WindowsとLinuxをデュアルブートしている場合は、Windows 11、10、8、7からExt4パーティションを管理したい場合があります。幸い、無料のAOMEI Partition Assistantを使用すると、Ext4パーティションを作成、フォーマット、またはクローンなどの操作を実行できます。
ご存じのように、EXT4(Fourth Extended File System)は、Linuxのファイルシステムで、ジャーナリングファイルシステムの一つですが、NTFS(NT File System)とは、Windows NT系の標準ファイルシステムです。
もしWindowsパソコンにEXT4ファイルシステムのハードディスクを接続するならば、WindowsがEXT4ファイルシステムをサポートしません。または、コンピュータのハードドライブでWindowsとLinuxをデュアルブートする場合、Windows上でEXT4パーティションの作成、フォーマット、コピーなどの基本的な操作はもちろん、WindowsはEXT4ファイルシステムを認識することさえ困難になり、EXT4パーティション内のファイルにもアクセスできなくなります。
Linuxには、Windows NTFSパーティションのサポートが組み込まれていますが、Windowsはサードパーティのソフトウェアを使用しないとLinuxパーティションを読み込むことができません。そのため、ディスクの管理やDiskPartなどのネイティブツールを使用して、WindowsでExt4パーティションを作成、フォーマット、クローンするなどの基本的な操作を行うことはできません。この状況ではどうすればいいのですか?幸いなことに、パーティション管理フリーソフトを使用して、WindowsパソコンでEXT4/EXT3/EXT2パーティションを作成、フォーマットおよびクローンすることができます。そこで、ここでは、Windows用の無料で強力なExt4パーティションマネージャーを紹介します。
Windows環境でLinux Ext4、Ext3、またはExt2パーティションを便利に管理するには、フリーソフトウェアであるAOMEI Partition Assistant Standardは素晴らしい選択です。このパーティションマネージャーは、Windows 11、10、8、7、およびWindows XP、Vista向けに設計されています。しかも、Ext2、Ext3、Ext4などのLinuxファイルシステムも認識でき、Windows OSでExtパーティションを作成、フォーマット、クローンすることが可能です。次に、これらの操作を一つずつ説明します。
「パーティションを作成」機能を使用すると、未割り当て領域にExt4/Ext3/Ext2パーティションを簡単かつ迅速に作成できます。
未割り当て領域で新しいパーティションを作成
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードし、インストールして起動します。未割り当て領域を右クリックし、左側のパネルから「パーティションを作成」を選択します。
ステップ 2. 次の画面ではパーティションサイズ、ドライブ文字を設定し、新しいパーティションのEx4ファイルシステムを選択できます。
ステップ 3. それからメインインターフェイスに戻ります。「適用」→「続行」をクリックし、Windows 11、10、8、7でEXT4パーティションを作成します。
既存のパーティションの中に新規パーティションを作成
未割り当て領域がなくても、AOMEI Partition Assistantは、既存のパーティションの中に新しいパーティションを作成することができます(この方法を使うと、既存のパーティションのサイズが減ります)。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantの主な画面で十分な空き領域がある既存パーティションを右クリックして、「パーティションを分割」を選択します。
ステップ 2. ポップアップウィンドウでは、新規パーティションのサイズとドライブ文字を指定できます。更に、「詳細」をクリックして、パーティションラベル、ファイルシステム、パーティションタイプなども設定できます。ファイルシステムから「EXT4」を選び、「はい」をクリックして続行します。
ステップ 3. これで、既存のパーティションから分割された新しいパーティションの情報が表示されます。ツールバーの「適用」をクリックして新規パーティションの作成を実行します。
デュアルブートのためにNTFSやFAT32のパーティションをExt4にフォーマットしたり、Ext4をNTFSやFAT32のファイルシステムにフォーマットしてWindowsで使えるようにすることが必要な場合があります。いずれの場合も、「パーティションをフォーマット」機能を使って実現できます。ここでは、NTFSをExt4にフォーマットする方法を例として説明します。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動し、メインインターフェイスでNTFSファイルシステムのパーティションを右クリックして「パーティションをフォーマット」を選択します。
ステップ 2. この画面で、ファイルシステムの中からEXT4を選択します。次に、「はい」をクリックして変更を確認します。
