Windows7/8/10/11でDドライブの空き容量をCドライブに移す方法

Cドライブの容量不足時に、容量に余裕があるDドライブから空き容量をCドライブに移動する方法について紹介します。またAOMEI Partition Assistantという専門なパーティション管理ソフトでのアプリ引っ越し 機能も紹介します。

投稿者 @Asher 2024年11月18日 @Asher 最後の更新 2024年11月18日

なぜDドライブの空き容量をCドライブに移す?

すべてのコンピューターに完璧なパーティションが搭載されているわけではありません。ディスク領域を使用すると、Cドライブの空き容量不足など、多くの問題に直面することになります。Cドライブの空き容量が不足すると、PCのパフォーマンスが低下します。したがって、Cドライブに空き領域不足の警告が表示されたら、より適切なパーティションを取得するには、ハードドライブのパーティションを再分割する必要があります。ユーザーに実際に起こった出来事をいくつか紹介します。

YAHOOユーザからの悩み1:

Windows7搭載パソコンでCドライブはわずか5GBの空き容量が残っています。今日、Cドライブにプログラムをインストールしようとするときに、「Cドライブの空き領域が不足になっている」警告が表示されました。空き容量のあるDドライブから一部の空き容量をCドライブに移動したいですが、そのやり方は何ですか?

 

YAHOOユーザからの悩み2:

私のパソコンはWindows 7 OSを実行しています。最近、「Cドライブの空き領域がなくなっている」という警告がよく出ました。この問題を解決するためにあらゆる努力をしましたが、役に立たなっかたです。不要なプログラムをアンインストールして、ディスククリーンアップを実行してみましたが、あまり効きません。私はCドライブを拡張するためにDiskpartツールを実行しましたが、選択されたドライブを拡張できませんって結果になりました。実はDドライブに大きな空き容量があります。Dドライブの空き容量でCドライブを増やす方法はありますか?その方法があれば、是非教えてください!

 

Windows7/8/10/11でDドライブに多くの空き領域がある場合、Dドライブの空き容量をCドライブに移動することは、システムパーティションを増やすのに本当に良い方法です。

Dドライブの空き容量をCドライブに移動する方法

パソコンのパフォーマンスを上げるために、ここでDドライブの空き領域をCドライブに割り当てる四つの方法を紹介します。

方法1. ディスクの管理でDドライブの空き領域をCドライブに割り当てる

「PC」を右クリックし、「管理」をクリックして「コンピューターの管理」を開きます。そして、「記憶域」の「ディスクの管理」をクリックしてディスクの管理画面に行きます。通常、Cドライブの右側に未割り当て領域があるなら、Cドライブを右クリックし、「ボリュームの拡張」を選択して、未割り当て領域をCドライブに統合します。

ただし、ディスクの管理には多くの制限があります。もしCドライブの右隣の領域は未割り当て領域がなければ、「ボリュームの拡張」はグレー表示され、他の位置の未割り当て領域をCドライブに割り当てることもできません。この場合、右側のDドライブを右クリックし、「ボリュームの削除」を選び、未割り当て領域を作成します。その後、上の操作を実行してCドライブにDドライブの空き領域を割り当てます。

削除前に、その上のデータをバックアップすることを忘れないでください。

方法2. DiskpartツールでDドライブの空き領域をCドライブに割り当てる

手順 1. まず、キーボードでWindowsキーとRキーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」というポップアップウィンドウが表示されます。「Diskpart」と入力し、Enterキーを押してコマンドプロンプトを開きます。

手順 2. また、次のコマンドプロンプトラインを順に入力して、各入力後Enterキーを押してください:

● list volume

● select volume d

● delete volume

● list volume

● select volume c

● extend size=n

● exit

▼注意:
① Cドライブの右隣に未割り当て領域があれば、ボリューム削除のコマンドライン(前3)を入力する必要がありません。もし未割り当て領域がCドライブの右側にない場合は、未割り当て領域をCドライブに追加することはできません。
② 「select volume d」の「d」は削除したいCドライブの右側のパーティションです。
③ 「n」は現在のパーティションに追加する領域(メガバイト(MB)単位)を指定します。サイズを指定しないと、ディスクは次の未割り当て領域をすべて使用するように拡張されます。

ここまで、Dドライブの空き領域をCドライブに割り当てました。ただし、この方法2は方法1と同じ、未割り当て領域はCドライブの右隣にあることは前提です。このような制限を破り、未割り当て領域の位置がどこでもできるのは次の方法です。

方法3. Dドライブの空き領域を直接Cドライブに割り当てる

ここで、非常に使いやすいディスクパーティション管理ソフトAOMEI Partition AssistantでWindowsのDドライブからCドライブに空き領域を割り当てる方法について説明します。

手順 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードし、インストールし、開きます。HDDの基本情報が最初のインタフェースに表示されます。Dドライブを右クリックして、「空き領域を割り当てる」を選択します。

