Windows 11/10/8/7でCドライブをMBRからGPTに変換する簡単な方法

時には、CドライブをMBRからGPTに変換する必要があるかもしれません。ここでは、データを失うことなくWindowsでMBR/GPT変換を行う信頼性の高い方法をご紹介します。

投稿者 @Comnena 2024年05月29日 @Comnena 最後の更新 2023年05月15日

なぜCドライブをMBRからGPTに変換する必要があるのですか?

ご存知のように、MBRとGPTは2つの異なるディスクパーティションスタイルです。しかし、MBRにはプライマリーパーティションの数や最大ディスクサイズに制限があるのに対して、GPTにはそのような制限はありません。時には、CドライブをMBRからGPTに変換する必要があるかもしれません。

ヒント:MBRディスクの最大容量は2TBです。ハードディスクの容量が2TBを超えると、余分な部分はディスクの管理で「未割り当て」として表示されます。また、Windowsエクスプローラで間違ったサイズが表示されます。

MBRとGPTの主な違いは、下図の通りです。

  MBR GPT
ディスク容量 2TB 9.4ZB(1ZBは10億TBです)
パーティション作成 最大2TBのボリュームと1個のディスクに最大4つのプライマリパーティション 18EBのボリューム、一つのディスクに最大128個のパーティション
起動モード BIOS UEFI
MBRディスクは4つの主パーティションまたは3つの主パーティション+1つの拡張パーティションに分割することができ、最大ディスクサイズは2Tです。しかし、GPTはパーティション数及びハードディスク容量に制限がありません(Windowsは最大128パーティションまでサポートします)。
GPTディスクはWindows 7以前のシステム(例えば、Windows 95/98、Windows XP、Windows 2000、Windows 2003)をサポートできませんが、Windows 8、Windows 10、Windows 11、Windows Server 2008、Windows Server 2012、Windows Server 2016、Windows Server 2019およびWindows Server 2022などの他のすべてのWindowsオペレーティングシステムをサポートできます。一方、MBRディスクはWin11以外ほとんどのバージョンと互換性があります。
MACなど、システムディスクとしてMBRをサポートしていないマザーボードもあります。
MBRはLegacy BIOSブートモードで起動し、GPTはUEFIで起動します。
GPTディスクはパーティションテーブルの複製および巡回冗長検査(CRC)保護により、より高い信頼性を提供します。MBRパーティションディスクとは異なり、プラットフォーム操作に不可欠なデータはパーティションに含まれており、パーティション分割されていないセクターや非表示セクターには含まれていません。

Windows 10からWindows 11にアップグレードする場合、UEFIブートモードとGPTシステムディスクが必要であることをMicrosoftが明確に要求しています。ですから、Windows 11のためにMBRをGPTに変換する必要があります。

Windows 11/10/8/7でCドライブをMBRからGPTに変換する方法

安全かつ簡単にMBR/GPTに変換するには、AOMEI Partition Assistant Professionalを利用することをお勧めします。これはWindows 11、10、8、7、Vista、XPユーザーをサポートする人気のMBRからGPTへの変換ソフトです。システム/データディスクをMBRからGPTに変換するだけでなく、その逆も可能です。各ステップには明確な指示があり、マウスで数回クリックするだけでいいのです。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
安全かつ高速
注意:
デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。
システムディスクをMBRからGPTに変換する場合、マザーボードがUEFIブートモードに対応していることを確認してください。そうしないと、コンピューターが正常に起動しません!

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールし、実行します。ディスク(システムディスクを例とする)を右クリックして、「GPTディスクに変換」を選択します。

ステップ 2. 「はい」をクリックし、操作を確定します。

ステップ 3. 操作をコミットするには、「適用」をクリックしてください。

以上、Windows 11/10/8/7でCドライブをMBRからGPTに変換する方法でした。変換後は、BIOSの設定でブートモードをUEFIに変更するのを忘れないようにしましょう。この方法がわからない場合は、以下の手順も参考にしてください。BIOSの設定画面はパソコンメーカーや機種によって異なりますが、基本内容や操作方法はほぼ同じです。

ステップ 1. メーカー指定のキーボード(F2、F9、F12など)を連続して押して、ブート(Boot)画面を表示させます。

ステップ 2. BIOSの「Main」メニュー画面で、「Boot」を選択します。

ステップ 3. 「Boot」画面から、「UEFI/BIOS Boot Mode」を選択し、Enterを押します。

ステップ 4. すると、「UEFI/BIOS Boot Mode」ダイアログボックスが表示されるので、「UEFI」を選択します。

>>上下の矢印を使用してUEFIブートモードを選択し、Enterを押します。

>>変更内容を保存して画面を終了するには、F10を押します。

こうすると、Windowsを再インストールする必要がなく、ブートモードをLegacyからUEFIに変更しても、Windows OSが正常に起動することができます。

まとめ

これらの優れたユーティリティのおかげで、Windows 11/10/8/7でデータを失うことなくCドライブをGPTに変換できます。データディスク上でMBRをGPTに変換することは、AOMEI Partition Assistant Professionalでも利用できます。

Windows Server 2003/2008/2012/2016/2019(R2を含む)を実行している方は、AOMEI Partition Assistant Serverを試して、より高度な機能をお楽しみください。

この記事があなたを助けることができるならば、それは素晴らしいと思います。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールはsupport@aomeitech.comです。最後までありがとうございます。