対処法:クローンしたHDDの表示容量と実容量が違う

クローンしたHDD(クローン先)の実際容量と認識・表示される容量が違う時、AOMEI Partition Assistantを使用して、この問題を効率的に解決することができます。

投稿者 @ゆき 2024年06月19日 @ゆき 最後の更新 2024年06月17日

事例

「私は、現在使用している古いSSDをアップグレードしようとします。しかし、SSDを交換した後にクローン先のSSD上に一つの問題が発生します。

私は、まず大容量SSDをパソコンに取り付けて、古いSSDを新しいSSDにクローンします。そして、SATAケーブルを差し替えてからパソコンを起動します。

クローンしたSSD上ですべてがうまくいきますが、何らかの原因でWindows「エクスプローラー」に元のSSDと同じ容量しか認識・表示されません。一方で「ディスクの管理」にSSDの正しい容量(実際の容量)が表示されます。

私は、パソコンを再起動しても同じ問題が出てきます。このままじゃ、新しいSSDの全容量を実際に使用することができません。

交換後にクローンしたHDDやSSDの表示(認識)容量は、その実際の容量より少ないのは一体なぜですか?誰かこの問題の原因と対処法を教えてくれませんか?」

クローンしたHDDの表示容量と実容量が違う原因

HDD(またはSSD)をクローンする時、HDD上のすべてのことがコピーされます。つまり、データとか、パーティションとか、古いドライブのサイズまでも、すべてを新しいHDDやSSDにクローンするということです。

通常、古いHDD・SSDの容量は新しいHDD・SSDの容量よりも少ないです。「エクスプローラー」では、クローンした容量(古いディスクと同じ容量)のみが表示されるため、クローン先のディスクの一部容量が利用されません。その部分の領域は「ディスクの管理」で「未割り当て」領域として認識されます。

以上は、クローンしたHDDの容量の認識がおかしくなる原因です。

📖補足:未割り当て領域とはパーティション、論理ドライブ、ボリュームに割り当てられていない使用可能なディスク領域です。未割り当て領域に書き込めるプログラムがありません。

クローンしたHDDの表示容量と実際容量が違う時の対処法

クローンしたHDDの表示容量が減少する原因を知ったうえで、どうやってハードディスクの全領域を表示させたり、十分に利用しますか?それは、今考えるべきことです。

その未割り当て領域を使えるように、どうやって処理しますか?未割り当ての扱いに一般的な方法があります。一つは未割り当て領域を使用して新しいパーティションを作成することです。もう一つは未割り当て領域を既存のパーティションに結合することです。

🌸【関連記事】HDD/SSDの未割り当て領域を削除!パーティションの作成&拡張

さて、パーティションの作成とか、または未割り当てと既存パーティションとの結合とかをどのように実現しますか?最初に頭の中に浮かぶソリューションはきっとWindows標準の「ディスクの管理」ツールだろう?しかし、そのほか、幾つかのサードパーティ製ソフトウェアもそれらのタスクを簡単に完成することができます。例えば、AOMEI Partition Assistant Standardはそういうディスク管理ツールで、初心者にはとてもオススメです。

読者様が最善の対処法を選択できるようにここでは両方の方法をご紹介してそれらのメリットとデメリットを比較しましょう。※未割り当て領域を使用して新しいパーティションを作成する操作を例としましょう。

ディスクの管理で新しいパーティションを作成

「ディスクの管理」で未割り当て領域を利用して新しいパーティションを作成する手順は次のとおりです:

1. 「コンピューター」/「PC」を右クリックし、「管理」を選び、「記憶域」の「ディスクの管理」をクリックします。

2. 「未割り当て」領域を右クリックし、「新しいシンプル ボリューム」を選びます。

3. 「新しいシンプル ボリューム ウィザードの開始」が表示されるので「次へ」をクリックします。

4. そして、指示やプロンプトに従ってボリュームサイズを指定し、ドライブ文字またはドライブパスを割り当てることができます。「次へ」をクリックします。

5. 「パーティションのフォーマット」画面が表示されたら、このボリュームをフォーマットするかどうか、或いはどうやってフォーマットするかを決定します。「次へ」をクリックします。

