EFI/UEFI BIOSブートオプションを簡単に管理する方法

BIOSの設定を変更するために頻繁にUEFI BIOSで起動するのは時間がかかります。AOMEI Partition AssistantのUEFI BIOSブートマネージャーを使えば、手動でBIOSに入る必要もなく、EFI/UEFI BIOSのブートオプションを簡単かつ迅速に変更、削除、バックアップ、復元、リフレッシュすることができます。

投稿者 @PublicComnena 2024年09月23日 @PublicComnena 最後の更新 2023年07月11日

UEFI BIOSブートオプションの概要

従来のBIOSブート(Legacy BIOS・レガシーBIOS)に比べて、EFI/UEFIブートはより高度で柔軟な起動モードです。UEFI(Unified Extensible Firmware Interface・統一拡張ファームウェアインターフェイス)は、新しいコンピューターやオペレーティングシステムで一般的に使用されるモダンなファームウェアインターフェースを指します。UEFIは古いBIOS(Basic Input/Output System)ファームウェアインターフェースに取って代わります。

お使いの起動ドライブ(システムディスク)はGPTパーティション形式である場合、OSはEFI/UEFIブートモードで起動します。一般的に、ブートオプションを変更するのはかなり複雑で時間がかかります。パソコンメーカーや機種によって、BIOSの設定画面に入るためのキーが異なる場合があります。

通常、ブートオプションを変更したり、起動順位を手動で設定するために、特定のキー(通常はDEL、ESC、F1、F2、F8、F9、F10、F11、F12)を継続的に押してBIOSセットアップ画面を呼び出す必要があります。パソコン初心者にとっては困難であり、操作を完了するのに時間がかかるでしょう。

しかし、AOMEI Partition AssistantのUEFI BIOSブートマネージャーを使用すれば、手動でBIOSに入る必要もなく、起動順位を簡単かつ迅速に変更し、EFI/UEFI BIOSのブートオプションを削除、バックアップ、復元、リフレッシュすることができます。これにより、ブートオプションの管理にかかる時間を大幅に節約することができます。

AOMEI Partition AssistantでUEFI BIOSブートオプションを管理する前に

システムディスクはGPTである必要があります。MBRディスクではこのツールを使用することはできません。AOMEI Partition AssistantにはMBRからGPTへの変換機能もあります。
WindowsコンピューターにAOMEI Partition Assistantをダウンロードしてインストールしてください。このツールは、コンピューターのブートオプションを管理するのに非常に便利です。
この機能を使用する場合は、有料版のAOMEI Partition Assistant Professional、Server、またはそれ以上のバージョンにアップグレードしてください。

AOMEI Partition AssistantでUEFI BIOSブートオプションを管理する手順

起動ドライブがGPTである場合、AOMEI Partition Assistantの「UEFIブートマネージャー」では、起動順位の変更、ブートオプションの削除/バックアップ&復元/リフレッシュを簡単に行うことができます。

手順 1. AOMEI Partition Assistantを起動し、ツールバーにある「ツール」タブをクリックし、「UEFIブートマネージャー」を選択します。

✖起動ドライブがMBRの場合、この機能をクリックした後、「現在のシステムディスクがGPTパーティションスタイルである場合に限り、この機能が利用できます」メッセージが表示されます。

✔GPT起動ドライブの場合、「UEFIブートマネージャー」が表示されます。この画面では、コンピューター上のすべてのUEFIブートオプションが表示され、それらを管理することができます。

手順 2. 以下の手順に従ってUEFIブートオプションを管理してください。

※注意:ウィンドウを閉じるか、「再起動」または「キャンセル」ボタンをクリックするかに関わらず、すべての操作は管理ボタンをクリックした後に有効になります。

ブートオプションを変更する

コンピューターの起動順位を変更するために、対象のブートオプションを選択し、上下のボタンをクリックしてください。

ブートオプションを削除する

利用できないブートオプションや不要なブートオプションを削除するために、対象のブートオプションを選択し、「削除」ボタンをクリックしてください。

※注意:ブートオプションを削除する前に注意してください。システムの起動とセキュリティのために、現在のブートオプションは削除できません。

ワンタイムブートメニューを有効化する

対象のブートオプションを選択し、「次回このエントリをブート」ボタンをクリックしてください。

すると、次回のシステム起動時にコンピューターはこのエントリからのみ起動します。コンピューターが一度このエントリから起動したあと、デフォルトの最初のエントリから起動するようになります。

