Windows Server 2008でディスククリーンアップして空き容量を増やす方法

Windows Server 2008(R2)でCドライブ容量不足の警告が表示された際の対処方法をご紹介します。不要なファイルの削除やディスクのクリーンアップを行い、信頼できるソフトウェアを使用してCドライブの容量を安全に拡張する手順について解説します。

投稿者 @ひとみ 2024年08月01日 @ひとみ 最後の更新 2024年08月01日

Windows Server 2008のディスクをクリーンアップする理由

時間が経つにつれて、Windows Server 2008を使用していると「ディスク容量が不足しています」という警告が表示されることがあります。これは、ローカルディスクの容量が不足していることを意味します。この警告を無視してしまうと、新しいアプリのインストールができなくなることがあります。また、OSの動作が遅くなったり、クラッシュする可能性もあります。これらの問題は効率を低下させ、データの損失リスクを高める恐れがあります。そのため、このような警告が表示された場合は、Windows Server 2008(R2)のディスクをクリーンアップすることが非常に重要です。

Windows Server 2008でディスクをクリーンアップする方法

Windows Server 2008のハードドライブの空き容量を増やす前に、どのようなデータが占有されているのかを確認する必要があります。一般的に、システムの復元ポイント、バックアップファイル、一時ファイル、およびページングファイルが多くの容量を占めています。では、Windows Server 2008でハードドライブをクリーンアップするための方法を見ていきましょう。

方法1. 大きなアプリをアンインストールする

一部のサイズの大きいアプリは、Cドライブの多くの容量を占めることがあります。こういったアプリをアンインストールすることで、Cドライブスペースを解放できます。以下の手順でアプリをアンインストールします。

1. 「Win+R」を同時に押し、「control」と入力してEnterキーを押し、「コントロールパネル」を開きます。プログラムの下にある「プログラムのアンインストール」をクリックします。

2. すると、インストールされているすべてのプログラムが一覧表示されます。ここで、各プログラムがどれくらいの容量を占有しているのか一目でわかります。アンインストールしたいプログラムを右クリックし、「アンインストール」を選択します。

方法2. Cドライブから他のドライブにアプリを移動する

アプリを削除したくない場合や、別のドライブに十分なスペースがある場合は、Cドライブから他のドライブへアプリを移動させることができます。これにより、Cドライブの空き容量を増やせます。この操作は、AOMEI Partition Assistant Serverなどのパーティション管理ソフトを使用して簡単に行えます。

無料ダウンロード ServerとPCの全バージョン
安全かつ高速
動作確認の目的でのみ使用される

1. AOMEI Partition Assistant Serverをインストールして実行します。次に、上部にある「空間を解放」>「アプリ引っ越し」をクリックします。

2. 新しいウィンドウで「アプリを移動」を選択します。

3.  次に、Cドライブを選択して「次へ」をクリックします。

4. 移動するアプリにチェックを入れ、単一または複数のアプリを選択します。次に、移動先のドライブを選択し、「移行」をクリックします。

5. プロンプトをよく読み、「はい」をクリックします。

方法3. ディスクのクリーンアップを実行する

一時ファイルやごみ箱、以前のWindowsインストールファイルなどを削除することで、ディスクの空き容量を増やせます。特にCドライブのクリーンアップに効果的です。

詳しい手順は次のとおりです:

1. ファイルエクスプローラーでCドライブを右クリックして、一覧表示されたオプションから「プロパティ」を選択します。

2. ポップアップ画面で「全般」タブの「ディスクのクリーンアップ」をクリックします。そして、Cドライブにどれくらいの空き領域を作成できるかを計算しています。

3. 「ディスク クリーンアップ」画面が表示されるので、削除したいファイル前のチェックボックスにチェックを入れて、「OK」ボタンをクリックします。

※ヒント:ファイルを誤って削除しないように、操作前にすべてのファイルを表示して、削除したいファイルを確認しておいてください。すべてのファイルを表示する方法:タスクバーの「エクスプローラ」アイコンをクリック⇒「エクスプローラ」画面が表示されたら「表示」をクリック⇒「表示」メニューが表示されたら「隠しファイル」にチェックを入れます。

