大容量HDDにクローンした後の未割り当て領域

この記事では、Windows 11/10/8/7で小容量HDD(またはSSD)から大容量HDD(またはSSD)にクローンを作成した後、生成された未割り当て領域を扱う方法についてご紹介します。その未割り当て領域を利用して新しいパーティションを作成したり、既存のパーティションに追加・結合してパーティションを拡張したりすることができます。

ゆき

投稿者:ゆき/更新日:2024年10月29日

シェア: instagram reddit

クローン後の未割り当て領域

 

事例:

私は本来500GBのHDDを持っています。突然、私のPCは壊れてしまいました。ドライブが故障したことが原因になると思います。そして1TBのSamsung SSDを購入し、第三者のソフトウェアを使用して古いHDD全体をSamsung SSDにクローンしました。問題はクローン後にHDDをSSDと交換した後、WindowsエクスプローラーでSamsung SSDの500GBしか見えないことです。しかし、「ディスクの管理」に移動したら、Windowsはそれを1TBのドライブとして認識し、約500GBの未割り当て領域が作成されます。私はその原因と解決案がよく分かりません。その未割り当て領域をどのように処理すればいいですか?

 

上述のような困りごとがありますか?セクター単位でクローンを実行すると、ディスクを丸ごとそのままコピー、複製するので、クローン元とクローン先の両方のディスクが全く同じ内容を持っています。つまり、パーティションの構成、パーティションのサイズ、パーティションの種類などがすべて同じです。

そのため、小容量HDD(またはSSD)を大容量HDD(またはSSD)にクローンした後、クローン先のディスクに未割り当て領域が作成される(すなわち、クローン元のディスクの容量を超える部分は未割り当て領域になる)ことはほとんどです。

クローン後の未割り当て領域を利用する方法

一般的に、クローン後、クローン先のディスクに作成された未割り当て領域を利用する方法は2つあります:既存のパーティションを拡張するか、新しいパーティションを作成することによく使用されます。

ディスクの管理でクローン後の未割り当て領域を扱う

◎クローン先のディスクに生成された未割り当て領域を利用して、その左側に隣接しているパーティションをWindows標準ツール「ディスクの管理」で拡張することができます。未割り当て領域の左側に隣接しているパーティションを右クリックして「ボリュームの拡張」を選択します。後は、ポップアップウィンドウで、ウィザードの指示に従って未割り当て領域を既存パーティションに追加することを完成させます。

ボリュームの拡張

◎そのほか、「ディスクの管理」で未割り当て領域を右クリックして「新しいシンプルボリューム」を選択することで新しいパーティションを作成することもできます。

新しいシンプルボリューム

AOMEI Partition Assistantでクローン後の未割り当て領域を扱う

しかし、より大きなHDDにクローンした後の未割り当て領域を利用して、左側に隣接していないパーティションを拡張したい場合には「ディスクの管理」の「ボリュームの拡張」オプションが使えなくなります。

こういう時にサードパーティ製のディスクパーティション管理ソフト「AOMEI Partition Assistant」を使用して未割り当て領域を多くの方式で扱うことができます。例えば、複数の未割り当て領域を既存のパーティションに結合することで隣接していないパーティションでも簡単に拡張することができます。さて、次はAOMEI PAの「パーティションを結合」機能を使って未割り当て領域でパーティションを拡張する方法を見てみましょう。

無料ダウンロードWin 11/10/8.1/8/7
安全かつ快適

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをダウンロードした後、インストールし、起動します。クローン後の未割り当て領域と結合したいパーティションを右クリックして「詳細処理」⇒「パーティションを結合」を選択します。

パーティションをマージ

ステップ 2. ポップアップウィンドウで「クローン後の未割り当て領域」前のチェックボックスにチェックを入れて「はい」をクリックします。

未割り当て領域をチェック

ステップ 3. 仮想結果を確認し、問題なければ「適用」をクリックして保留中の操作を実行します。

適用

※AOMEI PAの「パーティションを作成」機能でクローン後の未割り当て領域を新しいパーティションとして作成することもできます。また、Windowsサーバー(Windows Server 2022/2019/2016/2012 R2など)向けのAOMEI Partition Assistant Server版、台数無制限のパソコンで使用可能なAOMEI Partition Assistant Unlimited版、企業&技術者のためにデザインされているAOMEI Partition Assistant Technician版もあります。必要に応じて最適ばエディションを選んでください。

結論

小容量HDD/SSDを大容量HDD/SSDにクローンした後、エクスプローラーでクローン先ディスクの容量は一部しか見えませんが、「ディスクの管理」から残りの容量は未割り当て領域として表示され、使用不可であることが分かります。

クローン後に生成された未割り当て領域で既存のパーティションを拡張したり、新しいパーティションを作成することができます。「ディスクの管理」で未割り当て領域を処理することができますが、いくつかの制限があります。例えば、「ボリュームの拡張」で未割り当て領域の左側に隣接していないパーティションを拡張することができません。

こういう場合、強力なディスク&パーティション管理ツール「AOMEI Partition Assistant」を使用して、より多くの機能で未割り当て領域をうまく扱うことができます。例えば、未割り当て領域と隣接していないパーティションを「パーティションを結合」で拡張することもできます。そのほか、「パーティションを作成」「パーティションをリサイズ」などで未割り当て領域を利用することもできます。

アドバンスト版にアップグレードすると、より高度な機能(例えば、パーティション/ディスクのクローンと消去、パーティション分割、MBR形式とGPT形式の間での変換など)を享受することができます。

この記事が役立つ場合は、友達と共有してください。何か質問や提案がある場合は、[email protected]までご連絡ください。よろしくお願いします。

ゆき
ゆき・編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。