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手順 2. 下図のように、ここでCドライブにDドライブの空き領域を割り当てるサイズを入力します。そして、Cドライブをターゲットとして指定します。その後、「はい」をクリックします。

手順 3. 次に、インターフェースに戻り、表示される結果を確認後、「適用」をクリックして実行します。

方法4. CドライブのアプリをDドライブに移動する

この方法はCドライブのアプリをDドライブに移動することでCドライブの容量を増やします。前の方法の空き領域を割り当てると効果は同じになります。

手順 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。上部にある「空間を解放」⇒「アプリ引っ越し」をクリックします。

手順 2. 「アプリを移動」と「フォルダを移動」2つのオプションがあります。ここでは「アプリを移動」を選択します。

手順 3. Cドライブを選択して、「次へ」をクリックします。

手順 4. 移動したいアプリにチェックを入れ、移動先ドライブを選択して「次へ」をクリックします。

手順 5. 移行中に実行中のアプリを強制終了するという警告メッセージが表示されます。問題なければ「OK」をクリックして操作を実行します。

Windows 7/8/10/11でCドライブの容量が少なくなる原因

indows 7/8/10/11でCドライブの容量が少なくなる原因はさまざまですが、以下に主な理由を挙げます。

1. システム関連ファイルの増加

  • Windows Updateのキャッシュ:更新プログラムのインストール時に作成される一時ファイルやバックアップファイルが溜まります。
  • システムの復元ポイント:システム復元機能が有効な場合、復元ポイントが作成され続けて容量を消費します。
  • ページファイル(仮想メモリ)とハイバネーションファイル:RAMの代替として使用されるページファイルや休止状態に必要なhiberfil.sysファイルが大きな容量を占有します。

2. アプリケーションやゲームのインストール

  • プログラムやゲームはデフォルトでCドライブにインストールされることが多く、特に大型のゲームやクリエイティブソフト(例: Photoshop、AutoCADなど)が容量を圧迫します。

3. ユーザーデータの蓄積

  • ダウンロードフォルダ:インターネットからダウンロードしたファイルがそのまま保存されている場合があります。
  • ドキュメント、デスクトップ、ピクチャ、ビデオフォルダ:大きなファイルをこれらのフォルダに保存していると、Cドライブが圧迫されます。

4. 一時ファイルの蓄積

  • 一時ファイル(Tempフォルダ):Windowsやアプリケーションが使用する一時ファイルが削除されずに残ることがあります。
  • ブラウザのキャッシュ:インターネットブラウザ(Chrome, Edge, Firefoxなど)のキャッシュが増加。

5. 不要なファイルの蓄積

  • 古いWindowsインストール(Windows.old):OSのアップグレード後に以前のバージョンのバックアップファイルが残ります。
  • クラッシュダンプファイル:システムエラー時に生成されるメモリダンプファイルが消されずに残る場合があります。

6. ウイルスやマルウェア

  • ウイルスやマルウェアがシステムに侵入して、不必要なファイルを大量に作成することがあります。

結語

Windows7/8/10/11でDドライブの空き容量をCドライブに割り当てる方法を紹介しました!方法1と方法2の方法の使用前提は、作成した未割り当て領域は拡張したいターゲットパーティションの右側にあることです。方法3はこの制限がありません。また、方法4は別の方面でCドライブの容量を増やことで前の方法と同じ効果になります。

AOMEI Partition Assistantそのほかのバージョン:Windows Server 2003、2008(R2)、2011、2012(R2)、2016、2019、2022のユーザーの場合、AOMEI Partition Assistant Server版を使用してください。また、社内の台数無制限のPC&Serverで利用可能なAOMEI Partition Assistant Unlimited版もあります。

よくある質問

1. Dドライブの空き容量をCドライブに移すことは可能ですか?

はい、可能です。ただし、パーティション管理が必要です。Windowsの標準機能(ディスクの管理)やサードパーティのパーティション管理ソフト(AOMEI Partition Assistant)を使うことで、Dドライブの空き容量をCドライブに結合できます。

2. DドライブからCドライブに容量を移す際、データは失われますか?

操作の方法によって異なりますが、データ損失のリスクがあるため、バックアップを取ってから実行することをおすすめします。特にDドライブの容量を削減する際、そこにデータがあると失われる可能性があるので注意が必要です。

3. Windowsの「ディスクの管理」を使ってCドライブの容量を増やせますか?

はい、可能です。以下の手順でCドライブを拡張することができます:「ディスクの管理」を開き、Dドライブを右クリックして「ボリュームの縮小」を選択し、空き容量を作成します。Cドライブを右クリックし、「ボリュームの拡張」を選択して、Dドライブの空き容量を統合します。ただし、この方法はDドライブの位置がCドライブに隣接している場合に限り使用できます。

4. DドライブがCドライブの隣にない場合、どうすればいいですか?

Dドライブが隣接していない場合、Windowsの「ディスクの管理」では拡張できません。この場合、サードパーティのパーティション管理ソフト(例:AOMEI Partition Assistant)を使うと、隣接していないパーティションの結合が可能です。