パソコン初心者でも安心!このガイドで、簡単ステップを踏んで起動可能なUSBドライブを作成する方法を学びましょう。写真付きで分かりやすく解説!
ブータブルUSBメモリは、オペレーティングシステムを内蔵し、コンピュータやラップトップを起動するために使用できる外付けハードドライブです。ほとんどのユーザーは、Windowsで以下の3つの異なる目的のためにブータブルUSBスティックを作成する予定です:
●①Windows PCの修復:ウィルスや深刻なシステムエラー、ハードドライブの不具合などでPCが正常に起動できない場合、バックアップを取ることが最も重要です。ブータブルUSBメモリがあれば、コンピュータを再起動し、それに応じて修復することができます。
●②OSのクリーンインストール:オペレーティングシステムをクリーンインストールするための外部インストールメディアとして使用できます。CDやDVD-ROMからオペレーティングシステムをインストールするよりも、はるかに高速で簡単です。ブータブルUSBを使用すれば、Windowsをクリーンインストールする時、システムディスクをすぐに消去することができます。
●③OSの持ち運び:ブータブルUSBメモリは、ポータブルなWindowsデバイスとして、どこにでも持ち運ぶことができ、インストール不要の新しいコンピュータでも、他のコンピュータで使い慣れたオペレーティングシステム環境を楽しむことができます。
ブータブルUSBメモリを作成するためのツールやソフトウェアは数多く販売されています。選ぶ際には、以下の点を考慮する必要があります。
互換性:ブータブルUSBドライブ作成ツールは、すべてのWindowsシステムバージョンに対応している必要があります。
使いやすさ:ツールは使いやすく、ブータブルUSBの作成経験がなくても、簡単にドライブを作成できます。
テクニカルサポート:問題が発生した場合、ブータブルUSBドライブの製造元が優れたカスタマーサービスを提供している必要があります。
それでは、以下の3つの方法を見てみましょう。
「Diskpart」を利用し、OSをインストールするための起動可能なUSBドライブを作成する方法を紹介します。作成する前に、マイクロソフトの公式WebサイトからISOイメージファイルを用意し、準備したUSBドライブをコンピュータに挿入してください。
Windows 10のISOイメージファイルはこちら:microsoft.comからダウンロード
Windows 11のISOイメージファイルはこちら:microsoft.comからダウンロード
🚨注意:
USBメモリには、少なくとも4GB(32ビットオペレーティングシステム用)、または少なくとも8GB(64ビットシステム用)の記憶容量が必要です。
USBメモリはフォーマットされ、USBメモリ上のファイルはすべて削除されますので、それを行う前に、バックアップフリーソフトで重要なデータをバックアップしてください。
ステップ 1. 検索ボックスに「cmd」と入力し、検索結果から「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
ステップ 2. ポップアップウィンドウに「diskpart」と入力し、Enterを押します。DiskPartユーティリティを起動したら、次のコマンドを順番に入力し、各コマンドの後でEnterキーを押して操作を実行します。
ステップ 3. 用意したISOイメージファイルを右クリックし、「マウント」を選択し、ドライブ文字が割り当てられた仮想ドライブとしてマウントします。
ステップ 4. コマンドプロンプトに戻り、次のコマンドを順番に実行し、ISOファイルの中身をUSBドライブにコピーします。
※補足:Windowsエクスプローラーで仮想ドライブを開いて、その中身をUSBドライブに丸ごとコピーすることもできます。
操作が完了したら、WindowsエクスプローラーでWindows DVDのすべてのファイルとフォルダをUSBドライブにコピーします。これで、USBドライブをターゲットコンピュータに挿入し、OSのインストールを開始することができます。
ハードドライブの故障でWindowsコンピュータが起動できない場合、Windows修復ツールとして起動可能なUSBメモリを作成することができます。この場合、強力なソフトウェアAOMEI Partition Assistantを使用することができます。
AOMEI Partition Assistantは、Windowsコンピュータ上で起動可能なUSBドライブを作成し、コンピュータの緊急事態に対応できるだけでなく、MBRの再構築、システムドライブ上の不良セクタのチェックと修復など、ブート問題を修正する関連機能も提供します。
ステップ 1. USBドライブを別の動作中のWindowsコンピュータに接続し、AOMEI Partition Assistantをインストールして実行します。メインインタフェースの右上隅にある「ツール」をクリックして、「ブータブルCD/USBを作成」ボタンをクリックします。ポップアップウインドウに「次へ」をクリックします。
ステップ 2. 「USBブートデバイス」のドロップダウンメニューにUSBドライブを選択して「続行」をクリックします。
ステップ 3. 次に、USBがフォーマットされるため、重要なデータをバックアップしてくださいと表示されます。完了したら、「はい」をクリックしてください。
ステップ 4. そして、「はい」をクリックした後、WinPEブータブルUSBの作成が開始します。数分がかかるので、少々お待ちください。
ブータブルUSBドライブには、プリインストールされたAOMEI Partition Assistantが含まれています。
このプロセスが完了したら、起動に問題があるコンピュータにUSBを挿入し、BIOSで起動し、ブートメニューで起動順序を変更(下のコンテンツで詳しく説明します)し、起動可能なUSBドライブから起動するようにします。その後、システムのプライマリハードドライブのMBRを再構築したり、システムパーティションに不良セクタがあるかどうかを確認したり、必要に応じて修復することもできます。
