【無料】USBメモリーがフォーマットできない時の対処法

WindowsがUSBメモリーをフォーマットできない場合は、この記事では、USBメモリーがフォーマットできない原因だけでなく、ディスクの管理、コマンドプロンプト、第三者のソフトを使用して、USBドライブをフォーマットする方法を紹介します。

ひとみ

投稿者:ひとみ/更新日:2024年10月23日

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USBメモリーがフォーマットできないエラーに関する

フォーマットとはパソコン用語で「記憶媒体(ここではUSBメモリ)のデータを初期化する」という意味です。つまり、データが格納されているUSBやHDDの記録媒体をフォーマットすると、記録されていたデータはすべて消えてしまい、記録媒体を最初の状態に戻ります。

一般的に、WindowsはUSBメモリーを簡単にフォーマットできます。でも、フォーマットできないことがよくあり、しかもさまざまなエラーメッセージが表示されます。現在使用しているオペレーティングシステム(Windows 11、10、8、7、Vista、XP)によっては、メッセージが異なる場合があります。以下は、WindowsでUSBをフォーマットできないいくつかの典型的なエラーです。

メディアは書き込み禁止になっているため、操作は完了しませんでした。

ディスクが書き込み禁止になっている

Windowsはフォーマットを完了できませんでした。

エラーメッセージ

フォーマットを正常に完了できませんでした。

RAWパーティションになってしまった

USBメモリーがフォーマットできない原因

上記のように、フォーマットができないプロンプトはそれぞれ異なるため、WindowsがUSBドライブをフォーマットできない理由もそれぞれ異なります。何が原因でUSBのフォーマットが成功しないのでしょうか?主な理由を挙げてみましたので、参考にしてください。

  • 物理的な故障:USBメモリー自体が壊れている可能性がある。
  • ウイルス感染:デバイスがウイルスに感染している場合、正常に動作しないことがある。
  • ファイルシステムの破損:デバイスのファイルシステムが何らかの原因で破損している。
  • 書き込み保護:USBメモリーに書き込み保護がかかっている可能性。

USBメモリーがフォーマットできない時の対処法

USBメモリー(USBフラッシュドライブ、外付けHDD、SDカード、ペンドライブなど)をフォーマットできない場合は、心配しないでください。次は、対処法を述べます。ご希望に応じて、選択してフォーマットできない問題を解決しましょう。

注意:フォーマットは全てのデータが失うことになりますから、実行する前に、大切なデータをバックアップしたほうがいいと思います。

方法1. ディスクの管理でUSBメモリーをフォーマットする

Windowsに搭載されている「ディスクの管理」ツールを使うのが、まず最初に試した方法です。このツールを使えば、USBメモリーのフォーマットやパーティションの削除・再作成が簡単にできます。

手順 1. デスクトップの「コンピューター」または「PC」を右クリックして「管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」を選択します。あるいは、「Windows+R」キーを押し、「diskmgmt.msc」と入力し、「はい」をクリックします。

Diskmgmt.msc

手順 2. フォーマットするUSBメモリーを右クリックして、「フォーマット」を選択します。

フォーマット

手順 3. ファイルシステムを選択し、「OK」をクリックします。

ファイルシステムを選択

方法2. コマンドプロンプトでUSBメモリーをフォーマットする

ディスクの管理でUSBメモリーをフォーマットできない場合は、コマンドプロンプトを使用できます。以下の手順に従って、USBドライブをフォーマットできるかどうかを試してみてください。

手順 1. 「スタート」ボタンをクリックし、「検索」ボックスに「cmd」と入力して「Enter」を押すと、ポップアップのコマンドプロンプトアイコンが表示されるので、それを右クリックして「管理者として実行」を選択します。

手順 2. 次は、以下のコマンドを入力して、それぞれの後に「Enter」を押します。

diskpart(プログラムを起動します。)
list disk(コンピュータ上のすべてのディスクがリストされます。)
select disk 3(3は、USBメモリーのドライブ文字を指します。)
clean(USBメモリー中のデータを全部削除します。)
create partition primary(新しいパーティションを作成します。)
format fs=ntfs quick(USBメモリをNTFSにフォーマットします。)

バックアップソフト

注意:USBドライブが書き込み禁止になっている場合は、「clean」コマンドの前に「attributes disk clear readonly」コマンドを追加して、書き込み禁止を解除してからフォーマットします。

方法3. USBメモリーの不良セクタをチェックして修正する

不良セクタとは、セクタが破損していて読み書きできないことを意味し、フォーマットプロセスが中断される可能性があります。不良セクタをチェックして修復するには、CHKDSK.exeツールを使用できます。

手順 1. 同じ方法でCMDを開きます。

手順 2. ウィンドウに「chkdsk g: /f /r /x」と入力し、Enterキーを押してコマンドを実行します(gをUSBメモリーのドライブ文字に置き換えることができます)。