6. 選択した設定を確認し、問題なければ「完了」をクリックします。

これで、未割り当て領域を利用して新しいパーティションを作成します。現在、エクスプローラーではクローンしたHDDの全容量が正しく認識されるはずです。

※ヒント:ご覧のように、「ディスクの管理」を使う場合、新しいパーティションの設定を一歩一歩選択する必要があるので、そのプロセスは結構時間がかかります。

AOMEI Partition Assistantで新しいパーティションを作成

サードパーティ製のHDD&パーティション管理ソフト - AOMEI Partition Assistant Standard(無料)で未割り当て領域を利用して新しいパーティションを作成する手順は次のとおりです:

1. AOMEI Partition Assistant Standardを無料でダウンロードし、インストールし、起動します。未割り当て領域を右クリックし、「パーティションを作成」を選びます。

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2. ポップアップ・ウィンドウで、バーを移動することで新しいパーティションのサイズを指定することができます。また、ドライブ文字、ファイルシステムを設定することもできます。

※注:この例で新しいパーティションを論理ドライブとして作成するように、NTFSファイルシステムを選びましょう。

◎補足:「詳細」をクリックして、パーティションラベルやパーティションタイプなど、もっと詳細な設定を行うことができます。

3. 「はい」をクリックした後、操作の結果をプレビューできます。すべての設定を確認して、問題なければ、ツールバーの「適用」をクリックします。

これで、AOMEI Partition Assistantを使用して、エクスプローラーに表示されない未割り当て領域を新しいパーティションとして作成します。簡単かつ迅速にクローンしたHDDの表示容量と実容量が違う問題を解決します。

おまけ:AOMEI Partition Assistantでディスクをクローン

AOMEI Partition Assistant Standardはパーティション作成とパーティション結合のほか、データディスクのクローン機能も提供しています。未割り当て領域を作成せず小容量HDD/SSDから大容量HDD/SSDへクローンを作成することができます。

1. AOMEI Partition Assistant Standardをインストールして起動します。クローン元のHDDを右クリックして、「ディスクをクローン」を選択します。

※ヒント:無料版でデータディスク間でのクローンを作成することができますが、システムディスクのクローンを作成するために、有料版にアップグレードする必要があります。

2. クローン先のディスクを選択します。

ターゲットディスク上のすべてのデータとパーティションが削除されるため、重要なデータがあれば、「いいえ」をクリックして、事前に強力なバックアップフリーソフトAOMEI Backupper Standard(無料)でファイル、パーティションまたはディスクをバックアップしておいてください。バックアップを取ったら、「はい」をクリックして次のステップに進みましょう。

3. 確認画面に移動し、クローン元のディスクとクローン先のディスクを確認します。問題なければ「確認」ボタンをクリックして続行します。

  • 「設定」をクリックして、ターゲットディスク上のパーティションのサイズを変更することができます。ここでは、未割り当て領域を作成しないように(未割り当て領域を削除するために)「クローン先に合わせる」を選択することをお勧めします。「クローン先に合わせる」オプションは、各パーティションのサイズを自動で調整して、クローン先ドライブの総容量を使用します(ターゲットドライブに未割り当て領域がありません)。

  • ターゲットディスクはSSDの場合、「4Kアライメント」チェックボックスにチェックを入れてください。SSDを最高の状態にするために、これはSSDの4Kアライメントを行います。

  • 未割り当て領域を作成しないように「セクタ単位のクローン」にチェックを入れずに「ディスクの高速クローン」を実行します。この方法はクローン中にターゲットディスク上の各パーティションのサイズを調整することができます。

4. 最後は、クローン操作の結果をプレビューし、問題なければツールバーにある「適用」⇒「続行」をクリックして、この操作を実行します。

まとめ

以上の全ての対処法を比べたら、明らかにAOMEI Partition Assistantのほうがいい選択だと思います。

「パーティションの作成」だけでなく、ディスク&パーティション管理のために特にデザインされたソフトウェアAOMEI Partition Assistant Standardは他の強力・便利な機能をたくさん備えています。例えば、「パーティションの結合」や「ディスクのクローン」も「クローンしたHDDの表示容量と実容量が違う」問題を解決することができます。また、そのユーザーインターフェースも簡潔で分かりやすいです。更に、無料ですし、時間と手間を節約することができます。

もし、この記事が役立つなら、友達や家族と共有しましょう!また、何か質問や提案がある場合は、support@aomeitech.comまでご連絡ください。よろしくお願いします。