上記の2つの目的に加え、ポータブルWindows USBスティックを入手するためにブータブルメディアを作成したいユーザーもいます。そのために、AOMEI Partition Assistantは「Windows To Go Creator」という機能を提供します。これはMicrosoftの「Windows To Go」に似ていますが、より強力で柔軟で、認証されていないUSBドライブにも適用できます。
Windowsのエディション(Home、Pro、Enterprise、Education)に問わず、ポケットシステム(Windows To Go)はWindows 11/10/8/7で起動可能なUSBドライブを作成することができます。さらに、ほとんどの場合13GBのUSBで十分です。
操作を開始する前に、知っておくべきこと:
AOMEI Partition Assistantの「Windows To Go Creator」機能はブータブルUSBの作成に2つの方法を提供しています。インストールディスク(ISOファイル)でブータブルUSBを作成するか、現在使用中のシステムでブータブルUSBを作成します。つまり、インストールディスク(ISOファイル)がなくてもブータブルUSBを作成することも可能です。Windows ISOファイルをお持ちでない、あるいは使いたくない場合は、2番目の方法を選択して、現在のシステム用にブート可能なWindows USBを作成してください。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。「ツール」→「Windows To Go Creator」を選びます。
ステップ 2. 次には「Windows向け」か「Mac向け」か選択します。一般的に「パーソナルコンピュータ用のWindows To Goを作成」を選びますが、MacでWindowsを使いたいと考えているなら、「Macデバイス用のWindows To Goを作成」を選んで「次へ」をクリックします。
ステップ 3. そしてイメージファイルを選択します。もし、現在動かしているPCと同じWindowsをインストールしたいなら、「現在のシステムでWindows To Goを作成」を選んで「次へ」をクリックします。
ステップ 4. Windowsのインストール先を選択します。
ステップ 5. 「データが完全に消去される」という警告メッセージが表示されます。事前にバックアップを取っておいた場合、「はい」をクリックして作業を開始します。
このプロセスが完了したら、任意のコンピュータにUSBを挿入し、BIOSで起動し、ブートメニューで起動順序を変更し、起動可能なUSBドライブから起動するようにします。
USBをPCに挿入し、BIOSに入って、起動ドライブとして設定することができます。
ステップ 1. USBを挿入したまま、コンピュータの電源を入れます。
ステップ 2. 初期起動画面が表示されたら、BIOSキー(F2、F3、F4、F7、F8、BIOSを作成したメーカーにより異なる)をタップします。
ステップ 3. BIOSセットアップが起動します。そして、矢印キーで「Boot(ブート)」タブを選択します。
ステップ 4. 「Change boot order(ブート順の変更)」を選択し、USBをブートシーケンスの最初のものに移動します。
ステップ 5. 変更を保存して終了すると、USBからPCが起動します。
この記事では、Windows 11/10/8/7で様々な用途に使える起動可能なUSBメモリを作成する方法をご紹介します。ニーズを明確にし、適切な方法を選択してください。ブータブルUSBを作成する方法はさまざまですが、最もおすすめなのはAOMEI Partition Assistantの「Windows To Go Creator」機能を使用することです。また、「ブータブルCD/USBを作成」機能を使用して、起動可能なUSBを作成することもできます。さらに、HDD/SSDの完全消去、ディスクの高速分割、MBRの再構築、SSDへのOS移行などの機能も備えています。是非ともお試し下さい。Windows Serverユーザーであれば、Server版を使用することができます。
Q:どんなUSBメモリでもブート可能にできますか?
A:GPT(UEFI)またはMBR(BIOS)フォーマットされたブートパーティションをUSBメモリ上に作成し、そのパーティションがブートに使用するISOファイルより大きく、USB 3.0インターフェースを持っていることが望ましいです。
👍関連知識:GPTとMBRはパーティションスタイルです。MBRディスクはレガシーBIOS(Legacy BIOS)に対応していますが、GPTディスクはUEFIに対応しています。もっと詳しい情報はこちらの記事へ:徹底解説!MBRとGPTの違い、確認・変換方法、どっちがいい?
Q:USBメモリにOSをインストールすることはできますか?
A:インストールメディア(USBメモリまたはDVD)を使用して、Windowsの新規インストール、Windowsの再インストールを行うことができます。
Q:USBメモリは起動できない?!なぜですか?
A:多くの外付けUSBメモリはNTFSでフォーマットされており、FAT32でフォーマットされていない場合、コンピュータはUSBメモリを認識せず、そこから起動することができません。USBドライブを起動できないのです。USBドライブが現在FAT32としてフォーマットされていることを確認してください。 👍関連知識:NTFSとFAT32はファイルシステムです。必要があれば、こちらの記事は「NTFS to FAT32変換器」を紹介します:Windows OSにおけるファイルシステムとは何ですか?