【4選】OneDriveのごみ箱から完全削除したファイルを復元する方法

OneDriveとは、マイクロソフトが提供するオンラインストレージサービスです。この記事では、OneDriveのごみ箱から完全削除したファイルを復元する方法や、データ損失を防ぐための予防策について説明します。

投稿者 @Zoe 2024年11月18日 @Zoe 最後の更新 2024年11月18日
 

誤って完全に削除したデータを復元したいのですが方法はありますか?

12月5日頃、OneDrive上にアップロードしていたデータを誤ってごみ箱からも完全に削除してしまいました。オプションからOneDrive自体を削除前の日付の状態に復元することや、PCの元データの復元等、インターネットで調べて出てくる方法は一通り試しましたが、復元することはできませんでした。ほかに何か方法はありますか?

- Yahoo知恵袋からの質問

誤ってOneDriveのごみ箱からデータを完全削除した?!

OneDriveは、日々のデータ管理を簡単にし、どこからでもアクセスできるクラウドストレージサービスとして、多くの人に愛用されています。OneDriveのごみ箱は、誤って削除したファイルを一時的に保存する場所として役立ちます。しかし、重要なファイルをうっかり削除してしまうことは、誰にでもあることです。誤ってファイルがごみ箱から「完全削除」されると、復元は一筋縄ではいきません。

この記事では、「ワンドライブのごみ箱から完全削除したファイルを復元する方法」について詳しく解説し、万が一の失敗を防ぐための予防策も紹介します。

OneDriveのごみ箱から完全削除したファイルを復元する方法

このパートでは、ワンドライブのごみ箱から完全削除したファイルを復元する4つの方法を紹介します。

方法1:AOMEI FastRecoveryでOneDriveのごみ箱から完全削除したファイルを復元(推薦)

OneDriveでファイルを削除した際、誤って完全に削除してしまった場合でも、AOMEI FastRecoveryを使えば復元のチャンスがあります。AOMEI FastRecoveryは、Windows環境でのデータ復旧を支援する強力なソフトウェアで、特にノートPCやデスクトップから失われたデータの復元に有効です。

AOMEI FastRecoveryは、データ復元ソフトウェアの中でも特に高評価を受けているツールで、多くの機能を提供しています。以下はその主な特徴です。

多機能なデータ復元:HDD、SSD、USBドライブ、SDカード、PCのローカルドライブ、カメラなど、さまざまなデバイスからデータを復元できます。 ディープスキャン機能:「ディープスキャン」機能が搭載されており、完全に削除されたファイルの痕跡を徹底的にスキャンして復元することができます。 簡単な操作性:直感的なインターフェースを備えており、復元のステップはシンプルで、専門的な知識がなくても誰でも簡単にデータ復元を行うことができます。 プレビュー機能:復元前に、復元可能なファイルをプレビューして確認できます。これにより、復元後のファイルが必要なものであるかを確かめてから復元を行うことができます。 高い復元率:AOMEI FastRecoveryは、業界でも高いデータ復元率を誇っており、誤って削除した重要なファイルを可能な限り復元する能力に優れています。 柔軟なファイル保存先:復元したファイルは、元の場所または新しい保存先に保存することができ、復元後に適切なフォルダへ整理することができます。

AOMEI FastRecoveryを使用した復元手順

ステップ 1. まず、AOMEI FastRecoveryをダウンロードして、インストールします。インストール後、プログラムを起動します。

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ステップ 2. ソフトを起動したら、「PC復旧」オプションに入ります。OneDriveのローカルフォルダが保存されているパーティションに移動し、「スキャン」をクリックします。

OneDriveのローカルフォルダの場所を確認エクスプローラで「OneDriveアプリ」を右クリックし、「全般」タブの「場所」で確認できます。

ステップ 3. スキャンが開始したら、復元可能なファイルが徐々に一覧されます。復元したいファイルを選択し、「復旧xxのファイル」ボタンをクリックします。復元されたファイルは、指定した保存先フォルダに保存されます。

※データ量が大きい場合、スキャンが完了するまで少し時間がかかるかもしれませんが、スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することもできます。

ステップ 4. 「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。

復元したファイルを確認して、元のOneDriveフォルダに戻すか、新しい場所に保存します。これで、完全削除されたファイルを復元することができます。

方法2:OneDriveを以前の状態に復元する(Microsoft365)

OneDrive全体を復元するには、Microsoft365である必要があります。

ステップ 1.  OneDriveのWebサイトにアクセスします。Microsoft365サブスクリプションを持つ個人用アカウントでサインインしている場合は、ページの上部にある「設定」>「オプション」を選択し、左側のナビゲーションから「OneDriveを復元する」を選択します。