ステップ 3. メインインターフェイスに戻ります。保留中の操作を確認後、「適用」>「続行」をクリックしてEXT4パーティションをフォーマットします。
現在のExt4パーティションの完全なコピーを作成したい場合、またはLinux OSを別の場所に転送したい場合、Windows 11、10、8、7でExt4パーティションのクローンを作成するフリーウェアを使用することも可能です。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動し、EXT4パーティションを右クリックし、「パーティションをクローン」を選択します。
ステップ 2. 次の画面では、「セクタ単位のクローン」を選択して、パーティション上のすべてのセクターをクローンします。そして、「次へ」をクリックします(注意:WindowsはLinuxパーティションを認識しないため、「パーティションの高速クローン」を選択できません)。
ヒント:
「パーティションの高速クローン」:これは、ファイルごとのクローンとも呼ばれます。パーティションの使用済み領域のみをクローンし、速度も速いので、お勧めします。しかも、クローンするプロセスに、パーティションのサイズ変更と移動を同時に行うことができます。
「セクタ単位のクローン」:これは、使用されているかどうかに関係なく、ドライブ内のすべてのパーティションをクローンし、かなり長い時間がかかります。「パーティションの高速クローン」方法と比較して、削除あるいは紛失したファイルやアクセスできないデータをターゲットドライブにクローンできます。その他、パーティションの移動機能のみサポートしています。つまり、そのプロセス中にパーティションのサイズを変更したり編集したりすることはできません。
ステップ 3. Ext4パーティションのコピーを保存するターゲットディスク上の未割り当て領域を選択します。ターゲットディスクがSSDであるなら、「SSDの性能を最適化」にチェックを入れて、「次へ」をクリックします。
ステップ 4. 次の画面でパーティションのサイズを変更することができます。その後、「完了」をクリックします。
ステップ 5. メインインターフェイスに戻り、「適用」と「続行」をクリックし、WindowsでEXT4パーティションをクローンします。
我々は空き容量を取得するためにパーティションを削除したいと思ったことがありますよね~EXT4パーティションを削除するには、「パーティションを削除」機能を使用できます。
ステップ 1. 削除したいEXT4パーティションを右クリックして、「パーティションを削除」を選択します。
ステップ 2. 二つのオプションが表示されます。「パーティションの高速削除」または「パーティションを削除して、そのデータを消去します」から一つ選びます。
ステップ 3. 最後は仮想結果を確認し、問題なければ「適用」をクリックしてパーティション削除操作を実行します。
上記は、WindowsでExt4パーティションを作成、フォーマット、またはクローン、削除する方法を示しています。誤ってExt4パーティションを削除して、それを回復したい場合はどうなりますか?心配しないでください。AOMEI Partition Assistant Professionalにアップグレードして、Windows 11、10、8、7のExt4/Ext3/Ext2パーティションを含め、削除されたパーティションを簡単に回復できます。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロードしてインストールし、実行してます。メインインターフェイスの上部にある「復元」から「パーティションを復元」を選択します。
ステップ 2. このウィンドウで、以前に紛失や削除されたExt4パーティションが含まれていたディスクを選択し、「次へ」をクリックして継続します。
ステップ 3. ポップアップウィンドウで2つのスキャン方法が表示され、適切なスキャン方法を選択し、「次へ」をクリックします。多くの場合、「高速検索」で紛失や削除されたExt4パーティションを見つけるることができます。
ステップ 4. 選択したハードディスクをスキャンし、紛失や削除されたすべてのパーティションを一覧表示し、回復するExt4パーティションを選択し、「続行」をクリックします。
ステップ 5.プロセスが完了するのを待ちます。パーティションが正常に回復されたことを示すメッセージが表示されたら、「完了」をクリックします。
AOMEI Partition Assistantを使用すると、Windows 11、10、8、7でのEXT4パーティションを簡単に管理できます。EXT4パーティションの作成、フォーマット、クローン、削除に加えて、AOMEI Partition Assistantは他の多くの便利な機能を提供しています。例えば、OSのSSDへの転送、パーティションの結合、起動可能なメディアの作成、パーティションを削除せずにWindows 11アップグレード用のMBRディスクとGPTディスクの間で変換など。
サーバーとWindowsの両方のディスクパーティションを管理する場合は、代わりにAOMEI Partition Assistant Serverを使用できます。
とにかく、以上です。ご参考になれば幸いです!