Microsoft Excel(エクセル)を使用して重要なブックを保存しようとした際に、「保存中にExcelエラーが検出されました」という問題に遭遇することがありますか?この問題を解決するためには、どのような手順を踏めばよいのでしょうか?この記事では、エクセル保存できないエラーが発生する原因とその修正方法について詳しく説明します。
カミさんが使用しているExcelでトラブルが発生しました。
仕事のファイルのようですが、Excelを使用中にエラーが発生し、プログラムがクラッシュしたとのことです。
自動保存されたファイルを保存しようとすると、以下のエラーメッセージが表示されるとのことです。
Microsoft Excelを使用して、ファイル(重要なワークブック)を保存しようとした際に、このようなエラーメッセージのウインドウ(ポップアップ)が表示される場合があります。
これで「続行」をクリックし、別の名前でファイルを保存しようとしますが、同様のメッセージが表示され、保存できません。「キャンセル」を押すと元のファイルウィンドウに戻り、何も起きません。つまり、全データが目の前にあるのに保存できないのです。
「Excelの保存中にエラーが検出されました」という問題は、さまざまな障害によるものです。一般的に、この問題は一時的なエラーであり、以下に挙げる主な原因が、多くのユーザーがExcel保存できない問題に直面する要因となっています。
Excelでファイルを保存する際にエラーが検出される原因を把握したら、次に解決策を試してエラーを修復してみてください。
いろいろと試した結果、ファイルを保存できる方法を見つけました。ここでは、エクセルファイルを保存できない時に試してみる5つの方法をご紹介します。
ファイルを保存するために、元のシートを新しいブックに移動させることで問題を解決できます。以下の手順は、エクセルブック(.xlsx)に適用されます。
手順 1. シート上で右クリックし、「すべてのシートを選択」をクリックします。
手順 2. グループ化されたシートを右クリックし、「移動またはコピー」をクリックします。
手順 3. 移動先ブック名に「(新しいブック)」を選択し、「コピーを作成する」にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックします。
手順 4. 新しいブックに選択したシートのコピーが作成されます。
手順 5. 「ファイル」タブを選択し、「名前を付けて保存」をクリックします。
「エクセル保存中にエラーが検出されました」という問題が発生した場合、ファイルを別のファイル形式で保存することで解決できます。手順は以下の通りです。
手順 1. クイックアクセスツールバーから「保存」ボタンをクリックします。
手順 2. 「名前を付けて保存」ボックスが表示されたら、「ファイルの種類」ボタンをクリックして、ファイル形式を変更します。
手順 3. 新しいファイル形式を選択します。Microsoft Excel 2007以上(365を含む)のバージョンを使用している場合は、.xlsではなく.xlsxまたは.xlsmとして保存してください。
ただし、この方法は元のファイルに格納されているデータの一部が失われる可能性があるため注意が必要です。また、問題が発生した根本的な原因を修正するわけではないため、より詳細なトラブルシューティングが必要な場合があります。
もしファイルが破損している場合、「Microsoft Excelの保存中にエラーが検出されました」というエラーが表示されます。こうした場合、Microsoft Excelが提供する内蔵ファイル修復機能(開いて修復する)を利用すると、簡単に破損したExcelファイルを修復することができます。以下の手順に基づいて操作を進め、Excelデータを回復させましょう。
手順 1. Microsoft Excelアプリケーションを起動し、「ファイル」メニューをクリックします。
手順 2. 左側にある「開く」をクリックします。もしエクセル2016または2013を使用する場合は、「参照」をクリックして、破損したファイルを選択し、開いてください。
手順 3. 選択したワークシートを直接開かず、「開く」ボタンの隣にあるドロップダウン矢印をクリックして、「開いて修復する」オプションを選択してください。
手順 4. ポップアップダイアログボックスの「修復」ボタンをクリックすると、ファイルの破損を自動的にチェックし、修復してくれます。
この方法で、Excelファイルを修復して回復させることができます。もし上記の手順を試しても、Excelファイルが保存できない問題が解決しない場合は、以下の方法を試してみましょう。
マクロが含まれているエクセルファイルにおいて、次のようなことを試してみてください。 エクセルファイルを開き、VBE(Visual Basic Editor)を起動します。「参照設定」⇒VBAProjectダイアログボックスを開き、ライブラリファイルの設定を変更した後、ファイル保存を試してみて、問題なくファイルを保存するか確認します。詳細な手順は、以下のとおりです。
手順 1. Excelファイルを開きます。
手順 2. 「Alt + F11」キーを押し、VBE(Visual Basic Editor)を起動します。
手順 3. VBAProjectの「+」ボタンをクリックします。
手順 4. VBAProjectを開くためのパスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックします。
手順 5. 「ツール」タブを選択し、「参照設定」をクリックします。
手順 6. いずれかのライブラリファイルをクリックしてチェックマークを付け、「OK」ボタンをクリックします。
