概要:Windows 10が起動できなくなった時、Bootrec.exeを使用してスタートアップの問題を解決するつもりですが、「bootrec /fixboot」コマンドを実行すると、「アクセスが拒否されました」エラーが表示されます。この記事では、「bootrec /fixboot」コマンドがアクセス拒否になる場合の5つの対処法を詳しくご紹介しましょう~
何らかの原因でWindows 11/10/8/7/Vistaの起動ができなくなった時に、まずは「システム修復ディスク」でPCを起動して、「スタートアップ修復」オプションを試してみることです。
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これはスタートアップの問題を解決できない場合、またはその他の問題を手動で解決する必要がある場合、Bootrec.exeツールを使用することができます。
回復環境(Windows RE)でBootrec.exeツールを使うと、マスターブートレコード(MBR)、ブートセクタ、ブート構成データ(BCD)ストアの問題を修正できます。
※その中で、「bootrec /fixboot」コマンドはアクティブパーティションのブートセクタを修復するオプションです。Bootrec.exeで/FixBootを指定するなら、Windows VistaまたはWindows 7と互換性があるブートセクタを使用して、新しいブートセクタがシステムパーティションに書き込まれます。
さて、ブートセクターの修復には、bootrec /fixbootを実行する方法は何ですか?次は一緒に見てみましょう~ヾ(*´∀`*)ノ
ステップ 1. Bootrec.exeツールを実行するために、まずWindowsインストールメディアを光学ドライブに挿入して回復環境(Windows RE)を起動する必要があります。
ステップ 2. いずれかのキーを押すように求めるメッセージが表示されるので、任意のキーを押します。
ステップ 3. 言語、時刻と通貨、または入力方式などを選択して「次へ」をクリックします。
ステップ 4. 次の画面で「コンピューターを修復する」をクリックします。
ステップ 5. そして、修復するOSを選択して「次へ」をクリックします。
ステップ 6. Windows 10である場合、オプションの選択で「トラブルシューティング」⇒詳細オプションで「コマンドプロンプト」をクリックします。
ステップ 7. コマンドプロンプトでBootrec.exeと入力して、Enterキーを押します。
ステップ 8. bootrec /fixbootと入力し、Enterキーを押し、ブートセクタを修復します。
しかし、Windows 10で「bootrec /fixboot」コマンドを実行する時に「アクセスが拒否されました」というエラーが発生し、効果がないこともあります。こういう場合、ほかの方法でブート問題を解決したり、ブートセクタを修復したりすることもできます。
▼これから、「bootrec /fixboot」実行不可の5つの対処法について説明します。
ブートローダーを修復するには、Windows 10のインストールディスクが必要です。Windowsインストールメディアを持っていない場合、正常に動作するPCで作ってください。
ステップ 1. Windows 10のインストールディスクから起動します。
ステップ 2. デフォルトの言語、時刻と通貨の形式、キーボードまたは入力方式をそのままにして、「次へ」をクリックします。そして、「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択します。
ステップ 3. コマンドプロンプトで「diskpart」と入力し、Enterキーを押します。
ステップ 4. 次のコマンドを順に実行します。
ステップ 5. 今すぐN:と入力し、Enterキーを押します。(※Nは前で割り当てたドライブ文字です。)
ステップ 6. format N: /FS:FAT32と入力し、Enterキーを押します。
ステップ 7. bcdboot C:\windows /s N: /f UEFIと入力して、Enterキーを押し、ブートローダーを修復します。
もう一度「bootrec /fixboot」コマンドを実行して、「アクセスが拒否されました」エラーが修復されるかを確認します。
Cドライブ内の不良セクタをチェック、修復するには、「chkdsk c: /r」を実行してください。
👍Windows 10 CMDでHDDエラーをチェックする方法
ステップ 1. まずは、前と同じようにWindowsインストールメディアからコンピュータを起動し、「コンピューターを修復する」をクリックし、「トラブルシューティング」→「コマンドプロンプト」を選択します。
ステップ 2. OSがCドライブにインストールされている場合、コマンドプロンプトで「chkdsk c: /r」と入力し、Enterキーを押します。※OSが他のドライブにインストールされている場合、Cを他のドライブ文字に置き換えてください。
ステップ 3. 完了後、PCがハードディスクから正常に起動するかを確認します。問題が依然として発生したら、こういう時に「bootrec /fixboot」を実行してください。
ステップ 1. また前と同じようにWindowsインストールメディアからコンピュータを起動し、Windows REで「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」をクリックします。
ステップ 2. 修復したいOSを選択すると、自動的に修復処理が始まります。時間の目安は1時間から2時間がかかります。
ステップ 3. スタートアップ修復が完了した後、「シャットダウン」「再起動」といったオプションをクリックし、PCが正常に起動するかを確認します。
ステップ 1. 前と同じようにWindowsインストールメディアからコンピュータを起動します。
ステップ 2. 「コンピューターを修復する」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」をクリックします。
ステップ 3. 次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
パソコン初心者でも簡単に使えるディスク&パーティション管理ソフトAOMEI Partition Assistant Professionalは、Windows 11、10、8.1/8、7向け、ブータブルメディアを作成してWindows PEでディスクエラーをチェックまたは修復したり、MBRを再構築したりすることができます。
AOMEI PA製品についてAOMEI PA Pro版のほか、Windows Server 2022、2019、2016、2012(R2)向けServer版、台数無制限のコンピュータで使用可能なUnlimited版と、クライアントに有償技術サービスを提供するIT専門家や技術者向けTechnician版もあります。必要に応じて最適なエディションを選択してください。Proデモ版購入前に無料体験可能!デモ版は動作確認の目的でのみ使用!
ステップ 1. AOMEI PA Proをインストールして起動します。USBメモリをパソコンに挿入します。
ステップ 2. ツールバーの「ツール」タブをクリックし、ドロップダウンメニューから「ブータブルCD/USBを作成」→「次へ」をクリックします。
ステップ 3. 「USBブートデバイス」を選択し、「続行」をクリックします。
ステップ 4. USBメモリのフォーマットが要求されるため、その上に重要なデータがあれば、あらかじめUSBをバックアップしておいてください。
ステップ 5. ブータブルUSBメモリの作成が完了した後、これを利用して起動問題のあるコンピュータを起動します。Windows PEでAOMEI Partition Assistant Professionalが表示されます。
ステップ 6. 次にシステムディスクを右クリックし、ツールバーの「テスト」をクリックし、ドロップダウンメニューから「不良セクタをチェック」を選択し、エラーをチェックしたり、修復します。
ステップ 7. 「MBRを再構築」を選択することにより、ブートローダーの問題を修復します。
ステップ 8. そうした後、パソコンを再起動し、問題が解決されるかを確認します。
上述のすべての対処法を行った後に、OS起動トラブルが再び発生し、または「bootrec /fixboot」コマンドで修復しようとする時、「アクセスが拒否されました」エラーが再び表示される場合があります。
ご存知のように「備えあれば憂いなし」ということわざがあります。これは、日頃からしっかりと準備を整えておくと、いざという時に慌てなくてすむ、なにも心配はいらないという意味です。
そのため、OS起動トラブルを未然に防ぐために、普段からWindows標準ツールまたは頼もしいバックアップソフトでシステムパーティション/システムディスクのバックアップを作成しておきましょう~