「4つ対処法」リカバリDパーティションのディスク容量不足を解消!

HPパソコンであれば、コンピュータを一定期間使用した後、リカバリDパーティションのディスク容量が不足でしているという問題に遭遇する可能性があります。 そこで、今回は、リカバリパーティションの容量不足問題の実用的で簡単な解決策をいくつか紹介します。

ひとみ

投稿者:ひとみ/更新日:2023年12月19日

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質問

私はHP ENVY Dv7-7227で作業していると、約5分ごとに「Dリカバリドライブの空き領域が不足しています」というポップアップメッセージが表示されます。本当に迷惑なので、どう修正すればよいでしょうか?

-クリスからの質問

リカバリパーティションとは?

一般的に、リカバリパーティションはハードディスク上のパーティションで、システムのバックアップイメージファイルやシステムの復元ファイルを含むデータを保存します。これらのファイルを使用することで、リカバリパーティションを使用してシステムを工場出荷時の設定に戻すことができます。システムクラッシュやその他の不具合が発生した場合に使用されます。

リカバリパーティションには2種類あります。1つ目はWindowsのリカバリパーティションであり、もう1つはコンピュータメーカーのリカバリパーティションです。それらはサイズは異なりますが、同様の機能があります。

リカバリDパーティションのディスク容量不足の問題

HPのパソコンの場合、時々「ドライブRcovery(D:)のディスクの空き領域が少なくなっています。」という警告が表示されることがあります。その後、Windowsファイルエクスプローラーに移動して、Dドライブのバーが実際に赤く表示されることに気づきます。

なぜこのリカバリパーティションのディスク容量不足の警告が定期的に表示されるのでしょうか?

実際には、リカバリDパーティションは通常のパーティションよりもはるかに小さく、それにファイルを保存したり、バックアップや復元プログラムがこのリカバリDパーティションをファイルの保存先として使用すると、パーティションがすぐにいっぱいになることがあります。

したがって、この種のパーティションにはファイルを保存しないでください。また、このパーティションに置かれるべき唯一のファイルはシステムのリカバリに関連するものです。

ディスク容量不足

リカバリDパーティションのディスク容量不足4つの対処法

「Windows10のリカバリDでディスク容量が不足しています」という問題を解決する方法はありますか?この問題に関する場合、最初に思い浮かぶのは、Windowsに組み込まれた「ディスクの管理です。これを使用すると、パーティションを拡張することができます。

対処法1.リカバリDパーティションを拡張する

🍩オプションA. 「ディスクの管理」を使用する

この方法は、Dパーティションの隣接する未割り当て領域があり、パーティションがNTFSファイルシステムである場合にのみ有効です。すべての要件が満たされている場合、以下の手順に従ってください。

ステップ 1. デスクトップ上の「PC」を右クリックし、「管理」を選択します。

ステップ 2. ポップアップウィンドウの左側の「ディスクの管理」をクリックします。

ステップ 3. Dパーティションを右クリックし、「ボリュームの拡張」を選択します。

ボリュームの拡張

ステップ 4. 「ボリュームの拡張ウィザードの開始」が表示されたら、MB単位でスペースの量をカスタマイズしてください。「次へ」をクリックします。

MB単位でスペースの量をカスタマイズ

ステップ 5. その後、「完了」をクリックしてください。

完了

次に、「ディスクの管理」に戻り、Dパーティションが大きくなっているかどうかを確認してください。

📍注:要件が満たされていない場合は、ドライブをNTFSに変換するか、まずバックアップを取り、次にDドライブの隣にあるパーティションを削除して追加の未割り当て領域を取得する必要があります。

🍩オプションB. 強力なサードパーティーソフトを使用する

「ディスクの管理」を使用する場合、パーティションは隣接する未割り当て領域が存在し、パーティション自体がNTFSである場合にのみ拡張できます。多くのユーザーはこれらの制限を持たないより良い代替品を探しています。

AOMEI Partition Assistant Professional」が最適な選択肢かもしれません。組み込まれた「パーティションを拡張」を使用して、リカバリパーティションDを拡張することができます。その後、パーティションと未割り当て領域が隣接していない場合や、パーティションがFAT32である場合でも拡張プロセスを正常に実行することができます。同時に、「パーティションを結合」と「空き領域を割り当て」という機能を使用してパーティションを拡大することもできます。

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注:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ1. AOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロードしてインストールし、すべてのディスクとパーティションが表示されます。まず、リカバリDパーティションを見つけてください。

ステップ 2. AOMEI Partition Assistant Professionalを起動し、「すべてのツール」→「パーティションを拡張」ウィザードをクリックします。

パーティションを拡張

ステップ 3. 2つのオプションがあります。一つは、システムパーティションを拡張することで、もう一つは、如何なるパーティションを拡張することです。必要に応じて一つの方法を選択します。