※追加内容:Windows Server 2008で「ディスククリーンアップ」ツールが見つからない場合は、次のようにしてその機能を追加することができます。

1. サーバーマネージャーを起動して、「管理」メニューから「役割と機能の追加」をクリックします。

2. 役割と機能の追加ウィザードに従って、「インストールの種類の選択」画面で「役割ベースまたは機能ベースのインストール」をクリックし、「次へ」をクリックします。

3. 「機能の選択」画面に移動したら、「ユーザー インターフェイスとインフラストラクチャ」下の「デスクトップ エクスペリエンス」チェック ボックスをオンにします。

4. デスクトップエクスペリエンス機能と共にインストールする必要な機能についての情報を確認し、「機能の追加」をクリックして、「次へ」をクリックします。

5. 「インストール オプションの確認」画面で、デスクトップエクスペリエンス機能がインストールされることを確認して、「インストール」をクリックします。

6. デスクトップエクスペリエンスをインストールした後、コンピュータを再起動する必要があります。

デスクトップエクスペリエンスをインストールすることにより、Windows Server上でWindows Media PlayerやStoreAppが利用可能になります。

※注意事項
必要なファイルの確認:誤って重要なファイルを削除しないよう、「ファイルの表示」をクリックして内容を確認してください。
その他のオプション:システムの復元ポイントやシャドウコピーを削除して、さらにディスク容量を確保できます。ただし、システムの安全性を確保するため、外部ハードドライブにシステムをバックアップしておくことをお勧めします。

Windows Server 2008でCドライブを拡張する方法

ディスククリーンアップを行っても「ディスク領域不足」という警告が表示される場合、Cドライブのパーティションサイズが小さいことが原因かもしれません。この場合、未割り当て領域がCドライブの隣にある場合は、組み込みのディスク管理ツールでCドライブを拡張できます。未割り当て領域がない場合は、AOMEI Partition Assistant Serverなどのサードパーティー製ソフトウェアを利用するのが良いでしょう。以下の手順でCドライブを拡張する方法を説明します。

①隣接していない未割り当て領域または空き領域がある場合

同じディスク上に隣接する未割り当て領域がある場合「パーティションをリサイズ/移動」機能でCドライブを直接拡張できます。また、未割り当て領域が隣接していなくても「パーティションを結合」機能で未割り当て領域をCドライブに追加できます。

1. この例では、未割り当て領域がありますが、Cドライブに隣接していません(こういう場合は、拡張機能を使用することができません)。対象パーティション(ここではCドライブ)を右クリックして、ドロップダウンメニューから「詳細処理」⇒「パーティションを結合」をクリックします。

2. ポップアップウィンドウでCドライブと結合したい未割り当て領域前のチェックボックスにチェックを入れて、「はい」をクリックします。※複数の未割り当て領域を選択することが可能です。

3. ここでは結果をプレビューすることができます。変更を保存するには、ツールバーの「適用」をクリックします。

②未割り当て領域または空き領域がない場合

ディスクに未割り当て領域または空き領域がない場合、他のパーティションからCドライブに空き領域を割り当てることが可能です。

1. 十分な空き容量のあるパーティションを右クリックし、「空き領域を割り当てる」を選択します。

2. ポップアップウィンドウでCドライブに割り当てたい空き容量を調整することができます。「はい」をクリックします。

3. メイン画面に戻り、結果のプレビューが表示されます。問題なければ、「適用」→「続行」をクリックします。

結論

Windows Server 2008(R2)でディスクをクリーンアップし、デフラグを行うことは一定の効果があります。しかし、Cドライブの元々のサイズが小さい場合は、クリーンアップだけでは不十分で、Cドライブを拡張する必要があります。また、ハードドライブ全体の容量が不足している場合は、より大きなドライブにクローンを作成することも検討すべきです。