Windowsオペレーティングシステムはアクティブパーティションから起動します。1つのディスク上には1つのパーティションのみアクティブパーティションに指定することができます。この記事では、アクティブパーティションを設定する方法についてご紹介します。
アクティブパーティションとは?
アクティブパーティションとは、ディスク上の分割された領域(パーティション)の中でシステム(OS)を起動/ブートすることができる領域のことです。ブートパーティション(起動ドライブ)と呼ばれることもあります。
- 注意:
- アクティブパーティションは、従来のMBRディスクにおける仕様です。GPTディスクから起動するUEFIブートには関係ありません。
- 1つのディスク上には1つのパーティションのみアクティブパーティションに指定することができます。
- アクティブパーティションに指定されたパーティションにはOSが起動可能な状態で格納されている必要があります。
- ディスクのプライマリーパーティションのみアクティブパーティションに設定することが可能です。拡張パーティションや論理ドライブをアクティブパーティションに指定することはできません。
アクティブパーティションを設定する方法
アクティブパーティションの設定は、パーティションテーブルのブートフラグをセットすることにより行います。
パーティションをアクティブとしてマークする前に
- データを失うことなくアクティブパーティションの設定を実行するための強力なパーティション管理ソフトウェアAOMEI Partition Assistantをダウンロードしてください。
- アクティブに指定したいパーティションには、ブートローダ(システムの起動時に実行され、OSを読込・実行するローダ)、「boot.ini」、「ntldr」、「bootmgr」、「BCD」などのブートファイルが含まれていることを確認してください。さもないと、パソコンが正常に起動しなくなります。
- アクティブとして設定したいパーティションに実行中のアプリケーションがある場合は、それらを閉じることが必要です。
パーティションをアクティブとしてマークする詳細手順
上述のように、パソコンに接続された1台のHDD(またはSSD)に4つまで作成できるプライマリーパーティションのいずれか一つをアクティブパーティションとして設定することができます。次はAOMEI Partition Assistantを使用してアクティブパーティションを設定する方法・手順を詳しく見てみましょう~
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動します。アクティブパーティションに設定したいパーティション(ここでは、Dを例とする)を 右クリックして「詳細処理」->「パーティションをアクティブとしてマーク」をクリックします。
ステップ 2. メッセージを確認して問題なければ「はい」をクリックします。
ステップ 3. メイン画面に戻り、変更が表示されます。最終確認し、問題なければ「適用」をクリックします。
Cドライブをアクティブパーティションに設定する場合は、再起動が要求されます。
ステップ4. すべての準備ができたら、「はい」 をクリックして保留中の操作を実行します。
- ★注意事項:
- 論理ドライブや拡張パーティションをアクティブにすることはできません。アクティブに設定できるのはプライマリパーティションのみです。
- コンピュータは、アクティブに設定されたメインパーティションからのみ起動することができ、物理的なハードディスクドライブごとにアクティブなパーティションは1つだけです。