パーティションを拡張

ステップ 4. 空き領域を取得するハードディスクを選択し(ここではEドライブを例とします)、「次へ」をクリックしてください。

空き領域を確保したいパーティションを選択

ステップ 5. スライドバーを動かしてリカバリDパーティション(ここはCドライブ)のパーティションサイズを拡大し、「次へ」をクリックします。

パーティションサイズを拡大

ステップ 6. ここでは、操作をプレビュー、確認きます。「続行」をクリックして操作を実行します。

続行

以上、拡張プロセスが開始されますので、完了するまで数秒お待ちください。

対処法2.システム保護を無効にする

システム保護は、コンピュータで行った変更を元に戻すことができるようにする機能です。変更が行われるたびに、復元ポイントが設定され、システムのクラッシュやその他の問題が発生した場合には、復元ポイントを使ってシステムを以前の状態に復元することができます。

システム保護は、コンピュータの安全性のために便利で必要な機能のように思えます。しかし、時間の経過と共に、復元ポイントのデータが回復用のDパーティション上で多くのスペースを占有し、ついにはパーティションが詰まってしまいます。システム保護をオフにすると、もう復元ポイントは作成されず、ドライブ上の既存の復元ポイントはすべて削除されるため、かなりのスペースを節約できます。

ステップ 1. 検索ボックスに「システムの詳細設定の表示」と入力し、「開く」をクリックします。

ステップ 2. 「システムの保護」の下で、Dパーティションの保護が有効か無効かを確認します。

ステップ 3. 有効の場合は、「構成」を選択し、「システムの保護を無効にする」をチェックします。

システムの保護を無効にする

ステップ 4. 「OK」をクリックして完了します。

対処法3.保護されたOSファイルを表示する

「リカバリDパーティションのディスク容量が不足している」という問題に直面した場合、このパーティション上の保護されたOSファイルの表示を試して、これらのファイルがスペースを占有しているかどうかを確認し、削除するかどうかを決めることができます。

ステップ 1. 「PC」をダブルクリックしてWindowsファイルエクスプローラーに入ります。

ステップ 2. 「表示」→「オプション」をクリックします。

ステップ 3. 「フォルダー オプション」ウィンドウで「表示」タブをクリックします。

ステップ 4. 「詳細設定」の下で、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックをして、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外します。

フォルダー オプション

ステップ 6. Dパーティションに移動して不要なファイルを削除します。

対処法4. ディスククリーンアップを実行する

ディスククリーンアップは、Microsoft Windowsによって提供される無料のプログラムで、PCのハードディスク上のディスクストレージスペースを解放するために設計されています。このプログラムは、不要なファイルをハードディスクから削除することができます。

ステップ 1. タスクバーの検索ボックスに「ディスククリーンアップ」と入力し、検索結果から「ディスク クリーンアップ」→「開く」をクリックします。

ステップ 2. クリーンアップしたいパーティションを選択し、「OK」を押してください。

ステップ 3. 削除したいファイルにチェックを入れ、「OK」を押してください。

ディスククリーンアップ

ステップ 4. 処理が完了するまで数秒お待ちください。

追加:Windowsで低ディスク容量警告を無効にする方法

リカバリパーティションのファイルを削除せずにパーティションを拡張することもない場合は、低ディスク容量警告を無効にすることを考えてみてもいいでしょう。

ステップ 1. 「Win+R」を押して、「regedit」と入力してレジストリエディタを開いてください。

ステップ 2. 「OK」をクリックして入力してください。

ステップ 3. そして、以下のパスをたどってください。

HKEY CURRENT User\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer

ステップ 4. 「NoDiskSpaceChecks」があるかどうか確認してください。なければ、右クリックして「新規」→「DWORD」とクリックし、「NoDiskSpaceChecks」と名前を付けてください。

ステップ 5. 最後に、この項目を右クリックして値を0から1に変更してください。これで警告が無効になります。

まとめ

上記の記事ではリカバリDパーティションのディスク容量不足問題の対処方法を学びました。各解決策にはそれぞれ欠点がありますが、自分のニーズに基づいて最適な解決策を選んでください。個人的には、対処法1オプション2のツールである「AOMEI Partition Assistant Professional」がおすすめです。ユーザーフレンドリーなインターフェースと使いやすいツールが特徴で、このソフトを使うと数ステップでタスクを完了することができます。

パーティションの拡張以外にも、このソフトはパーティションの削除やパーティションの分割など、他の機能もサポートしています。Windows Serverで使用する場合は、「AOMEI Partition Assistant Server」に切り替えてください。

ひとみ
ひとみ・編集者
ひとみは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などの記事もたくさん持っています。分かりやすく、手順が追いやすい文章を心がけ、ユーザーがトラブルをスムーズに解決できるように工夫しています。専門用語を適切に解説し、異なる知識レベルの読者にも理解しやすい文章を心がけています。信頼性の高い情報を見極め、最新のトレンドやテクノロジー動向にも常に注意を払っています。