書き込み禁止のUSBを簡単にフォーマットできる無料ツール

USBメモリが書き込み禁止または書き込み保護の状態になると、USBメモリをフォーマットしようとすると、一般的には「このディスクは書き込み禁止になっています。」というエラーメッセージが表示されます。この記事では、書き込み禁止になったUSBメモリのフォーマットできる最高の書き込み禁止のUSBフォーマットツールを皆さんに紹介します。

ひとみ

投稿者:ひとみ/更新日:2023年10月13日

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書き込み禁止のUSBをフォーマットしたい

 

書き込み保護のかかったUSBメモリをどのようにフォーマットすべきか?

こんにちは、私はHPのUSBメモリをフォーマットしようとすると、「ディスクは書き込み禁止になっています。」というエラーメッセージが表示されます。フォーマットが100%完了した後に、「メディアの書き込みが禁止されているため、書き込みできません。」というメッセージが再び表示されます。HP製の書き込み禁止のUSBメモリをフォーマットする方法は何でしょうか?また、プロなHP書き込み保護解除ツールがありますか?専門家のアドバイスをお待ちしております。

-ユーザーの質問

 

このディスクは書き込み禁止になっています

書き込み禁止のUSBをフォーマットできる2つのツール

上記のシナリオから、通常の方法ではUSBメモリの書き込み禁止を解除し、フォーマットすることはできないことが明らかです。代わりに、以下のおすすめツールを試すことができます。「Diskpart」と「AOMEI Partition Assistant Standard」です。

1.Diskpartを使用する

「スタート」ボタンをクリックし、「検索」ボックスに「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを右クリックして「管理者として実行」を選択してプログラムを起動します。次に、以下のコマンドを順に入力し、それぞれのコマンド入力後に「Enter」キーを押します。

diskpart
list disk(すべてのコンピューター上のディスクを表示する)
select disk #(書き込み禁止の解除を行いたいUSBメモリを選択する)
attributes disk clear readonly(USBメモリの書き込み禁止を解除する)
clean(ディスクの内容を消去する)
create partition primary(プライマリパーティションを作成する)
format fs=ntfs quick(ハードディスクをNTFSファイルシステムにフォーマットする)
exit

コマンド

注意:この書き込み禁止解除ツールは、USBメモリが「Diskpart」によって読み取り専用モードに設定された場合にのみ動作します。USBメモリが書き込み禁止されている状態でない限り、このツールは利用できません。

2.無料のパーティションマネージャーを使用する

USBメモリが書き込み禁止されている原因がファイルシステムの破損である場合、「AOMEI Partition Assistant Standard」を使用してUSBメモリをフォーマットすることができます。これはWindows 11/10/8/7/XP/Vista向けの無料で強力なパーティションフォーマットツールで、RAW形式のUSBもフォーマットできます。

書き込み禁止のUSBを簡単にフォーマットできる無料ツール | AOMEI PA Standard

3つのステップで書き込み禁止されたUSBメモリをフォーマットします。ほとんどのUSBブランドに対応しており、Kingston、Patriot、HP、SanDiskなどをサポートしています。この無料ツールをダウンロードして、USBメモリをフォーマットしましょう。

無料ダウンロードWin 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Standardをダウンロード、インストール、起動します。USBメモリの領域を右クリックし、「パーティションをフォーマット」を選択します。

パーティションのフォーマット

ステップ 2. ポップアップウィンドウで「パーティションラベル」を編集してUSBメモリに名前を付けたり、ファイルシステムを変更したりできます。USBメモリはデフォルトでFAT32ファイルシステム(互換性高い)にフォーマットされます。「はい」をクリックして続行します。