注:このオプションは、Microsoft365サブスクリプションでのみ使用できます。「OneDriveの復元」ページで、ドロップダウンリストから「昨日」などの日付を選択するか、「カスタムの日付と時刻」を選択します。ランサムウェアの自動検出後に復元を行う場合、推奨される復元日は自動的に入力されます。

ステップ 2. アクティビティグラフとをアクティビティフィード使用して、復元する必要がある最近のアクティビティを確認します。

ステップ 3. 「カスタムの日付と時刻」を選択した場合は、復元する最も早いアクティビティを選択します。そのアクティビティを選択すると、その後に発生したその他のすべてのアクティビティが自動的に選択されます。

ステップ 4. OneDriveを復元する準備ができたら、「復元」を選択します。この操作により、選択したすべてのアクティビティが復旧されます。

注意点:
復元時に、復元ポイントの日付の後に作成されたすべてのファイルまたはフォルダーが OneDriveごみ箱に送信されます。
ファイルがOneDriveごみ箱から完全に削除された場合、ファイルを復元することはできません。
アルバムは復元されません。

方法3:OneDriveに格納されている以前のバージョンのファイルを復元する

バージョン履歴を使用すると、OneDriveに格納されている古いバージョンのファイルを表示および復元できます。バージョン履歴は、Microsoft 365ファイル、PDF、CADファイル、写真、ビデオなど、すべてのファイルの種類で機能します。

ステップ 1. 個人のMicrosoftアカウントまたは職場、学校のアカウントでOneDriveにサインインします。

ステップ 2. 以前のバージョンに復元するファイル(一度に復元できるファイルは1つだけ)を選択し、右クリックして「バージョン履歴」を選択します。

注:クラシックビューでドキュメントを選択し、上部にある「その他」の「バージョン履歴」を選択します。

ステップ 3. 「バージョン履歴」ウィンドウで、復元するドキュメントのバージョンの横にある省略記号 (...) を選択し、「復元」をクリックします。

注意点
OneDrive同期アプリがPCにインストールされている場合は、エクスプローラーで以前のバージョンに復元するファイルを右クリックし、「バージョン履歴」を選択します。次に、目的のバージョンの横にある省略記号(...)を選択し、「復元」をクリックします。

方法4:Microsoftサポートに問い合わせ

もし、ごみ箱からも完全に削除された場合、Microsoftサポートに問い合わせることができます。サポートチームがバックエンドで確認し、復元可能な場合は手動で復元処理を行ってくれます。ただし、サポートに依頼する際は、ファイルが完全削除された理由や発生した状況に関する詳細情報を提供する必要があります。

おまけ:ごみ箱から削除したファイルを復元する方法

もし削除した期間はまだ30日に経っていない場合、パソコンのごみ箱に入って、削除したファイルを見つけて復元することができます。

方法1:OneDriveのウェブサイトから削除したファイルを復元する

OneDriveのウェブサイトを利用すれば、ごみ箱から削除したファイルを復元することができます。次の手順で復元を試みましょう。

ステップ 1. ご使用のブラウザでOneDriveのウェブサイトにアクセスし、Microsoftアカウントでサインインします。

ステップ 2. 左側のメニューから「ごみ箱」を選択します。ごみ箱には、最近削除したファイルが表示されます。

ステップ 3. 復元したいファイルを選択し、「復元」ボタンをクリックします。この操作で、ファイルは元の場所に戻ります。

ごみ箱の期間制限:ごみ箱に残るファイルは、通常30日間保持されます。30日が経過すると、ファイルは完全に削除され、ウェブサイトからの復元は不可能となります。

方法2:OneDriveデスクトップアプリから削除したファイルを復元する

デスクトップアプリからも復元作業が可能です。手順は以下の通りです。

ステップ 1. コンピュータにインストールされたOneDriveアプリを開きます。

ステップ 2. OneDrive内の「ごみ箱」フォルダを開きます。 ステップ 3. 復元したいファイルを選び、「復元」オプションをクリックします。

これにより、選択したファイルが元の場所に戻ります。

OneDriveのデータ消失を防ぐための予防策

重要なファイルを削除してしまった場合に備え、定期的にバックアップを取っておくことが重要です。OneDriveには自動バックアップ機能がありますが、外部のバックアップサービスや外付けハードディスクを併用することもおすすめです。

予防策1:OneDriveでのバックアップ設定

OneDriveの設定から、デスクトップやドキュメント、ピクチャーフォルダを自動的にバックアップするオプションを有効にできます。

ステップ 1. OneDriveがインストールされていない場合は、OneDriveの公式サイトからインストールします。インストール後、OneDriveにサインインします。

ステップ 2. 画面右下のタスクバーにあるOneDriveのアイコン(雲のマーク)を右クリックし、メニューから「設定」を選択します。

ステップ 3. 設定画面が表示されたら、「バックアップ」>「バックアップを管理」タブに移動します。

ステップ 4. 「フォルダーのバックアップを管理」というオプションが表示されます。「デスクトップ」「ドキュメント」「写真」の各フォルダーを選択します。「バックアップの開始」ボタンをクリックします。

