外付けHDDにWindows10/11をインストールして、いつでもその外付けHDDからWindows10/11 OSを起動したいですか?Windows To GoでWin10/11を外付けHDDにインストールすることができますが、複雑で面倒な作業だと思いませんか?この記事では、Windows To Go Creator(Windows To Goの代替品)を利用してWindows10/11 OSを外付けHDDにインストールする簡単な方法についてご紹介しましょう。
Windows OSをプラグアンドプレイ対応デバイス(例えば、外付けHDDやUSBフラッシュドライブなどのコンピュータ周辺機器です)にインストールすることができますか?そのポータブルストレージをパソコンに接続して、BIOSでブート順序を変更するだけで、使い慣れたシステムは起動して、すぐに使えるようになりますか?いつでもどこでも(ご友人やネットカフェのPCでも、自宅や会社のPCでも)、同じOSの環境を操作することができれば、かなり便利でしょう。
--YAHOOユーザーから
「簡単に外にOSを持ち運びが出来て、どこでも同じ作業環境を構築したい」という人が少なくないでしょう。Windowsを外付けHDDにインストール(つまり、ポータブルOSを作成)すれば、BYOD対応を簡単に実現することができます。
MicrosoftはWindows To Goという機能をリリースしました。それは、ホストPC上の外付けUSBドライブから通常版のWindowsを起動できるようにする、Windows 10 EnterpriseとWindows 10 Educationのユーザー向けの機能です。Windows To Goを利用してWin10をUSBメモリにインストールすることができます。
👍詳細解説|持ち歩けるWindows 10 To Go USBの作成&使用
しかし、Windows To GoでWindows10 OSを外付けHDDにインストールするには多くの制限&注意事項があります。
幸いなことに、Windows10/11 OSを外付けHDD/SSD、USBメモリなどにインストールするより簡単な方法があります。それは、AOMEI Partition Assistant Professionalの「Windows To Go Creator」機能を使うことです。Windows To Goの代替機能として、Windows10/11のISOファイルを利用してWindows10/11を外付けストレージにインストールして起動可能なUSBドライブを作成することができます。パソコン初心者でも簡単に操作可能です。
Windows To Go CreatorでWindows10/11を外付けHDDにインストールする前に準備しておくべきことがいくつかあります。
❶まず、AOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロードします。
このためだけで購入するのは気がひけるかも知れませんが、Partition Assistant Professionalには、その他HDDからSSDに移し替える時のクローン化機能や、万一のトラブルでWindowsが起動しなくなった時の救済機能なども揃った、ディスク関係に強いユーティリティソフトです。1本持っておいて損はないと思いますよ。
❷外付けHDDまたはUSBメモリにインストールするWindowsのISOイメージファイルを用意します。
❸外付けHDD/SSDまたはUSBフラッシュドライブをコンピュータに接続して、Windowsによって認識されることを確認します。
❹作成後に、Windowsのインストール先となる外付けHDDやUSBメモリは上書きされて、NTFSファイルシステムでフォーマットされるので、前もって大切なデータをバックアップしておいてください。
👍Windows 10/11でデータをバックアップする5つの効果的な方法
以上のものをすべて用意したら、Windows To Go Creatorによって、任意のOSで起動可能なドライブを作成することができます。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールして起動します。ツールバーの「ツール」タブをクリックし、ドロップダウンメニューから「Windows To Go Creator」を選びます。
ステップ 2. 次には「Windows向け」か「Mac向け」か選択します。一般的に「パーソナルコンピュータ用のWindows To Goを作成」を選びますが、MacでWindowsを使いたいと考えているなら、「Macデバイス用のWindows To Goを作成」を選んで「次へ」をクリックします。
ステップ 3. そしてイメージファイルを選択します。もし、現在動かしているPCと同じWindowsをインストールしたいなら、「現在のシステムでWindows To Goを作成」を選んで「次へ」をクリックします。
ステップ 4. Windowsのインストール先を選択します。ここでは例としてKingston USBメモリを選びますが、USB接続であれば、外付けHDDやSSDでも構いません。パソコンに接続されているUSB機器が候補に出てくるので、ここから選びます。
ステップ 5. 「データが完全に消去される」という警告メッセージが表示されます。事前にバックアップを取っておいた場合、「はい」をクリックして作業を開始します。
