Windows Serverパーティション容量の制限を解除する方法
パーティションとディスクの容量制限はあるのを知りますか?その制限の解除方法知りませんか?この記事では、Windows Serverのパーティション&ハードディスク容量の制限を安全に解除する方法について紹介します。
Windows Serverのパーティションは32GBしか表示しない
Windows Server 2012の「ディスクの管理」で64GBのフラッシュドライブを再フォーマットしようとしましたが、FAT32に再フォーマットした後、32GBしか表示されません。「ディスクの管理」に別の未割り当て領域(約27GB)があることがわかりますが、32GBのFAT32パーティションに追加できません。なぜこの状況になってしまいましたか?そして、残りの容量にはどうすればよいですか?
Windows Server 2012のパーティションサイズについて
Windows Server 2012では、HDDパーティションのサイズに関係なく、パーティションが常に32GB未満である場合があります。これはWindows Server 2012のボリュームサイズ制限、正確にはFAT32パーティションサイズ制限に関連しています。FAT32(File Allocation Table 32)は、FATファイルシステムの最も一般的なファイルシステムであり、互換性が高いため、Windows Server 2012を含む多くのOSで広く使用されています。ただし、FAT32のボリューム制限は2TBですが、Windows OSの「ディスクの管理」で32GBまでになっています。
つまり、ハードディスクのサイズが最大パーティションサイズを超えると、FAT32パーティションとしてフォーマットできなくなります。Windowsネイティブツール(DiskPart、ディスクの管理、またはWindowsファイルエクスプローラー)を使用すると、FAT32にフォーマットできる最大のパーティションサイズは32GBです。32GB以上の場合は、サードパーティソフトが必要になります。
Windows Server パーティション容量の制限を解除する方法
FAT32とは別、NTFSという新しくより高度なファイルシステムがあります。FAT32と比較して、より大きなハードディスクパーティションサイズをサポートできます。NTFSファイルシステムにはパーティションサイズの制限はありません。
FAT32をNTFSに変換することで、Windowsボリュームサイズの制限を解除することができます。Windowsのデータを損傷することなく変換できる2つの方法があります。
方法1.無料サードパーティソフトで変換する
データの安全を考慮し、AOMEI Partition Assistant Serverをお勧めします。Windows Server OSのデータを失うことなくFAT32とNTFSの間でファイルシステムを変更できます。
1. NTFSに変換したいFAT32パーティションを選択してパーティションを右クリック->「変換」->「 NTFSパーティションに変換」をクリックします。
2. ポップアップウィンドウで、「FAT32 to NTFS」を選択して、「次へ」をクリックします。
3. FAT32パーティションを選択し、「次へ」をクリックします。
4. ここで保留中の操作を表示できます。「続行」をクリックして確認します。
方法2.コマンドプロンプトで変換する
コマンドプロンプトは、Windows OSで非常に便利なアプリケーションです。コマンドプロンプトを使用して、Windows Server 2012のFAT32容量制限を解除できます。
1. 「Winキー+Rキー」を押して「ファイル名を指定して実行」ボックスを開き、検索ボックスに「cmd」と入力してEnterキーを押します。
2. コマンドプロンプトで「convert N:/fs:ntfs」と入力し、Enterキーを押します。(Nは変換したいFAT32パーティションの番号です。)
この操作は元に戻せないことに注意してください。FAT32を再フォーマットしない限り、コマンドプロンプトでFAT32に戻すことはできません。
Windows Server 2012のHDDサイズ制限
上記では、Windows Server 2012のパーティションサイズの制限を解除する方法について説明しました。次に、ハードディスクサイズの制限について説明します。パーティションサイズの制限はFAT32およびNTFSファイルシステムに関するものであり、ディスクサイズの制限はMBRおよびGPTパーティションスタイルに関するものです。
MBRは最大2TBのHDDをサポートしています。つまり、3TBのハードディスクをMBRに初期化した場合、使用できるストレージスペースは2TBのみであり、残りのスペースはディスクの管理で未割り当て領域として表示されます。新しいパーティションの作成や別の既存のパーティションの拡張には使用できません。この場合、ディスクサイズの制限を解除にはGPTに変換する必要があります。
MBRからGPTへ変換するには、「ディスクの管理」と「Diskpart」を使用できますが、どちらも変換する前にMBRディスク上のすべてのパーティションを削除する必要があります。もちろん、それは内部のすべてのデータを消去します。ディスク上のすべてのデータを失いたくない場合は、AOMEI Partition Assistant Serverも役立ちます。データを失ったりパーティションを削除したりすることなく、MBRをGPTに変換できます。
1. AOMEI Partition Assistantを起動した後、変換したいデータディスクを右クリックして、ドロップダウンメニューから「GPTディスクに変換」を選択します。
2. 変換操作を確認した後、「はい」をクリックしてください。
3. ツールバーの「適用」をクリックして変換を実行します。
結語
AOMEI Partition Assistantは上記のHDD容量制限を解除する方法に加えて、OSをSSDに移行、NTFSシステムドライブを再起動せずに拡張、パーティションをクローン、MBRディスクをGPTにクローンするなどの機能もあります。
AOMEI Partition Assistantそのほかのバージョン:また、社内の台数無制限のPC&Serverで利用可能なAOMEI Partition Assistant Unlimited版もあります。更に、AOMEI Partition Assistant Technician版を購入するIT専門家、システム管理者、技術者はクライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができます。ニーズに応じて適切なバージョンを選択しましょう~ ▶AOMEI Partition Assistant異なるバージョンの比較