USBドライブからWindows 10を起動する方法
カスタムWindows 10環境をどこでも使えるようにするには、起動可能なUSB外付けハードディスクやフラッシュドライブを作成し、USBドライブからPCやMac上のWindows 10を起動する方法があります。
ステージ 1. Windows 10 ISOでUSBドライブを起動可能にする
USBからWindows 10を起動するには、まずUSBドライブを起動可能にする必要があります。ここでは、この操作を完了するための2つの方法を提供します。
方法 1. Windows10内蔵ツールで起動可能なUSBドライブを作成する
Windows 10はWindows 10 Home、Windows 10 Professional、Windows 10 Enterprise、Windows 10 Education、Windows 10 Mobile、Windows 10 Mobile Enterprise、Windows 10 loT Coreの7つのエディションに分かれています。ただし、Windows 10 Enterpriseのみ、USBドライブにWindowsワークスペースを作成する機能「Windows To Go」をハード的に搭載しています。Windows 10 EnterpriseまたはEducationをお使いの場合は、以下の手順でWindows 10の起動可能メディアを作成することができます。
- ★準備作業:
- Microsoft社認定のUSBドライブを用意し、32GB以上のものが良いです。あらかじめUSBドライブに必要なデータをバックアップしてください。
- Microsoft公式サイトからWindows 10のISOをダウンロードし、USBドライブをPCに挿入します。
ステップ 1. 検索ボックスに「Windows To Go」と入力し、クリックするとWindows 10でWindows To Goが開きます。
ステップ 2. 「Windows To Go ワークスペースの作成」ウィンドウになるので、起動可能にしたいUSBドライブを選択して「次へ」をクリックします。
ステップ 3. 次のウィンドウで、「検索場所の追加」をクリックして、Windows ISOファイルを検索し、マウントされたISOファイルを選択します。
ステップ 4. ここで、Windows To Goワークスペース上でBitLocker暗号化を有効にするか、「次へ」をクリックするだけです。そして、プロセスが完了するのを待ちます。
ステップ 5. ここで、Windows To Goワークスペース上でBitLocker暗号化を有効にするか、「スキップ」をクリックするだけです。そして、プロセスが完了するのを待ちます。
方法 2. サードパーティツールを使ってWindows 10の起動可能なUSBを作成する
Windows 10 HomeがインストールされているPCでは、Windows To Goを利用することはできません。AOMEI Partition Assistant Professionalに頼ることができます。Windows 11/10/8.1/8 EnterpriseやEducationエディションだけでなく、他のエディションでも起動可能なUSBを作成することができます。さらに、それを使用して起動可能なUSBを作成する場合、Microsoft認定のUSBドライブを使用する必要がなく、USBドライブの容量は13GBに小さくすることができます。無料ダウンロードして、詳細な手順を参照してください。
ステップ 1. PCにツールをインストールし、実行します。メインインターフェイスで、「ツール」>「Windows To Go Creator」に進みます。
ステップ 2. 次には「Windows向け」か「Mac向け」か選択します。一般的に「パーソナルコンピュータ用のWindows To Goを作成」を選びますが、MacでWindowsを使いたいと考えているなら、「Macデバイス用のWindows To Goを作成」を選んで「次へ」をクリックします。
ステップ 3. そしてイメージファイルを選択します。もし、現在動かしているPCと同じWindowsをインストールしたいなら、「現在のシステムでWindows To Goを作成」を選んで「次へ」をクリックします。
ステップ 4. Windowsのインストール先を選択します。ここでは例としてKingston USBメモリを選びますが、USB接続であれば、外付けHDDやSSDでも構いません。パソコンに接続されているUSB機器が候補に出てくるので、ここから選びます。
ステップ 5. 「データが完全に消去される」という警告メッセージが表示されます。事前にバックアップを取っておいた場合、「はい」をクリックして作業を開始します。さほど時間はかかりません(10分か15分くらい)。
ステージ 2. USBドライブからWindows 10を起動する
Windows 10の内蔵機能またはサードパーティ製ソフトウェアでWindows 10のブータブルUSBドライブを作成したら、起動したいPCにUSBハードディスク/フラッシュドライブを挿入して、以下の手順で起動することができます。
起動順序を一度変更したい場合は、ファンクションキー(F11またはF12、モードやブランドの異なるPCではキーが異なる場合があります)を押して、起動メニューに入ります。次に、USBドライブを選択し、Enterキーを押して、USBドライブから起動します。
起動順序を永続的に変更したい場合は、BIOS Setup>Configure boot options>Change Boot orderに進みます。最後に、USBドライブをブートシーケンスリストの先頭に移動して、USBドライブを最初のブートデバイスとして設定し、変更を保存して、PCを再起動します。
まとめ
AOMEI Partition Assistant Professionalの「Windows To Go Creator」機能で起動可能なUSBを作成して、USBメモリからWindows10を正常に起動させる方法は以上です。超便利でしょう。強力な「Windows To Go Creator」機能のほか、AOMEI Partition Assistant ProfessionalはGPTとMBR間でのディスク変換、2つのパーティション間でのアプリ移行など、もっと高度な機能も備えます。また、社内の台数無制限のコンピュータで使用可能なAOMEI Partition Assistant Unlimited(無期限版)もあります。
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