ブートオプションをバックアップする

万が一の場合に備えてバックアップを作成するために、バックアップしたいブートオプションを選択し、「バックアップ」ボタンをクリックしてください。

PC上の場所を選択し、「保存」をクリックしてバックアップを保存します。

最後に、.PAUBファイル(バックアップファイル)が作成されます。

ブートオプションを復元する

パーティションやブートファイルが紛失または破損した場合に、さきほどバックアップしたブートオプションを選択し、「復元」ボタンをクリックしてください。

バックアップした.PAUBファイルを見つけて選択し、復元します。

※注意:AOMEI Partition Assistantでブートエントリのバックアップを保持しており、システムが起動しない場合、AOMEI Partition Assistantで起動可能なメディアを作成し、WinPE下でブートエントリを復元することもできます。

ブートオプションをリフレッシュする

ブートオプションをリフレッシュするために、対象のブートオプションを選択し、「更新」ボタンをクリックしてください。

※注意:「更新」ボタンはリセットを意味しません。ブートオプションを変更した場合、このボタンはブートオプションをリセットするのに役立ちません。

一度だけUEFI BIOS設定画面に入る

「次回の起動時にUEFI BIOS設定画面に直接入る」前のチェックボックスにチェックを入れてください。

このオプションを選択すると、次回の起動時にコンピューターはUEFI BIOS設定画面で直接起動します。オプションが一度実行された後も、コンピューターは引き続きデフォルトの最初のエントリから起動します。

※注意:次のシステム起動中にDELやF12などのホットキーを押す必要はありません。この方法で、UEFI BIOSブートマネージャーが起動され、起動順位を簡単に変更したり、他のBIOS設定を行ったりすることができます。

ブートオプションの管理が終了したら、必要に応じて「再起動」ボタンをクリックしてコンピューターをすぐに再起動することができます。ただし、コンピューターをすぐに再起動したくない場合は、「キャンセル」ボタンをクリックするか、マネージャーウィンドウを閉じるだけで構いません。

まとめ

上記の手順に従うことで、EFI/UEFI BIOSブートオプションを簡単かつ効果的に管理することができます。このブートマネージャーを使用すると、起動順位を変更したり、ブートエントリをバックアップ・復元したり、BIOSブートオプションの設定をより便利に行ったりすることができます。

AOMEI Partition Assistantの「UEFI BIOSブートマネージャー」ツールは主にUEFIブートオプションを迅速に変更および管理するために使用されます。時間を大幅に節約することができます。また、AOMEI Partition Assistantにはパーティションの回復SSDへのOS移行など、さらに便利なツールも用意されています。

※注意:「UEFI BIOSブートマネージャー」でのすべての操作は、「再起動」「キャンセル」をクリックするか、ウィンドウを閉じるかどうかに関係なく、ブートオプションの変更/削除/バックアップ/復元などの管理ボタンをクリックした後に有効になります。

よくある質問

Q:「ツール」メニューの「UEFI BIOSブートマネージャー」が表示されないのはなぜですか?

A:現在の起動ドライブがMBRディスクである可能性があります。MBRディスクではUEFIのブートオプション管理ツールを使用することはできません。

Q:UEFIブートオプションの変更はコンピューターの起動問題を引き起こす可能性がありますか?

A:起動順位を変更すると、コンピューターは選択したブートエントリから起動します。ブートエントリが無効な場合、PCは正常に起動しない可能性があります。この問題を避けるために、手動で起動可能なブートオプションを有効に設定する必要があります。また、現在のシステムディスクの必要かつ有効なブートオプションを削除しないでください。