さほど時間はかかりません(10分か15分くらい)。次のような画面が出たら、全ての作業が完了です。Windows10/11を外付けHDDやUSBメモリに正常にインストールしました。
次は、BIOS設定で起動デバイスの優先順位を変更します。つまり、USBドライブからパソコンを起動(ブート、boot)するように設定します。詳しい手順は次のとおりです。
ステップ 1. PCの電源を入れます。
ステップ 2. 電源投入後のロゴ画面で「Del」または「F2」を何度か押して「BIOS settings」に入ります。
ステップ 3. BIOSが起動したら、「Boot」タブをクリックして「1st Boot Device」項目のところをUSBドライブの名前に変更、USBドライブから優先的に起動するように設定します。
ステップ 4. 最後にF10キーを押すことで、今回の変更を保存してBIOSを終了させます。
BIOSが閉じた後、すぐに通常通りにWindowsの起動が始まります。
ご覧のように、AOMEI Partition Assistant Professionalの「Windows To Go Creator」機能を利用して、Windows10/11 OSを外付けHDDにインストールするには次のようなメリットがあります。
Windows OS標準コマンドの「diskpart」を使って、起動可能なUSBドライブを作成することができます。Windows OSでは、「diskpart」というコマンドを使うことで、コマンドラインでディスクのパーティションやボリュームを操作することができます。自動処理やWindows回復環境、Windows PE、Server Coreなどで大いに役立つコマンドです。
次は「diskpart」を使って、Windows10で起動可能なUSBドライブを作成する方法をご紹介しましょう。WindowsのISOイメージファイル、USBフラッシュドライブ(USBメモリ)も必要です。
ステップ 1. USBフラッシュドライブをお使いのコンピュータに挿入・接続します。Windows+Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「名前」の欄に「diskpart」と入力し、「OK」をクリックします。
ステップ 2. 以下のコマンドを入力し、コマンドを1行入力したら「Enter」キーを押します。
ステップ 3. 用意したISOイメージファイルをUSBメモリのルートディレクトリに置いてください。
Q1:外付けHDDにWindowsをインストールするメリットは何ですか?
A1:外付けHDDにWindowsをインストールする主なメリットは、ポータビリティと互換性です。外付けHDDにWindowsをインストールすることで、異なるコンピューターで同じWindows環境を利用できます。また、既存の内蔵HDDやSSDの容量不足を補うこともできます。
Q2:外付けHDDにWindowsをインストールする方法はありますか?
A2:はい、外付けHDDにWindowsをインストールする方法があります。通常のWindowsインストールプロセスを行う際に、外付けHDDを選択することで、インストール先を外付けHDDに指定することができます。ただし、外付けHDDがブート可能であることを確認する必要があります。
Q3:外付けHDDにWindowsをインストールする際の注意点は何ですか?
A3:外付けHDDにWindowsをインストールする際には、以下の注意点に留意する必要があります。
Q4:外付けHDDにWindowsをインストールすると、パフォーマンスに影響はありますか?
A4:外付けHDDにWindowsをインストールする場合、内蔵HDDやSSDに比べてパフォーマンスが低下する可能性があります。特にUSB接続を使用する場合、データ転送速度が低下することが考えられます。しかし、外付けHDDのパフォーマンスはデバイスの速度や接続方法に依存するので、個々の状況によって異なります。
Q5:外付けHDDにWindowsをインストールした場合、セキュリティ上のリスクはありますか?
A5:外付けHDDにWindowsをインストールする場合、セキュリティ上のリスクが増加する可能性があります。外付けHDDは取り外し可能なデバイスであり、紛失や盗難のリスクが内蔵デバイスより高くなります。また、外付けHDDを利用する際には、セキュリティソフトウェアの適切な設定や定期的なバックアップの実施が重要です。
ここまでWindows10/11 OSを外付けHDDにインストールする方法をご紹介しました!数回のクリックだけで操作が完了できます。超便利でしょう。強力な「Windows To Go Creator」機能のほか、AOMEI Partition Assistant ProfessionalはGPTとMBR間でのディスク変換、2つのパーティション間でのアプリ移行など、もっと高度な機能も備えます。また、社内の台数無制限のコンピュータで使用可能なAOMEI Partition Assistant Unlimited(無期限版)もあります。
もし、この記事が役立つなら、友達や家族と共有しましょう!また、何か質問や提案がある場合は、support@aomeitech.comまでご連絡ください。よろしくお願いします。