手順 7. VBEを終了します。エクセル画面に戻り、ファイルの保存を試してみて、正常に保存するか確認します。
手順 8. 最後に、VBEを起動して「参照設定」 ⇒VBAProjectダイアログボックスを開き、手順⑥でチェックをつけたライブラリファイルのチェックを外します。その後、エクセルファイルを保存してください。
Microsoft Excelを保存する際にエラーが検出される原因として、ファイルシステムのエラーが考えられます。このような場合、ファイルエクスプローラーやAOMEI Partition Assistant Standardなどの2つのプログラムを使用してエラーチェックと修復を行うことができます。以下では、詳しい手順を紹介します。
オプション1:ファイルエクスプローラー
ファイルエクスプローラーは、Windowsに組み込まれたハードディスク上のファイルシステムエラーをチェックするためのツールです。
手順 1. デスクトップ上の「Windowsアイコン」を右クリックし、「エクスプローラー」を選択します。
手順 2. エクスプローラーで左ペインをスクロールダウンし、「PC」をクリックします。
手順 3. 問題のあるExcelファイルを格納したドライブに移動します。そのドライブを右クリックして、「プロパティ」を選択します。
手順 4. 「ツール」タブに切り替えて「チェック」ボタンをクリックします。
手順 5. チェック処理が完了するまで待ちます。もしエラーが検出された場合は、システムが自動的に修復します。
オプション2:AOMEI Partition Assistant Standard
上述の方法はファイルシステムをチェックできますが、Windows 10でドライブのスキャン、修復が進まないエラーに遭ったことがあるでしょう。こういう時、専門的なサードパーティ製のツールを使ってHDDエラーをチェックできます。
AOMEI Partition Assistant Standardはパーティション管理フリーソフトで、パーティションとディスク両方をチェックできます。Windows 10だけでなく、Windows 11、Windows 8/8.1、7、XP、Vistaにも対応します。無料でダウンロードして試してみてください。
Windows 10でパーティションエラーをチェックする:
手順 1. AOMEI Partition Assistantを起動します。
手順 2. チェックしたいドライブを右クリックし、「詳細処理」→「パーティションをチェック」を選択します。
手順 3. ポップアップにエラーチェックのみ、エラーチェックと修復、不良セクタチェック、3つのオプションがあります。必要に応じて一つを選択してください。
Windows 10で外付けHDDエラーをチェックする:
手順 1. AOMEI Partition Assistantを起動し、スキャンしたいディスクを選択し、ツールバーの「テスト」をクリックし、ドロップダウンメニューから「不良セクタをチェック」を選択します。
手順 2. 「開始」をクリックし、不良セクタをチェックします。速い検査を実行したい場合、「高速チェック」チェックボックスにチェックを入れてください。
Q:エクセルファイルを保存しようとすると、『保存できません』というエラーメッセージが表示されます。どうすればよいですか?
A:この問題は、ファイルが他の人によって使用中である場合、またはファイルが破損している場合に発生することがあります。まず最初に、ファイルを閉じて再度開くことをお試しください。もし他の人がファイルを使用中である場合は、その人にファイルを閉じてもらうよう依頼してください。それでも問題が解決されない場合は、ファイルが破損している可能性がありますので、バックアップファイルから元のファイルを復元するか、修復ツールを使用してください。
Q:エクセルファイルを保存する際に、『コピーを保存することができませんでした』というエラーが発生します。
A:この問題は、ファイルが読み取り専用モードになっている場合、またはファイルが破損している場合に発生することがあります。まず最初に、ファイルのプロパティを確認し、読み取り専用モードがオフになっているかどうかを確認してください。それでも問題が解決されない場合は、バックアップファイルから元のファイルを復元するか、修復ツールを使用してください。
Q:エクセルファイルを保存しようとすると、『ディスクがいっぱいです』というエラーメッセージが表示されます。
A:この問題は、ハードディスクの容量が不足している場合に発生することがあります。まず最初に、ハードディスクの容量を確認し、不要なファイルを削除することをお勧めします。また、一時的なファイルをクリーンアップすることもできます。それでも問題が解決されない場合は、ハードディスクの容量を増やすために、新しいハードディスクを購入するか、古いファイルを外部ストレージに保存してください。
「保存中にエラーが検出されました」のようなエクセルエラーは、Microsoft Excelを使用してファイルを保存する際に頻繁に発生する問題です。この記事では、「エクセル保存できない」という問題が生じた場合の原因と、その解決方法を5つご紹介しました。これらの方法を一つずつ試してみてください。また、ハードディスクに不良セクタがないかどうかをチェックする専門ツールも提供しています。
解決策を実行した後は、問題が修復されると思われます。AOMEI Partition Assistant Standardを使用する際に質問やお困りの点がございましたら、support@aomeitech.comまでメールを送信いただくか、下記のコメント欄にご連絡ください。以上です。