無料で簡単！パーティションをディスクの先頭に移動する2つの方法

ディスクの先頭にパーティションを移動する場合

時々、システムパーティション（C：）がディスクの最初にないことがあります。その代わりに、データパーティションや未割り当ての領域が最初にあることがあります。したがって、ブートパーティションをディスクの先頭に移動する必要があります。

正直に言うと、システムパーティションやブートパーティションを移動するのはあまりお勧めできません。ブートファイルやbootmgrを含むパーティションは、ハードドライブの先頭にあるべきです。そうでないと、コンピューターが起動しなくなる可能性があります。

それでも移動したい場合や、移動するパーティションが回復パーティションや他の安全なパーティションである場合は、以下の詳細な手順を参照してください。その前に、システムバックアップを作成することを忘れないでください。ブートパーティションの位置を変更すると、コンピューターが正常に起動しない可能性があります。

パーティションをドライブの先頭に移動する方法

2つの方法が用意されており、必要に応じて選択できます。

▶最も安全な方法－Windowsを新規インストールする

オペレーティングシステムを新規インストールすると、システムパーティションはディスクの最初に配置されます。ただし、元のオペレーティングシステムは削除され、バックアップがない場合はそのデータが失われます。すでにバックアップがある場合は、以下の手順を確認してください。ここでは、Windows 10を例にして、オペレーティングシステムの再インストールする手順を説明します。

パート1．起動可能なUSBドライブを作成する

ステップ 1. USB（32bitの場合は少なくとも4GB、64bitの場合は少なくとも8GB）を用意します。Windows 10メディア作成ツールをダウンロードして起動します。

ステップ 2. 「他のPC用にインストールメディアを作る」を選択して「次へ」ボタンを押します。

ステップ 3. 「言語、アーキテクチャ、エディションの選択」画面でインストールメディア（ブータブルUSB）の「言語」、「エディション」、「アーキテクチャ」を選択します。

ステップ 4. インストール用のメディアを選びます。ここでは「USBフラッシュドライブ」を選択して「次へ」ボタンを押します。

ステップ 5. 次の画面で、書き込み可能なリムーバブルドライブが一覧表示され、保存先として適切なドライブを選択して「次へ」ボタンを押します。

ステップ 6. ダウンロードが始まり、メディアが作成されます。「USBフラッシュドライブの準備ができました」と表示されたら、「完了」をクリックしてWindows 10インストールメディアの作成を終了します。

パート2．オペレーティングシステムを新規インストールする

ステップ 1. USBフラッシュドライブをPCに接続します。

ステップ 2. コンピュータを起動し、BIOS画面が表示されるまですぐにBIOSキー（メーカーによってF2、Del、F10、またはF12）を押し続けます。

ステップ 3. BIOS設定で、「Boot Manager」に移動し、インストールUSBを最初の起動デバイスに設定します。

ステップ 4. 設定を保存してBIOSを終了します。次に、PCはWindows 10のインストールメディアから起動します。

ステップ 5. コンピュータが再起動すると、自動的にWindowsのセットアップに入ります。そこで、言語やその他の設定を入力し、「次へ」をクリックして続行します。

ステップ 6. 次に、「今すぐインストール」をクリックします。「Windowsのライセンス認証」で、プロダクトキーを入力するか、「プロダクトキーがありません」をクリックしてスキップします。

ステップ 7. 新しいウィンドウで、「カスタム：Windowsのみをインストールする」を選択します。

ステップ 5. Windowをインストールするドライブを選択し、「新規」をクリックしてから「次へ」をクリックします。インストールが完了するのを待ちます。

▶最も簡単な方法－パーティション管理フリーソフトを使う

Windowsを新規インストールするのは複雑だと思っている方に、AOMEI Partition Assistantというパーティション管理フリーソフトをおすすめします。このソフトは、パーティションの移動や拡張、不要なパーティションの削除など、さまざまな操作ができます。また、拡張ボリュームが無効になっている場合や、Diskpartでボリュームが表示されない、「sfc /scannow」が進まないなどの問題も解決できます。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。次に、すべてのディスクとパーティションがインターフェイスに表示されます。十分な空き容量のあるパーティション（ここではDドライブ）を右クリックして、「パーティションをリサイズ／移動」を選択します。

ステップ 2. ポップアップウィンドウで、右にドラッグしてパーティションを縮小します。次に、「はい」をクリックします。

ステップ 3. 「未割り当て」領域を右クリックして「パーティションを作成」を選択します。ポップアップウィンドウで、新しいパーティションのサイズや位置などを編集してから、「はい」をクリックしてメイン画面に戻ります。

ステップ 4. ディスクの先頭にあるパーティション（例えば回復パーティション）を右クリックし、「パーティションをクローン」を選択します。クローン先のパーティション（この前作った新しいパーティション）を選択して、確認します。

ステップ 5. ツールバーの「適用」をクリックし、「続行」をクリックます。

これで、ディスクの先頭にあるパーティションを後ろのパーティションにクローンしました。最後は、先頭にあるパーティションを右クリックし、「パーティションを削除」を選択します。

ヒント：ディスクの先頭にあるパーティションを別のディスクに移動することも可能です。もちろん、回復パーティションを削除するのも可能です。詳しくはこちらの記事へ：Windows10で回復パーティションを移動する方法

まとめ

コンピュータが正常に動いているときに、システムパーティションをディスクの先頭に移動するのはあまりおすすめできません。起動しなくなる可能性があります。実行する前に慎重に考えることが大切です。どうしても実行したいなら、必ずバックアップを取ってください。新しいコンピュータなら、クリーンインストールが可能で、問題は起きません。それ以外の場合は、AOMEI Partition Assistantというパーティションマネージャーを使ってみると良いでしょう。