フォーマット形式

ステップ 3. 変更を保存するには、「適用」をクリックします。

適用

おまけ:USBの書き込み禁止を解除する方法

上記の方法で期待通りにUSBメモリをフォーマットできない場合、USBメモリがウイルス攻撃、ファイルシステムエラー、Windowsレジストリキーの誤設定など、他の原因によって読み取り専用モードに設定されている可能性があります。このような場合、異なる対処法を取り、書き込み禁止を解除しUSBメモリをフォーマットする必要があります。

まず、潜在的なウイルスをクリアするためにウイルス対策ソフトウェアを実行できます。もしUSBメモリがまだ書き込み禁止である場合は、以下の手順を試してみてください。

方法1.ファイルエクスプローラを使用する

USBメモリがファイルシステムエラーによって書き込み禁止されている場合、まず「ファイルエクスプローラ」を開き、書き込み禁止されたUSBメモリを右クリックして、「プロパティ」を選択します。ポップアップするプロパティウィンドウで、「ツール」タブをクリックし、その後「チェック」をクリックします。これにより、ファイルシステムエラーのスキャンが実行され、エラーが検出された場合、それらを修正するかどうかを決定できます。

チェック

方法2.レジストリエディターを使用する

Windowsレジストリキーの誤設定によって引き起こされたUSBの書き込み禁止を解除するには、以下の手順に従います。

★注:しかし、レジストリはシステムで使われている設定情報が保存されている場所なので、間違った編集を行ってしまうとパソコンの動作がおかしくなることがあるほか、最悪の場合はパソコンが起動しなくなってしまう可能性もあります。そのため、レジストリの編集を行う前にバックアップを作成し、編集は慎重に行いましょう。

ステップ 1. 「Windows」キーとRキーを同時に押し、「ファイル名を指定して実行」に「regedit」と入力し、「Enter」キーを押すか「OK」ボタンをクリックして「レジストリエディター」を開きます。

レジストリを編集

ステップ 2. レジストリエディタウィンドウで、左側のパネルを展開し、以下のパスに移動します。

Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\StorageDevicePolicies

ステップ 3. フォルダの右側にある「WriteProtect」をダブルクリックするか、右クリックメニューにある「修正」をクリックして「値の編集」(または「文字例の編集」)ウィンドウを開きます。「値のデータ」を「1」から「0」に変更して「OK」をクリックします。※「値のデータ」を「1」に設定すると、USBメモリが書き込み禁止となります。

書き込み禁止の値の変更

USBメモリは通常の状態に戻り、読み書きが可能になります。その後、「ファイルエクスプローラ」または「ディスクの管理」にアクセスし、USBメモリを右クリックし、「フォーマット」オプションを選択し、ガイドに従ってUSBメモリをフォーマットできます。

まとめ

上記の内容を読んだら、適切な書き込み禁止のUSBをフォーマットツールをデータの重要性やシステム要件に基づいて選択します。「Diskpart」と無料のパーティションフォーマットツールである「AOMEI Partition Assistant Standard」を使用して書き込み禁止のUSBをフォーマットすることができます。それ以外の場合、2つのUSBの書き込み禁止を解除できる方法も紹介しました。

AOMEI Partition AssistantはUSBの書き込み禁止を解除しフォーマットするだけではなく、さまざまな機能を提供する多目的なツールです。例えば、失われたパーティションの復元、ハードディスクの消去、MBRの再構築などの機能があります。

Pro版にアップグレードすることにより、SSDの最適化も可能となり、読み書きパフォーマンスを向上させることができます。また、Windows Server環境でハードディスクのフォーマットやディスクパーティションの管理が必要な場合、AOMEI Partition Assistant Serverを試してみてください。

ひとみ
ひとみ・編集者
ひとみは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などの記事もたくさん持っています。分かりやすく、手順が追いやすい文章を心がけ、ユーザーがトラブルをスムーズに解決できるように工夫しています。専門用語を適切に解説し、異なる知識レベルの読者にも理解しやすい文章を心がけています。信頼性の高い情報を見極め、最新のトレンドやテクノロジー動向にも常に注意を払っています。