USBデータを完全削除する方法 - 復元不可能にするには?

USBドライブのデータを完全に消去して、復元不可能にする方法を詳しく解説。セキュリティを確保するための最適な手順とツールをチェックしてください。

投稿者 @カオル 2024年07月25日 @カオル 最後の更新 2024年07月24日

USBメモリ内のすべてを削除する理由

USBメモリはその手頃な価格と優れた携帯性から人気のある記憶媒体です。そして、USBメモリからすべてのデータを削除したい理由は常にあります。ここでは主な理由を2つご紹介します:

💦USBの容量がいっぱいになり、ストレージスペースを確保するためにUSBメモリ上のすべてのデータを完全に削除したい。

💦USBメモリを手放したいので、個人情報などの機密データを復元不可能に削除したい。

USBメモリのデータを完全に削除するには?

USBメモリからファイルを削除するには、目的に応じて適切な方法を選択することをお勧めします。

新しいデータを保存するために、空きのスペースを確保したい場合は、通常USBスティックからすべてのファイルを削除します。この場合は、フォーマットで十分です。ただし、フォーマットしてもデータは永久に削除されません。削除されたファイルの復元を防ぎたい場合は、USBメモリをクリーニング(消去)してすべてのファイルを完全に削除する必要があります。

そこで知っておくべきなのは、フォーマット消去の違いです。

フォーマット:ハードディスク上のパーティションテーブルを初期化し、ファイルシステムと関連付けられたデータを完全に削除して、新しいパーティションテーブルを作成し、特定のアプリケーションやOS用のファイルシステムを再構築するプロセスです。全てのデータが消去されたように見えますが、実際には非表示になっているだけです。データ復旧ソフトを使用すれば、HDDから削除したデータを簡単に復元することができます。

消去:すべてのデータを永久かつ完全に削除するプロセスは、ドライブ上のデータを徹底的に消去する方法です。HDDから完全に削除されたデータは、どんな手段を使っても元に戻すことができません。このように、HDD完全消去は、社会保障番号、アカウント、パスワードなどの重要なデータを保護するための最良の選択肢となります。

➤USBデータを削除する(復元可能)

方法1:ディスクの管理でUSBメモリをフォーマットする

注意:USBクが書き込み禁止されている場合、フォーマットすることはできません。ファイルを削除またはフォーマットするには、まず書き込み禁止を解除する必要があります。

ステップ 1. 「コンピューター」を右クリックし、「管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」を順に選択し、「ディスクの管理」を起動します。

ステップ 2. ターゲットボリュームを右クリックし、「フォーマット」を選択します。

ステップ 3. 次のウィンドウで、望ましいファイルシステムを選択し、「OK」をクリックします。

方法2:DiskpartコマンドでUSBメモリをクリーンにする

📍関連記事:DiskPartコマンドの詳しい説明!DiskPartコマンドを使用する方法

ステップ 1. Win+Rキーを同時に押して「cmd」を入力したら、コマンドプロンプトに入ります。コマンドプロンプトで「diskpart」を入力し、Enterキーを押し、diskpart.exeを開きます。

ステップ 2. プロンプトで、「list disk」と入力し、Enterキーを押します。すると、パソコンのディスクがすべて表示されます。

ステップ 3. 「select disk n」と入力し、Enterキーを押します。nはUSBのディスク番号です。ここではディスク1を例とします。

ステップ 4. 次には、「clean」または「clean all」と入力します。このコマンドはUSBのデータを削除します。

📍関連記事:どのようにHDDのフォーマットを取り消し、失われたデータを復元する?

➤USBデータを完全削除する(復元不可能)

実際、上記の方法でUSBメモリ上のすべてのデータが完全に削除されるわけではなく、データが見えなくなるだけです。データ復元ソフトを使って、削除されたUSBパーティションを復元することができます。では、USBメモリ上のすべてを永久になくして、復元不可能にしたい場合、どうすればいいですか?

AOMEI Partition Assistantが役に立ちます!削除されたファイルがどんなソフトでも復元できないようにできます。

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注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを実行します。メイン画面でUSBを選択し、右クリックで「ハードディスクを消去」を選択します。

ステップ 2. 「ハードディスクを消去」ウィンドウで、「全セクタにゼロを書き込む」「セクタにランダムデータを書き込む」「DoD 5220.22-M」「Gutmann」の4つのオプションも選択できます。ここでは「全セクタにゼロを書き込む(安全かつ迅速)」を例として選択しましょう。

全セクタにゼロを書き込む:すべてのセクタをゼロで上書きします。個人で使うハードディスクの消去によく使われていて、安全かつ迅速です。
セクタにランダムデータを書き込む:ハードディスクをランダムデータで上書きし、一番目の方式よりも安全です。
DoD 5220.22-M:DoD基準が初めて「米国国家産業保全プログラム運用マニュアル」で公開されました。「ゼロの書き込み」と「ランダムデータの書き込み」よりはるかに安全で、「Guttman」より速いです。組織やデータサニタイゼーションプロバイダーによく使用されます。
Gutmann:ハードディスクを35回以上上書きします。最も安全な方法ですが、一番時間がかかります。

ステップ 3. 「はい」をクリックした後、メインな画面に戻ります。ツールバーの「適用」⇒「続行」をクリックしてUSB完全消去を始めます。

📍関連記事:ハードディスクと違うSSDを完全に消去する方法

まとめ

これで、USBメモリ上のすべてのデータを完全に削除する方法がお分かりいただけたことでしょう。ディスクの管理、Diskpartコマンド、AOMEI Partition Assistant、自分の要件に基づいてツールを選択することができます。ここで、一番オススメなのは、AOMEI Partition Assistantです。このディスク管理ソフトは、データを完全消去するだけでなく、さらに、他の便利な機能も備えています。例えば、データの損失なしでMBR/GPTへの変換、ディスククローンの作成、紛失したデータの復元など、強力な機能がたくさん備えています。是非ともお試し下さい。Windows Serverユーザーであれば、Server版を使用することができます。