デスクトップからフォルダが消えた!ゴミ箱にもないときの対処法

デスクトップのフォルダが消えてゴミ箱にもないとき、最初は驚いてしまうかもしれませんが、慌てる必要はありません。この記事では、デスクトップから消えたフォルダを復元するための具体的な対処法を紹介します。ゴミ箱に削除した・消えたフォルダが見当たらない場合でも、復旧方法もあります。

ひとみ

更新者: ひとみ / 2024年11月11日

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デスクトップに大事なフォルダやファイルがあると、毎日の作業がとても便利になりますよね。しかし、ある日ふと気づくと、そのフォルダがデスクトップから消えている…。そんな経験はありませんか?しかも、ゴミ箱にも見当たらないとなると、焦りが募ります。

今回は、デスクトップからフォルダが消えたときに試すべき対処法について、ステップごとに解説していきます。操作を行う前に冷静になり、正しい手順を踏むことで、消えたデータを復旧できる可能性が高まります。さっそく、対処法をチェックしていきましょう。

デスクトップからフォルダが消えた原因

デスクトップからフォルダが消えてしまう原因には、いくつかの可能性があるようです。

1. 誤操作による削除

意図せずフォルダを削除してしまうことはよくあります。特に「Shift + Delete」キーで削除すると、ゴミ箱を経由せず完全に削除されてしまうことがあります。

2. ウイルスやマルウェアの影響

フォルダが突然消えてしまう場合、ウイルスやマルウェアが関係していることも考えられます。ウイルスがフォルダを削除したり、隠してしまったりすることがあります。

3. Windowsのシステムエラー

Windowsのエクスプローラーやファイルシステムに一時的なエラーが発生することで、フォルダが見えなくなってしまう場合もあります。

4. 同期サービスの不具合

OneDriveやGoogleドライブなどの同期サービスを使っている場合、同期の不具合でフォルダが一時的に消えてしまうこともあります。

デスクトップのフォルダが消えてゴミ箱にもない場合の対処法

消えたフォルダが本当に消えてしまったのか確認する

デスクトップのフォルダが消えてゴミ箱にもない場合、まず最初に確認すべきことは、そのフォルダが本当に消えてしまったのか、見落としているだけではないかを確認することです。意外にも、設定の変更や誤操作によって、フォルダが一時的に見えなくなっていることがあります。

デスクトップの表示設定を確認

Windowsでは、デスクトップの表示設定を誤って変更してしまうと、フォルダやファイルが見えなくなることがあります。たとえば、アイコンが小さく表示されている場合や、特定のアイコンが非表示になっていることがあります。

デスクトップで右クリック → 「表示」→「大きいアイコン」や「中アイコン」を選択してみましょう。また、「アイコンの自動整列」や「アイコンを等間隔に整列」などのオプションを試すことでも表示されるかもしれません。

アイコンの自動整列

方法1. 「隠しファイル」を表示する

デスクトップから消えたファイルやフォルダがゴミ箱に入っていないか、または隠しファイルとして扱われている可能性も考えられます。これらの確認を行うことが、次に試すべきステップです。

一番初めに確認すべきなのは、もちろん「ゴミ箱」です。削除したフォルダやファイルがゴミ箱に入っている場合、そのまま復元が可能です。もしゴミ箱に見当たらない場合でも、「完全に削除されたわけではない」と安心して下さい。データ復旧の方法は後で紹介します。

画面右下のタスクバーにある「ゴミ箱」をダブルクリックして、中身を確認しましょう。消えたフォルダがあれば、右クリックして「元に戻す」を選択します。

ゴミ箱から復元

もしゴミ箱にも見当たらない場合、次に確認するべきなのは「隠しファイル」です。Windowsでは、誤って隠しファイルに設定されてしまうことがあります。これを表示させるためには、以下の手順を実行します。

エクスプローラーを開き、上部の「表示」タブをクリック → 「隠しファイル」にチェックを入れて、「隠しファイル」を表示させます。これにより、隠れていたフォルダが表示されることがあります。

隠しファイル

👍関連記事:Windows 10/11でデスクトップから消えたファイルを復元する方法

方法2. データ復元ツールを使う

上記の方法で解決できなかったため、データ復元ツールを試してみることにしました。ここで「AOMEI FastRecovery」をおすすめします。このツールは削除されたデータを簡単にスキャン・復元できて、とても便利です。

Partition Assistant Product box
AOMEI FastRecovery
最も専門で信頼できるデータ復元ソフト
  • データ復元プロセス全体を簡略化する直感的に設計されたインターフェースを備えている。
  • 1000以上のファイル形式に対応する(Excel、Word、画像、ビデオなど)。
  • 内蔵ハードディスク(HDD・SSD)、外付けハードディスク、USB、SDカードなどと幅広いデバイスの互換性がある。
  • 初心者に優しい失われたデータを復元できる。
  • 元のファイル名とディレクトリ構造がそのままでファイルを回復する。

ステップ 1. 場所の選択

AOMEI FastRecoveryをインストールして起動します。データが失われたパーティションやディスクを選択し、「スキャン」をクリックします。

復元したいパーティションを選択

ステップ 2. スキャンの実行・ファイルの選択

「クイックスキャン」で削除されたデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。復元したいファイルを選択し、プレビューすることができ、「復旧」をクリックします。

