コマンドラインプロンプトからHDDをパーティション分割します

コマンドラインプロンプトからHDDを分割する方法を学びます。例えば、データ損失なしにパーティションをリサイズ、移動し、ボリュームを拡張、縮小します。また、コマンドラインはパーティションの作成、フォーマット、削除などをサポートします。

投稿者 @PublicComnena 2024年09月23日 @PublicComnena 最後の更新 2022年02月15日

AOMEI Partition Assistantのコマンドラインを使用する方法

AOMEI Partition Assistant Professionalはユーザーのためにpartassist.exeユーティリティーを提供します。DiskpartのようなコマンドプロンプトからHDDを分割できます。それはDiskpartよりもっと強力です。partassist.exeコマンドラインユーティリティーはほとんどのAOMEI Partition Assistant GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)によってサポートされたディスクパーティションの操作を実行できます。

様々なプロンプトに従って、partassist.exeコマンドでコマンドプロンプトからデータ損失なしにパーティションをリサイズ、移動、拡張、縮小できます。また、それは追加操作もサポートします。例えば、パーティションを作成、削除、フォーマットし、MBRを再構築することもできます。

partassist.exeコマンドラインユーティリティーを使用するために、左下隅に「スタート」メニューをクリックします。検索ボックスで「cmd」を入力します。または、「WIN + R」キーを押して、「cmd」を入力します。そして、管理者権限としてそれを実行します。その後、コマンドプロンプトを開きます。開かれたコマンドウィンドウで、「cd + installation directory of AOMEI Partition Assistant」を入力して、開始します。例えば、cd C:\Program Files (x86)\AOMEI Partition Assistant Standard Edition 5.8です。

次はAOMEI Partition Assistantコマンドラインによってサポートされた一部の機能です。

ファイルに実行結果を輸出します

このコマンド実行は「>」シンボルを使用して、ファイルに実行結果を輸出できないので、ファイルに実行結果を輸出するために特に「/out」パラメータを追加します。それはファイルにすべてのコマンドラインの実行結果を輸出するのをサポートします。

パラメータ 説明
partassist.exe /list /out:text.txt ファイルに指定された実行結果を輸出します。
partassist.exe /resize:F /extend:right /out:c:\test.ini
partassist.exe /hd:0 /cre /pri /size:200GB /out:..\..\test.txt

ディスクとパーティションを表示します

パラメータ 説明
partassist.exe /list 現在のシステムにあるすべてのディスクを表示します。
partassist.exe /list /usb USBフラッシュドライブと現在のシステムにあるUSBディスクをすべて表示します。
partassist.exe /list:0 指定されたディスクにあるすべてのパーティションを表示します。

データ損失なしにパーティションをリサイズします

パラメータ 説明
partassist.exe /hd:0 /resize:0 /extend:auto /align 指定されたパーティションの両側にある未割り当て領域を使用して、そのパーティションを自動的に拡張します。同時に、読み込みと書き込みの速度を最適化するために、パーティションを合わせます。
partassist.exe /resize:F /extend:auto /align
partassist.exe /hd:0 /resize:0 /extend:right 指定されたパーティションの右側にある未割り当て領域を使用して、そのパーティションを自動的に拡張します。
partassist.exe /resize:F /extend:right
partassist.exe /hd:0 /resize:0 /extend:left /align 指定されたパーティションの左側にある未割り当て領域を使用して、そのパーティションを自動的に拡張します。同時に、読み込みと書き込みの速度を最適化するために、パーティションを合わせます。
partassist.exe /resize:F /extend:left /align
partassist.exe /hd:0 /resize:0 /extend:1000 指定されたパーティションの右側にある1000MBまたは10GBの未割り当て領域を使用して、それを拡張します。
partassist.exe /hd:0 /resize:0 /extend:10GB
partassist.exe /hd:0 /resize:0 /reduce-right:1000 指定されたパーティションを縮小して、その右側に1000MBまたは10GBの未割り当て領域を作成します。
partassist.exe /resize:F /reduce-right:10GB
partassist.exe /hd:0 /resize:0 /reduce-left:1000 /align 指定されたパーティションを縮小して、その左側に1000MBまたは10GBの未割り当て領域を作成します。同時に、読み込みと書き込みの速度を最適化するために、パーティションを合わせます。
partassist.exe /resize:F /reduce-left:10GB /align
ノート:
「/hd」の後ろに、0からのディスクの番号を付けます。
「/resize」の後ろに、0からのパーティション番号またはドライブ文字を付けます。指定されたパラメータはドライブ文字である時、ディスクの番号を無視にします。
「/extend」のパラメータは左、右、自動や指定されたサイズになることができます。
「/align」は読み込みと書き込みの速度を最適化するのにパーティションを合わせるのを意味します。パーティションをリサイズする時、その先頭が変更された場合(つまり、このパーティションの先頭を新しい場所、前方や後方に移動します)、「/align」は有効です。でも、パーティションをリサイズする時、その先頭が変更されない場合、「/align」は無効になります。
指定されたサイズはデフォルトでMBになりますが、GBも利用可能です。