ステップ 5. 選択が終わったら、「開始」ボタンをクリックして設定を完了します。これで、選択したフォルダーがOneDriveに自動的にバックアップされます。

注意点
OneDriveの無料プランには5GBのストレージ容量制限がありますので、必要に応じてプランのアップグレードを検討してください。
フォルダーの内容が大量の場合、バックアップの完了に時間がかかることがあります。同期が完了するまで、アイコンの状態(青い矢印やチェックマーク)を確認してください。

予防策2:Google DriveやDropboxなど他のクラウドサービスとの連携

Google DriveやDropboxなど、他のクラウドサービスにバックアップを取ることで、万が一のデータ損失を防げます。

定期的にGoogle DriveやDropboxに手動でバックアップを取る

OneDriveに保存されている重要なデータを定期的にGoogle DriveやDropboxに手動でアップロードする方法です。例えば、月に1回、OneDriveに保存している重要なフォルダーをエクスポートして、Google DriveやDropboxにアップロードするという方法です。

ヒント:MultCloudなどのサードパーティアプリやツールを使用して複数のクラウドサービスを同期させる方法もよい提案です。

Google DriveやDropboxのデスクトップアプリを使った自動バックアップ

Google DriveやDropboxにはデスクトップアプリがあり、PC上のフォルダを自動的に同期できます。これらのアプリを使って、PC内の特定のフォルダをOneDriveと同時にGoogle DriveやDropboxと同期させる設定を行います。例えば、PC上で「ドキュメント」や「ピクチャ」などのフォルダをGoogle DriveやDropboxに同期させると、これらのファイルが常にバックアップされ、OneDriveと同時にクラウドに保存されます。

予防策3:プロのWindowsバックアップソフトを使う

念のため、AOMEI BackupperというプロのWindowsバックアップソフトを使って、パソコン上のファイルやデータをバックアップして、データの消失を防ぐことができます。

ステップ 1. AOMEI Backupper左のタブページで、「バックアップ」⇒「クラウドバックアップ」を選択します。

ステップ 2. 「フォルダの追加」または「ファイルの追加」のいずれかをクリックし、バックアップするファイル/フォルダを選択します。または、ファイル/フォルダを直接ここにドラッグして追加することもできます。

ステップ 3. デフォルトでAOMEI Cloudが保存先として選択されています。「開始」ボタンをクリックして、バックアップを開始します。そして、プロセスが完了したら、「完了」をクリックします。

よくある質問(FAQ)

Q1:OneDriveのファイルを誤って削除した場合、どうすればよいですか?

A1:誤って削除した場合は、ごみ箱を確認し、OneDriveで削除から30日以内であれば、ファイルを簡単に復元できます。OneDrive for Businessでは、ファイルが削除されてから90日間は復元可能ですが、その後は完全に削除されます。それ以降に削除した場合でも、Microsoftサポートに問い合わせるか、プロのデータ復元ソフトAOMEI FastRecoveryを利用することで復元可能な場合があります。

Q2:Onedriveのデータが消えた?ゴミ箱にもない場合はどうしますか?

A2:OneDrive for Businessを使用している場合、ファイルが削除されても、管理者が復元できる可能性があります。管理者に問い合わせ、サイトコレクションのゴミ箱からファイルを復元できるか確認してもらいましょう。

または、一部のファイルがOneDriveと同期されていない場合もあります。PCのOneDriveアプリを開いて、同期が正常に行われているか、同期エラーが発生していないかを確認します。

Q3:OneDriveで復元したファイルはどこにありますか?

A3:通常、OneDriveでファイルを復元すると、元のフォルダーにそのまま戻ります。たとえば、削除したファイルが「ドキュメント」フォルダー内にあった場合、復元後はその「ドキュメント」フォルダーに戻ります。

一部の復元操作では、復元したファイルが「復元されたファイル」という新しいフォルダーにまとめて保存されることがあります。この場合、フォルダー内に復元されたファイルが含まれているので、そのフォルダーを開いてファイルを探します。

まとめ

ご存知の通り、OneDriveのごみ箱から完全削除したファイルは、一定の期間内であれば復元は可能ですが、それを過ぎると復元は不可能となります。幸いにも、AOMEI FastRecoveryというプロのデータ復元ソフトがあり、OneDriveのごみ箱から完全削除したファイルを復元できます。

しかし、大切なファイルを保護するためには、やはり定期的なバックアップと整理が重要です。今後のデータ管理において、データのバックアップを取ることで、誤削除を防ぐことができます。データ管理をしっかり行い、安全にOneDriveを利用しましょう。