Windows 10で誤って削除されたブートパーティションの復元方法は?この記事を参照して、Windows10で削除されたパーティションを無料で復元する方法を学ぶことができます。
Windows OSにおいて、ブートパーティションとは、ブートローダーを含む主要なパーティションで、インストールされたOSの起動を助けることができます。Windowsでは、EFIシステムパーティションとシステム予約パーティションなど、2つの一般的なブートパーティションがあります。そして、「ディスクの管理」などのツールを使って確認することができます。
EFIシステムパーティション(ESP)は、PCでの隠しストレージスペースであり、通常、BIOSがUEFIであるコンピューターの中にあります。PCが起動すると、UEFIはEFIパーティションに保存されているファイルをロードして、オペレーティングシステムやその他の必要なユーティリティを起動します。
システム予約パーティションは、Windows 7/8/10をクリーンインストールした際に、システムパーティション(通常はC:ドライブ)の前に配置されるパーティションのことです。Windowsは通常、システム予約済みパーティションにドライブ文字を割り当てませんので、ディスクの管理などのユーティリティーを開いたときにのみ表示されます。
EFIシステムパーティションでもシステム予約パーティションでも、インストールされたオペレーティングシステムを起動するのに役立ちます。どちらにも、Windowsの起動時にファームウェアによって使用されるブートファイルが含まれています。Windows 10で誤ってブートパーティションを削除し、ブートファイルが見つからなかったり、壊れてしまったりする場合、「システム予約パーティションが見つからない」または「EFIパーティションが見つからない」のようなエラーが表示され、コンピューターは起動できなくなることがあります。
前述したように、ブートパーティションはとても重要です。しかし、誤ってWindowsのブートパーティションを削除してしまう場合があります。このような場合、Windows 11/10/8/7で削除されたブートパーティションを復元する方法を知っておく必要があります。以下では、3つの異なる方法でブートパーティションを復元する方法をご紹介します。
削除されたEFIシステムパーティションとシステム予約パーティションの復元の違いを考えて、この方法では、削除されたパーティションをそれぞれ復元する方法を説明します。パーティションを復元する前に、Microsoftからメディア作成ツールをダウンロードし、指示と詳細に従ってコンピューターのインストール(ブータブル)ディスクを作成する必要があります。
✍1.Windows 10で誤って削除したEFIシステムパーティションを復元する
ステップ 1. インストールディスクをコンピューターに挿入し、そこから起動します。
ステップ 2. 最初の画面で「Shift+F10」を押してコマンドプロンプトを呼び出します。
ステップ 3. 次のコマンドを入力し、それぞれの後に「Enter」を押します。
ステップ 4. 次に、「exit」と入力して、「diskpart」を終了します。次のコマンドを入力してください。
ステップ 5. インストールメディアを取り外し、コンピューターを再起動します。
✍2.Windows 10で誤って削除したシステム予約パーティションを復元する
ステップ 1. インストールメディアから起動し、「Shift+F10」でコマンドプロンプトを呼び出します。
ステップ 2. コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力し、「Enter」キーを押します。
そして、復元されたパティションから起動することができます。
エラー「BOOTMGR is missing」が表示されたら、BootMGRファイルをWindowsインストールメディアからWindows OSパーティションのルートディレクトリにコピーする必要があります。以下のコマンドを順番に入力し、「Enter」キーを押してください。
この部分では、パーティション復元ソフトAOMEI Partition Assistant Professionalを使用することができます。ブートパーティションが削除された後、それを更なる操作をしない限り、削除されたWindowsパーティションを簡単に復元できます。また、このソフトはすべてのWindowsエディションに適します。
その上、AOMEI Partition Assistant Professionalはシステムパーティションのサイズ変更、空き領域の割り当て、NTFSシステムドライブの拡張、書き込み保護の削除などのことができます。
✍パート1.動作中の別のコンピューターでブート可能なUSBを作成する
まず、システムパーティションを誤って削除したコンピューターは起動できないため、別の動作中の Windowsコンピューターで起動可能なUSBを作成する必要があります。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードし、インストールし、起動します。「ツール」⇒「ブータブルCD/USBを作成」をクリックします。実行する操作を確認してから、「次へ」をクリックします。
ステップ 2. このページで、「USBブートデバイス」を選択し、USBドライブを選択します。その後、「進行」をクリックします。
ステップ 3. プロセスが完了したら、「完了」をクリックします。
✍パート2.WinPEモードで削除されたWindowsパーティションを復元する
ブータ可能なUSBが正常に作成された後(AOMEI Partition Assistant Professionalがプリインストールされています)、システムパーティションが削除された状態で起動できないWindowsコンピューターに挿入することができます。コンピューターを再起動し、F1、F2、F12、またはその他のファンクションキーを押してBIOSに入り、起動順序を変更して、作成したUSBからコンピューターを起動します。
ログインすると、AOMEI Partition Assistant Professionalが実行されています。そして以下の手順で操作してください。
ステップ 1. ツールバーの「復元」をクリックし、ドロップダウンメニューから「パーティションを復元」を選択します。
ステップ 2. 削除されたブートパーティションを含むディスクを選択します。
ステップ 3. 「高速スキャン」を選択します(「高速スキャン」は「完全スキャン」より早いため、最初にこのオプションを選択することをお勧めします)。
ステップ 4. 削除されたパーティションをチェックし、「続行」をクリックしパーティションの復元を実行します。
ステップ 5.最後に、「完了」をクリックします。
Windows 10の回復ドライブを作成した場合、それを使ってコンピューターを復元することができます。さらに、インストールメディアがあれば、USBドライブからWindows 10を再インストールすることもできます。
再インストールする前に、USBフラッシュドライブをコンピューターに挿入し、BIOSでブート優先順位をUSBから起動するを設定し、コンピューターを再起動し、いずれかのキーを押してUSBフラッシュドライブから起動する必要があります。
以下の詳細な手順でコンピューターを再インストールします。
ステップ 1. Windows 10のインストールファイルがロードされるまで待ちます。
ステップ 2. ここで、言語、時刻と通貨の形式、キーボードまたは入力方式、キーボードの種類を選択する必要があります。終了したら、「次へ」をクリックして続行します。
ステップ 3. 「今すぐインストール」をクリックします。
ステップ 4. Windows 10をアクティブ化するには、プロダクトキーを入力する必要があります。そうでない場合は、「プロダクトキーがありません」をクリックするだけで、インストールを完了できます。
ステップ 5. リストから必要なWindows 10のバージョンを選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ 6. 「適用される通知とライセンス条項」で「Microsoftソフトウェアライセンス条項に同意します。」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
ステップ 7. 「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」を選択します。このオプションでは、すべてのファイル、設定、アプリケーションが削除され、Windows 10がクリーンインストールされます。
ステップ 8. システムパーティションとOS関連パーティションを右クリックし、「削除」をクリックします。
ステップ 9. 未割り当ての領域を選択し、「次へ」をクリックしてWindowsをインストールします。
CMDを使用して、またはWindows 10を再インストールして、Windows 10で削除されたWindowsパーティションを復元することができますが、操作がちょっと複雑です。ここでパーティション復元ソフトAOMEI Partition Assistantをお勧めします。パソコン初心者でも使いやすいです。