データ損失なしにパーティションを移動します

パラメータ 説明
partassist.exe /hd:0 /move:0 /left:1000 /align 左側に1000MBまたは10GBを移動して、パーティションの位置を変更します。同時に、読み込みと書き込みの速度を最適化するために、パーティションを合わせます。
partassist.exe /move:F /left:10GB /align
partassist.exe /hd:0 /move:0 /left:auto /align あるパーティションを移動して、その左側にある未割り当て領域をすべて占めます。同時に、読み込みと書き込みの速度を最適化するために、パーティションを合わせます。
partassist.exe /move:F /left:auto /align
partassist.exe /hd:0 /move:0 /right:1000 /align 右側に1000MBまたは10GBを移動して、パーティションの位置を変更します。同時に、読み込みと書き込みの速度を最適化するために、パーティションを合わせます。
partassist.exe /move:F /right:10GB /align
partassist.exe /hd:0 /move:0 /right:auto /align あるパーティションを移動して、その右側にある未割り当て領域をすべて占めます。同時に、読み込みと書き込みの速度を最適化するために、パーティションを合わせます。
partassist.exe /move:F /right:auto /align
ノート:
「/hd」の後ろに、0からのディスクの番号を付けます。
「/move」の後ろに、0からのパーティション番号またはドライブ文字を付けます。指定されたパラメータはドライブ文字である時、ディスクの番号を無視にします。
「/left」のパラメータは自動(auto)または指定されたサイズになることができます。
「/right」のパラメータは自動(auto)または指定されたサイズになることができます。
「/align」は読み込みと書き込みの速度を最適化するのにパーティションのアラインメントを作成するのを意味します。
指定されたサイズはデフォルトでMBになりますが、GBも利用可能です。

新しいパーティションを作成します

パラメータ 説明
partassist.exe /hd:1 /cre /pri /size:200 /end /fs:fat16 /act /hide /align /label:EFI ディスクの末に200MB、10GBまたは自動サイズのパーティションを作成します。
partassist.exe /hd:1 /cre /pri /size:10GB /end /fs:fat32 /act /hide /align /label:EFI
partassist.exe /hd:1 /cre /pri /size:auto /end /fs:ntfs /act /hide /align /label:EFI
partassist.exe /hd:0 /cre /pri /size:auto /fs:ntfs /align /label:DATA /letter:E ディスクの上にある未割り当て領域の先頭のブロックを使用して、自動サイズまたは500MBのパーティションを作成します。
partassist.exe /hd:0 /cre /pri /size:500 /fs:ntfs /align /label:DATA /letter:E
partassist.exe /hd:0 /cre /pri /size:auto /offset:100 /fs:fat32 /act /align /label:DATA /letter:F offsetを使用して、パーティションを作成します。ここでは100MBのoffsetと100GBのoffsetの場所にパーティションを作成します。
partassist.exe /hd:0 /cre /pri /size:10GB /offset:100GB /fs:fat32 /act /align /label:DATA /letter:F
ノート:
「/hd」の後ろに、0からのディスクの番号を付けます。
「/size」のパラメータは自動サイズまたは指定されたサイズがデフォルトでMBになりますが、GBも利用可能です。
「/fs」はファイルシステムを意味します。そのパラメータはfat16、fat32やntfsになることができます。
「/pri」は基本パーティションを作成するのを意味します。
「/end」はディスクの末にある未割り当て領域を使用して、指定されたサイズを持っているバックエンドパーティションを作成するのを意味します。
「/act」はアクティブパーティションを作成するのを意味します。
「/hide」は隠しパーティションを作成するのを意味します。
「/letter」はパーティションにドライブ文字を割り当てるのを意味します。また、「/letter:auto」は自動的にドライブ文字を割り当てられます。
「/offset」は指定されたoffset(オフセット)の場所からパーティションを作成するのを意味します。それはディスクの先頭から始まります。
「/label」はパーティションのためにラベルを設定するのを意味します。

