぐインストール」をクリックします。

ステップ 6. ライセンスキーを入力するか、「プロダクトキーがありません」をクリックしてスキップし、Windowsのインストールが完了したらアクティブにします。

ステップ 7. 次に、「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細)」をクリックします。「Windowsをどこにインストールしますか」画面で、M.2 SSDドライブを選択し、「次へ」をクリックしてWindows10のインストールプロセスを開始します。

ヒント: エラーメッセージが表示された場合は、「Windowsをこのディスクにインストールできません。選択したディスクはGPTパーティションスタイルです」、このページを参照してください。

ステップ 8. 次にPCを再起動します。F2、F12、Delete、Esc キーなどを押してBIOSに入り、起動順序を変更して、M.2 SSDから起動するように設定します。

方法 2. OS移行ソフトウェアでWindowsをM.2 SSDにインストール

方法1では、事前に以前のデータをバックアップし、後でいくつかのアプリケーションまたはプログラムをもう一度ダウンロードする必要があります。それは多くの時間を要します。そこで、ここではより簡単な方法を紹介します。AOMEI Partition Assistant Professionalを使用して現在のOSをM.2 SSDに直接移行できます。システムドライブ上の元のOS、プログラム、およびデータに影響を与えることなく、Windows OSパーティションを別のディスクに移行できます。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
動作確認の目的でのみ使用される
注意事項:✎...
SSDを初期化またはGPT / MBRに変換して、M.2 SSDのパーティションスタイルをソースシステムディスクのパーティションテーブルと同じにすることをお勧めします。そうでなければ、正常に起動するために、移行後に起動モード(BIOSからUEFI、またはUEFIからBIOS)を変更する必要になります。
宛先SSDは、現在のOSパーティションの使用済み領域より大きいか又は等しい未割り当て領域を持たなければなりません。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalを起動します。そして、上部のウィザードバーにある「クローン」をクリックして、「OSをSSDに移行」を選択し、次に「次へ」をクリックしてください。 

ステップ 2. ターゲットM.2 SSDで未割り当て領域を選択し、「次へ」をクリックしてください。

ステップ 3. ここで、M.2 SSDドライブに作成されているパーティションのサイズを変更し、「次へ」をクリックしてください。

ステップ 4. OSブートに関する注意点を了承した上、「完了」をクリックしてください。

ステップ 5. メインインターフェイスに戻されます、「適用」をクリックしてください。

最後のステップは、OSの移行は完了した後、PC起動時に、特定のキー(通常はF2またはdell)を押してBIOSに入ります。そして起動順序をM.2 SSDドライブから起動に設定してください。

結語

OSの読み込み時間を短縮してPCの性能を向上させる目的で、Windows10をM.2 SSDにインストールしたい場合は、この2つの方法になります。ただし、方法2がはるかに簡単で時間の節約になるため、AOMEI Partition Assistant Professionalをお勧めします。

Windows Server 2003/2008/2012/2016/2019/2022(R2を含む)を実行している方は、AOMEI Partition Assistant Serverを試して、より高度な機能をお楽しみください。

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