プレビューと復旧

ステップ 3. 保存先の選択

「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。(元の場所に戻すと上書きされる可能性もあるため、安全のため別のドライブやフォルダに復元した後、確認してから元に戻すことをおすすめします。)

フォルダーを選択

方法3. ファイル履歴から復元する

Windows 10やWindows 11には「ファイル履歴」というバックアップ機能があります。この機能を利用して、以前のバージョンのフォルダやファイルを復元することが可能です。ファイル履歴が有効になっていれば、消えたフォルダを過去の状態に戻せる可能性があります。

ステップ 1. 検索ボックスに「ファイル履歴」と入力し、結果から「ファイル履歴でファイルを復元」を選択し、「開く」をクリックします。

ファイル履歴でファイルを復元

ステップ 2. 次に、フォルダの保存場所(デスクトップなど)を探し、ファイルを見つけて緑色の「復元」ボタンをタップします。

復元したいファイルを探す

ステップ 3. その後、「ファイルを置き換える」を選択して回復を開始します。

ファイルを置き換える

方法4. システムの復元を実行する

もし上記の方法で解決できない場合、システムの復元を試すことが有効です。システム復元は、コンピュータの設定や状態を過去のある時点に戻すことができる機能です。この方法では、デスクトップ上のアイコンやフォルダが元に戻ることがあります。ただし、復元ポイントが過去に作成されている必要があります。

ステップ 1. 検索ボックスに「システムの復元」と入力し、「復元ポイントの作成」→「開く」をクリックします。

復元ポイントの作成

ステップ 2. 「システムの保護」→「システムの復元」を選択します。

システムの復元

ステップ 3. 「システムの復元」が表示されます。 「次へ」をクリックします。

システムファイルと設定の復元

ステップ 4. 一覧から復元したいポイントをクリックし、ガイドに従ってくだいさい。

ステップ 5.復元処理が完了するまで待ちます。復元が終わると、消えたフォルダが戻っているか確認してみましょう。

方法5. バックアップから復元する

もし普段からバックアップを取っていた場合、バックアップを使用して消えたフォルダを復元することができます。定期的なバックアップは、万が一のデータ損失時に非常に有効です。バックアップがない場合でも、クラウドサービスを利用していると、そこから復元できる可能性もあります。Windowsのバックアップ機能を使用して、デスクトップから消えたフォルダを復元できます。

ステップ 1. 検索ボックスに「コントロールパネル」を入力し、結果から「コントロールパネル」を選択して、「開く」をクリックします。「システムとセキュリティ」に移動し、「バックアップと復元(Windows 7)」をクリックします。

バックアップと復元

ステップ 2. 「ファイルの復元」をクリックします。

ファイルの復元

ステップ 3. ここで、「ファイルの参照」をクリックして、復元したいファイルを選択し、「次へ」をクリックします。

ファイルの参照

ステップ 4. 保存先を選択します。「復元」をクリックします。

保存する場所

まとめ

デスクトップからフォルダが消えてしまったときには、慌てずに、まず隠しファイルの設定やファイル履歴など、基本的な対処法から試してみましょう。それでも見つからない場合は、AOMEI FastRecoveryのような信頼性のあるデータ復元ツールを活用するのがベストです。

もし同じような状況で困っている方がいれば、ぜひこれらの方法を参考にして、大切なデータを取り戻してください!

よくある質問

1. なぜデスクトップのフォルダが突然消えたのか?

誤操作やシステムエラー、Windowsの更新などが原因でデスクトップのフォルダが消えることがあります。また、セキュリティソフトによってファイルが隔離されたり、ウイルスによる影響でフォルダが削除されることもあります。

2. 消えたフォルダはどこにある?

ゴミ箱に見つからない場合でも、以下の場所を確認することで発見できる可能性があります。

  • 他のユーザーフォルダ:フォルダが別のユーザーフォルダに移動していないか確認。
  • 隠しフォルダ:表示オプションで「隠しファイル・フォルダ」を表示するように設定し、隠れていないか確認。
  • Windows Search:ファイルエクスプローラーの検索機能で、フォルダ名を入力してみると見つかることがあります。

3. 消えたフォルダを復元する方法はありますか?

システムの復元を使うと、消える前の時点にPCを戻し、フォルダが復元される可能性があります。リストアポイントが設定されている場合に限ります。ファイル履歴を有効にしていた場合、「設定」→「更新とセキュリティ」→「バックアップ」からフォルダを復元できることがあります。データ復元ソフト(AOMEI FastRecoveryなど)を使用することで、削除済みのファイルやフォルダを復旧できることがあります。ただし、データの上書きを避けるため、早めに実行するのが効果的です。

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ひとみ・編集者
ひとみは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などの記事もたくさん持っています。分かりやすく、手順が追いやすい文章を心がけ、ユーザーがトラブルをスムーズに解決できるように工夫しています。専門用語を適切に解説し、異なる知識レベルの読者にも理解しやすい文章を心がけています。信頼性の高い情報を見極め、最新のトレンドやテクノロジー動向にも常に注意を払っています。