  不良セクタをチェックして修正

方法4. AOMEI Partition AssistantでUSBメモリーをフォーマットする

もし、上記の方法で解決できない場合、無料のサードパーティツールを試すのも一つの方法です。AOMEI Partition Assistant Standardという名前の無料のパーティションマネージャーを使うことができます。この無料ソフトウェアは、Windows 11/10/8/7のすべてのバージョン(32ビットおよび64ビット)に適しています。書き込み保護されているか、ファイルシステムが破損しているので、WindowsがUSBドライブをフォーマットできない場合は、このツールを試すことができます。

次に、無料のソフトウェアをダウンロードしてインストールし、手順に従ってUSBドライブをフォーマットします。

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手順 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。USBドライブを右クリックして「パーティションをフォーマット」を選択します。

パーティションをフォーマット

手順 2. ファイルシステムを選択して「はい」をクリックします。

フォーマット

手順 3. 次は、「適用」をクリックしてから「続行」をクリックします。

続行

注:32GBを超えるため、WindowsがUSBをFAT32にフォーマットできない場合、Windows内蔵ツールの制限を脱し、大容量ハードディスクを簡単にFAT32にフォーマットできるこの無料パーティションマネージャーも利用できます。

さらに、AOMEI Partition Assistantは不良セクタをクリアするのにも役立ちます。

パーティションをチェック

もしハードディスクを誤ってフォーマットしてしまい、重要なデータを失うと、大変になります。フォーマット後のデータを復元したい場合は、AOMEI Partition Assistant Professionalにアップグレードしてその「データ復元」機能を使用することができます。

データ復元

方法5. レジストリエディタでUSBメモリーの書き込み禁止を解除する

USBメモリが書き込み禁止になってフォーマットできない場合は、関連コマンドを使って書き込み保護を削除するほか、レジストリエディタ(Regedit.exe)を使って書き込み禁止を簡単に解除することもできます。手順は以下のとおりです。

手順 1. 「Windows」+「R」キーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」に「regedit」と入力し、「Enter」キーを押して「レジストリエディター」を開きます。

レジストリを編集

手順 2. 左側のフォルダツリーを「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SYSTEM」→「CurrentControlSet」→「Control」→「StorageDevicePolicies」の順に展開します。

新規のキー

手順 3. フォルダの右側にある「WriteProtect」をダブルクリックし、「値のデータ」を「1」から「0」に変更して「OK」をクリックします(※「値のデータ」を「1」に設定すると、USBメモリが書き込み禁止となります)。

値を変更

これで、USBメモリの書き込み禁止が解除されるはずです。

まとめ

USBメモリーがフォーマットできない問題に直面した場合、まずはWindowsのディスク管理やコマンドプロンプトを試し、それでも解決できない場合は、無料のサードパーティツールを使うのがおすすめです。AOMEI Partition Assistantを安心にダウンロードして試してみましょう。

また、OSをSDDへの移行、アプリを2つのパーティション間での移行、論理ドライブとプライマリパーティションの間での変換などの高度な機能を利用したいなら、AOMEI Partition Assistant Professionalにアップグレードしてください。

よくある質問

USBメモリーに書き込み禁止がかかっているか確認する方法は?

USBメモリーに書き込み禁止がかかっている場合、次の方法で確認できます:

  1. ハードウェアスイッチの確認:一部のUSBメモリーには物理的な書き込み禁止スイッチがあり、それが有効になっている場合はフォーマットができません。スイッチを解除して再試行してください。
  2. コマンドプロンプトの確認:管理者権限でコマンドプロンプトを開き、diskpartを使ってディスクの状態を確認します。attributes diskコマンドを入力すると、書き込み保護の状態を確認できます。

FAT32、exFAT、NTFSのどのファイルシステムでフォーマットすればいいですか?

USBメモリーをフォーマットする際に使用するファイルシステムは、用途によって異なります:

  • FAT32:古いシステムや機器と互換性が高いですが、4GB以上のファイルを扱えません。
  • exFAT:FAT32の制限を克服し、4GB以上のファイルにも対応しています。最新のシステムやデバイスとの互換性が高いです。
  • NTFS:高機能で、Windows向けの機能が豊富ですが、一部のデバイスでは対応していないことがあります。

 USBメモリをコマンドプロンプトで強制フォーマットするには?

コマンドプロンプトでフォーマットする手順

  1. 「コマンドプロンプト」を管理者権限で開きます。
  2. コマンド「format ドライブ名: /fs:ファイルシステム 」(例: format E: /fs:ntfs )を入力して実行します。
  3. 「Enter」キーを押してフォーマットを開始します。
ひとみ
ひとみ・編集者
ひとみは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などの記事もたくさん持っています。分かりやすく、手順が追いやすい文章を心がけ、ユーザーがトラブルをスムーズに解決できるように工夫しています。専門用語を適切に解説し、異なる知識レベルの読者にも理解しやすい文章を心がけています。信頼性の高い情報を見極め、最新のトレンドやテクノロジー動向にも常に注意を払っています。