パーティションをフォーマットします

パラメータ 説明
partassist.exe /hd:0 /fmt:0 /fs:fat16 /label:test 指定されたパーティションをフォーマットします
partassist.exe /fmt:F /fs:fat32 /label:test
partassist.exe /fmt:F /fs:ntfs /label:test
ノート:
「/hd」の後ろに、0からのディスクの番号を付けます。
「/fmt」の後ろに、0からのパーティション番号またはドライブ文字を付けます。指定されたパラメータはドライブ文字である時、ディスクの番号を無視にします。
「/fs」はファイルシステムを意味します。そのパラメータはfat16、fat32やntfsになることができます。

パーティションを削除します

パラメータ 説明
partassist.exe /hd:0 /del:0 指定されたパーティションを削除します。
partassist.exe /del:F
partassist.exe /hd:0 /del:all ディスク上のすべてのパーティションを削除します。

パーティションを表示/非表示にします

パラメータ 説明
partassist.exe /hd:0 /hide:0 指定されたパーティションを隠します。
partassist.exe /hide:F
partassist.exe /hd:0 /unhide:0 指定されたパーティションを隠しません。

パーティションをアクティブとしてマークします

パラメータ 説明
partassist.exe /setact:1 /hd:0 指定されたパーティションをアクティブとして設定します。
partassist.exe /setact:F

ディスクを初期化します

パラメータ 説明
partassist.exe /init:1 ディスクをMBRとして初期化します。
partassist.exe /init:1 /gpt ディスクをGPTとして初期化します。

MBRを再構築します

パラメータ 説明
partassist.exe /rebuildmbr:0 HDD、リムーバブルディスクやUSBフラッシュドライブのために、マスターブートレコード(MBR)を再構築します。
partassist.exe /rebuildmbr:0 /mbrtype:0
partassist.exe /rebuildmbr:0 /mbrtype:1
partassist.exe /rebuildmbr:0 /mbrtype:2
ノート:
「/rebuildmbr」の後ろに、0からのディスクの番号を付けます。
「/mbrtype」は指定されたMBRのタイプをサポートします。そのパラメータは0、1、2です。0はWindows XP/2000/20003 MBRのタイプを作成するのを意味します。1はWindows Vista/2008 MBRのタイプを作成するのを意味します。2はWindows 7/8/8.1/10/11/2011/2012MBRのタイプを作成するのを意味します。
もし「/mbrtype」のパラメータは指定されないなら、デフォルトタイプは現在のシステムのタイプです。例えば、現在のシステムはWindows XPである場合、「/mbrtype」のパラメータはデフォルトで0を設定されます。現在のシステムはWindows 8.1である場合、そして「/mbrtype」のパラメータはデフォルトで2を設定されます。

ドライブ文字を変更します

パラメータ 説明
partassist.exe /hd:0 /setletter:0 /letter:* ドライブ文字を削除します。
partassist.exe /hd:0 /setletter:0 /letter:F Fにドライブ文字を変更します。
ノート:
「/hd」の後ろにディスクの番号を付けます。「/setletter」の後ろにパーティションの番号を付けます。ディスクとパーティションの番号は常に0から始まります。
もし、あるドライブ文字は削除される必要があるなら、「/letter」のパラメータを「*」として設定する必要があります。
システムパーティションのドライブ文字を削除し、変更しないほうがいいです。それはWindowsが起動に失敗することを起こすかもしれません。
「/letter auto」で「/letter:F」を置き換える場合、ドライブ文字は自動的に割り当てられます。

隠しパーティションにファイルを書き込みます

パラメータ 説明
partassist.exe /hd:0 /whide:0 /src:C:\file.txt 隠しパーティションのルートディレクトリにファイルとフォルダを書き込みます。
partassist.exe /hd:0 /whide:0 /src:C:\folder
partassist.exe /hd:0 /whide:0 /src:C:\file.txt /dest:subfolder 隠しパーティションのサブディレクトリにファイルとフォルダを書き込みます。
partassist.exe /hd:0 /whide:0 /src:C:\folder /dest:subfolder\test
ノート:
AOMEI Partition Assistantコマンドラインの「/resize」と「/move」を使用する前に、Windowsの内蔵chkdskユーティリティーを使用して、リサイズしたいパーティションをチェックすることをお勧めします。それは自動的にファイルシステムエラーを修正して、データの安全性を効率的に保証できます。例えば、chkdsk.exe /f C:です。