Windows 11で外付けHDDの接続が何度も切れる場合の対処法

Windows 11で外付けHDDが何度も接続と切断を繰り返す場合は、データが失われるかもしれません。本記事では、Windows 11で外付けHDDの接続が何度も切れる理由と解決策を紹介します。また、この問題によって失われたデータを回復するためのヒントも説明します。

投稿者 @ひとみ 2024年07月24日 @ひとみ 最後の更新 2024年06月05日

Windows 11で外付けHDDが切断と接続を繰り返す問題

「私のWindows 11デスクトップは、外付けHDDへの接続が切れます。バックアップ用ドライブであり、何度も接続と切断を繰り返す場合、バックアップできなくて困ります。Windows 11で外付けHDDの接続が何度も切れる問題を修正するにはどうすればよいでしょうか?」 - Microsoftコミュニティより

Windows 11で外付けハードディスクが接続を頻繁に切断されてしまう問題にお困りですか?このような場合、まず「なぜ外付けHDDが接続を切断し続けるのか」を考えることが重要です。

この問題の原因として考えられるのは、USBケーブルやポートの不具合、省電力モードを引き起こす電源設定、古いドライバーなどです。このような問題が発生するとデータ損失のリスクがありますが、心配しすぎる必要はありません。

この記事では、Windows 11で外付けHDDの接続が何度も切れる問題を解決する方法と、この問題によって引き起こされたデータの回復方法についてご紹介します。

Windows 11で外付けHDDの接続が切れる問題を修正する方法

Windows 11で外付けHDDが接続を切断し続ける問題を解決するために、効果的な3つの方法をご提案します。この問題のためにドライブのフォーマットが必要になる場合の解決策もご紹介しますので、そちらもご覧ください。

方法1. 別のUSBポートに変更する

Windows PCで外付けHDDの接続が断続的に切れる場合、USB 3.0ポートからUSB 2.0ポートに切り替えることを検討してみてください。この方法は多くのユーザーにとって有効であることが証明されています。

ただし、USB 2.0ポートを使用することで接続の問題が改善される一方で、転送速度がUSB 3.0に比べて遅くなるというデメリットがあります。

これらの方法を試しても問題が解決しない場合、さらなるサポートが必要かもしれません。以下の追加の方法を試してみてください。これらの代替手段が、Windows 11での外付けHDDの接続問題を解決する助けになるかもしれません。

方法2. USBセレクティブサスペンド設定を無効にする

電源設定が省電力モードになっている場合、外付けハードディスクの接続が自動的に切断されることがあります。電源オプションを確認し、USBの省電力設定を無効にしてみてください。

ステップ 1. 検索ボックスに「コントロール」と入力してEnterキーを押してください。

ステップ 2. コントロールパネルで「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」を選択します。

ステップ 3. 「電源オプション」のウィンドウで、「プラン設定の変更」をクリックします。

ステップ 4. 「詳細な電源設定の変更」をクリックします。

ステップ 5. 「USB設定」→「USBセレクティブサスペンドの設定」をダブルクリックします。

ステップ 6. 「バッテリ駆動」、「電源に接続」が「有効」になっている場合は「無効」に切り替えます。「OK」をクリックして変更を保存します。

方法3. 最新のUSBコントローラードライバーをインストールする

また、Windows 11で外付けハードディスクの接続が切断される問題が発生し、USB 3.0ポートを使用している場合は、最新のUSB 3.0コントローラードライバーをインストールすることをお勧めします。最も安全な方法は、マザーボードメーカーのウェブサイトを訪れ、システムに適した最新のチップセットドライバーをダウンロードすることです。

ステップ 1. Windows検索ボックスを使用して「デバイス マネージャー」を検索し、最初の検索結果をクリックします。「ユニバーサルシリアルパスコントローラー」とラベル付けされたセクションに移動します。「USBルートハブ(USB 3.0)」を右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。

ステップ 2. デバイスマネージャーを閉じ、コンピューターを再起動します。その後、デバイスマネージャーを再度開きます。「ユニバーサルシリアルパスコントローラー」→「USBルートハブ(USB 3.0)」に移動します。「USBルートハブ(USB 3.0)」を右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。

ステップ 3. 「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索」を選択してください。

ステップ 4. 「参照」ボタンを選択して、解凍されたデバイスドライバーフォルダ「USBルートハブ(USB 3.0)」を指定します。「次へ」をクリックします。

ステップ 5. 次に、更新プロセスが開始されます。完了後、更新インターフェースとデバイスマネージャーを閉じ、コンピューターを再起動して、Windows 11で外付けHDDが切断される問題が解消されているかどうかを確認してください。

方法4. 大容量記憶装置の電源が切れないように設定する

上記の方法を試しても改善されない場合、パソコンの大容量記憶装置がオフになっているか確認してみてください。オフになっていない場合、パソコンが節電のために様々なデバイスを自動的に切っている可能性があります。

大容量記憶装置の設定はデバイスマネージャーで確認できます。以下はパソコンの大容量記憶装置を確認する手順です。

ステップ 1. スタートボタンを右クリックし、デバイスマネージャーを選択します。

ステップ 2. デバイスマネージャーが開いたら対象のUSBルートハブをクリックします。

ステップ 3. ポップアップウィンドウが表示されたら、「電源の管理」のタブを選択します。

ステップ 4. 「電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」をオフに切り替えます。

ステップ 5. 最後に「OK]をクリックすると保存されます。

外付けHDDの接続が切れる場合にデータを回復する方法

さらに、外付けHDDが何度も接続と切断を繰り返すにもかかわらず、Windowsが「フォーマットしてください」と表示してドライブを開けない場合があります。フォーマットを行うとデータが消えてしまいますが、重要なファイルが失われた場合には、AOMEI Partition Assistantを使用してデータを回復することを検討してください。この強力なコンピュータ管理ソフトウェアには、様々なデータ損失シナリオに対応する「データ復元」機能が備わっています。

例えば、フォーマットによるデータ消失、ごみ箱の空にし誤削除、ウイルス攻撃からのデータ回復、システムクラッシュ、外付けHDDからのバックアップの復元などです。Windows 11で外付けHDDをフォーマットしてしまった場合、このツールを使ってデータを回復することができます。

AOMEI Partition Assistantは、写真、文書、ビデオ、メールなど、200以上のファイル形式のデータ回復をサポートしており、Windows 11/10/8.1/8に対応しています。Windows Serverユーザーの場合は、AOMEI Partition Assistant Serverエディションも利用できます。

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ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして実行し、メインインターフェースで「復元」>「データ復元」をクリックします。

ステップ 2. Windowsデータの復元ツールがポップアップ表示されます。データ復元を実行するパーティションを選択し、「スキャン開始」をクリックしてください。

ステップ 3. スキャンが完了すると、削除したすべてのファイル(ごみ箱の中から削除したデータ、または行方不明になるほかのファイル)が表示されます。復元したいデータを選択し、「復元」をクリックしてください。

ステップ 4. 復元したデータを保存するPC上のフォルダパスを選択してください。

ステップ 5. 復元の進行が始まり、復元が成功すると選択したパスにデータが保存されます。「OK」をクリックします。

最後に

Windows 11で外付けHDDの接続が何度も切れる場合、上述の方法を試してみることをお勧めします。外付けHDDをフォーマットしてしまった場合でも、AOMEI Partition Assistantを使ってデータを回復できます。

この多機能ツールは、OSの移行、ディスクのクローン、アプリの移動、空き容量の割り当てなど、他にも多くの実用的な機能を提供しています。必要に応じて、それらも活用してみてください。