回復パーティションをUSBにコピーする2つの方法

PCの容量を節約したい、または単に回復パーティションファイルをバックアップしたい場合、回復パーティションをUSBまたは他のドライブにコピーする必要があります。ここでは、2種類のツールでそれを行う詳細なガイドを見ることができます。

投稿者 @Akira 2024年05月29日 @Akira 最後の更新 2023年06月08日

実例:回復パーティションをUSBにコピーできますか?

 

新しいパソコンを購入したところ、450MBの大きな回復パーティションがあることがわかりました。この回復パーティションをUSBにコピーして、必要なときにいつでも使えるようにしたいのですが、どうすればよいでしょうか?

- あるユーザーからの質問

回復パーティションとは

回復パーティションとは、パソコンを出荷時や特定の状態に戻すバックアップデータと、元に戻すプログラムが保存された専用のパーティションです。通常、新しいパソコンに付属していたり、Windowsを初めてインストールしたときに、このパーティションが作成されます。

回復パーティションには2種類あります。一つはWindowsの回復パーティションで、もう一つはPCメーカーの回復パーティションです。大きさは違いますが、機能は同じです。

回復パーティションをUSBにコピーする原因

回復パーティションをUSBにコピーする目的は、主に3つあります。

1. PCのHDDの空き容量を増やします。

回復パーティションは元のPCの状態のイメージのみを保持しますが、容量が小さいディスクの場合、数GBのスペースも重要です。回復パーティションをUSBにクローンするなら、この余分の容量を使用して他のパーティションを拡張できます。回復パーティションの削除は1つの未割り当て領域を生成できます。そしてこの未割り当て領域をCドライブに移動してシステム容量を拡大できます。

2. 回復パーティションのデータをバックアップします。

回復パーティションをUSBにクローンするもう一つの理由は、回復パーティションファイルをバックアップすることです。

時々、システムが起動できなくなったり、ディスクが物理的な損傷を受けたりして、使えなくなることがあります。この場合、あらかじめ回復パーティションを別の外付けHDDにコピーしておけば、そのドライブをパソコンに接続して、システムを工場出荷状態にすることができます。

3. 起動可能なUSBを作成します。

あらかじめ回復パーティションから起動可能なUSBを作成しておくと、OSクラッシュ時にシステムの復元を行うことができます。また、起動可能なUSBは、HDDを交換する際にも役立ちます。

回復パーティションをUSBにコピーする方法

ここでは、回復パーティションをUSBにコピーする2つの方法を提供します。必要に応じて、これらの方法のいずれかを選択します。

方法 1. Windowsツールで回復パーティションをUSBにコピーする

Windowsには「回復ドライブの作成」機能が標準搭載されています。回復パーティションをUSBにコピーする方法は以下の通りです:

1. 「スタート」ボタンの横にある検索ボックスに「回復ドライブの作成」と入力し、検索結果の一覧から「回復ドライブの作成」を選択します。

2. ツールが開いたら、「システム ファイルを回復ドライブにバックアップします」が選択されていることを確認して、「次へ」を選択します。

3. USBドライブをPCに接続し、そのドライブを選択して、「次へ」を選択します。

4. 「作成」を選択すると、回復パーティションをUSBにコピーする処理が開始されます。

注:回復パーティションを削除して空き容量を確保したい場合は、次の手順を続けてください。

5. 処理が完了したら、「回復パーティションを削除します」を選択して、回復パーティションをPCから削除してください。

方法 2. サードパーティソフトで回復パーティションをUSBにコピーする

Windowsツールで回復パーティションをUSBにコピーできます。しかし、時には「ドライブは有効なバックアップの場所ではありません」というエラーが発生する場合があります。

幸いにも、強力なディスク管理ツールAOMEI Partition Assistant Professionalを使って、回復パーティションをUSBにクローンすることができます。このソフトウェアで、上記の問題を避けることができます。回復パーティションをUSBにコピーできるだけでなく、ハードディスクのクローン、SSD/HDDへのOSのクローン、USBドライブのパーティション分割なども可能です。

次は、回復パーティションをUSBにコピーする方法です:

事前の準備:
開始する前に、USBドライブに未割り当ての領域があることを確認してください。ない場合は、別のパーティションを削除または縮小して作成してください。パーティションを削除してしまうと、データが消えてしまうので、まずはバックアップをとってください。
AOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロードします。そして、Windowsパソコンにインストールします。準備したUSBをパソコンに接続します。その後、次の手順に従ってください。
Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
動作確認の目的でのみ使用される

1. AOMEI Partition Assistantを起動します。回復パーティションを右クリックして「パーティションをクローン」を選択します。

2. 1つのクローン方法を選択して、「次へ」をクリックしてください。

パーティションの高速クローン:パーティションの使用済み領域のみをクローンし、クローン処理中のパーティションのサイズ変更をサポートします。容量を節約できるし、セクタ単位のクローンより高速だし、ここでお勧めします。
セクタ単位のクローン:使用されているかどうかにかかわらず、パーティションのすべてのセクタを別のディスクにクローンします。この操作により多くの時間がかかるので、ターゲットディスクの容量がソースパーティションより大きいことも必要です。

3. 新しいウィンドウで、USBドライブをターゲット場所としてとして選択します。「次へ」をクリックします。

ヒント:ターゲットディスクはSSDの場合は、「SSDの性能を最適化」というオプションにチェックを入れることをお勧めします。これでSSDのパーティションを整列し、パフォーマンスを向上させます。

4. この画面でターゲットディスク上のパーティションのサイズを変更できます。または、後でAOMEI Partition Assistantでディスクを再分割することもできます。

5. メインインターフェイスに戻り、表示される結果を確認して、問題がなければ、左上の[適用]→[続行]をクリックして、回復パーティションをクローンします。少々お待ちください。

回復パーティションに代わる方法 - OSをバックアップする

さまざまな理由により、PCを以前の正常な状態に復元しようとすると、回復パーティションが機能しない場合があります。幸い、AOMEI PartitionAssistantを使用すると、バックアップのためにオペレーティングシステムを別のディスクに移行できるため、システムエラーが発生した場合でも、オペレーティングシステムを再起動して再インストールする代わりに、システムを復元できます。

まとめ

ここまでで、回復パーティションをUSBに安全にコピーする方法をご理解いただけたと思います。Windowsの内蔵ツールは回復ドライブを作成して回復パーティションをUSBに転送するのに役立ちますが、「ドライブは有効なバックアップの場所ではありません」というエラーに遭遇する可能性があります。

AOMEI Partition AssistantはWindows 11、10、8、7で回復パーティションをUSBに転送するために使用することができ、また、ディスク管理のためのより多くの機能を持っています。例えば、MBRディスクからGPTディスクへの変換、SSDの安全消去、NTFSからFAT32への変換などです。ぜひダウンロードして試してみましょう~