【徹底解説】MBRとGPTの違い、確認・変換方法、どっちがいい?

HDDやSSDの初期化で聞かれる「MBR」と「GPT」。どっちを選べばいいか迷っていませんか?この記事では、MBRとGPTの違いや特徴、確認方法などをご紹介するとともに、Windows 11を使うための条件についても解説します!

ひとみ

投稿者:ひとみ/更新日:2026年01月19日

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新しいディスクを繋いだら出てくる「MBR」と「GPT」って何?

新しいHDDやSSDをパソコンに繋いで、初期化しようとしたとき、こんな画面が出てきませんか?

「ディスクを初期化するには、どちらの形式を使いますか?」

  • MBR(マスター ブート レコード)
  • GPT(GUID パーティション テーブル)

MBRとGPTのどち

「呪文みたいでわからない!」と固まってしまうかもしれませんが、大丈夫です。これは簡単に言うと、「データの管理ルールを、古いやり方にするか、新しいやり方にするか」を選んでいるだけなのです。

先に結論をお伝えすると、今から新しいディスクを使うなら、ほぼ100%「GPT」を選んでOKです。

なぜなら、GPTはMBRをパワーアップさせた最新のルールだからです。古いMBRには「容量に限界がある」「壊れやすい」という弱点がありますが、GPTはその弱点をすべて克服しています。

一目でわかる!MBRとGPTの比較表

特徴 MBR(古いルール) GPT(新しいルール)
対応する容量 2TBまで(それ以上は使えない) 制限なし(超大容量もOK)
作れる部屋の数 最大4つまで 最大128個まで
データの安全性 壊れると修復が難しい 自動でエラーを直す機能がある
Windows 11 使えない 必須条件!
パーティションスタイル(またはパーティションフォーマット・パーティション様式・パーティション方式・パーティション形式)は、Windowsがハード・ディスク・ドライブ(HDD)またはソリッド・ステート・ドライブ(SSD)上のデータにどのようにアクセスするかを決定します。言い換えれば、パーティションスタイルがなければ、HDD/SSDを使うことができません。ユーザーが使用する最も一般的なパーティションスタイルは、MBRとGPTです。
要注意!Windows 11にするには「GPT」が必須条件

これが一番の重要ポイントです。 最新のWindows 11を使いたい場合、システムが入っているディスクは必ず「GPT」である必要があります。

もし今MBRを使っている人がWindows 11にアップデートしようとすると、「このパソコンは要件を満たしていません」とエラーが出てしまいます。これからパソコンをセットアップするなら、将来のことを考えて最初からGPTにしておくのが正解です!

MBRとGPTの概要

MBRとGPTについて知っていますか?HDDやSSDを初期化・フォーマットする際に、MBR・GPTのどちらかを選択する必要があり、選択したオプションに従って、初期化・フォーマットを実行します。

MBRとGPT

👍【関連記事】AOMEI Partition Assistantでディスクを初期化する方法

MBR(マスターブートレコード)は1983年3月に登場した技術で、今現在も使われています。古いパーティション方式のもので、標準BIOSパーティションテーブルを使用しているものです。

それに対して、GPT(GUIDパーティションテーブル)は1990年後半にUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)の一部として開発された新しいパーティション方式のものです。少しずつ普及、現在もMBRと並行して使われています。

MBRとGPTの違い

MBRとGPTはどういった違いがありますか?※MBR/GPT SSDもありますが、今回は、HDD(MBRディスクやGPTディスク)を例に解説しましょう。

MBRとGPTの基本構造

🌈MBR:

MBRディスクやGPTディスクの第1セクターもMBRセクターです。

🔊このセクターのサイズは512バイトで、マスターブートコード(446バイト)、ディスクパーティションテーブル(DPT、64バイト)、ブートシグネチャ(2バイト)が含まれています。これらの情報は、現在使用されているディスクの構成を記録しています。そのため、このセクターに損傷があると、このディスクは使用できなくなります。この場合、MBRを再構築する必要があります。

🌏GPT:

GPTディスクの第1セクターは、MBRセクターでもあります。

🔊GPTディスクの「保護MBR」は、MBRディスクとは異なり、MBRディスクのみをサポートするツールがGPTパーティションを破壊することを防ぐ役割を果たします。

GPT ディスクの第2セクターには、プライマリGUIDパーティションテーブルヘッダーがあります。

🔊プライマリGUIDパーティションテーブルヘッダーには、パーティションテーブルを構成するパーティションエントリの位置とサイズ、および巡回冗長検査(CRC32)のチェックサムに関する情報が含まれています。

GPTディスクの最後にプライマリGPTヘッダーとパーティションエントリを自動的にバックアップするバックアップGUIDパーティションテーブルヘッダーがあります。

🔊これにより、GPTディスクはMBRディスクよりも安全性・信頼性が高く、GPTヘッダーやパーティションテーブルが破損しても、これらのバックアップからデータを復元することができます。

MBRとGPTのパーティション数

データを保存するためには、ディスクを複数のパーティションに分割する必要があります。

🌈MBR:

MBRディスクには、「プライマリパーティション」と「拡張パーティション」の2種類のパーティションしかありません。

🔊プライマリパーティションは、データを保存するだけでなく、OSをインストールしたり、そこからコンピュータを起動したりするのにも使用できます。拡張パーティションは、論理ドライブを格納するためのパーティションです。1つの拡張パーティションに複数の論理ドライブを作成できます。

MBRディスクのパーティションテーブルの総容量は64バイト、パーティション情報は16バイトなので、MBRディスクには最大4つのプライマリパーティション、もしくは3つのプライマリパーティションと1つの拡張パーティション(複数の論理ドライブ)を作成できます。MBRディスクに4つ以上のプライマリパーティションを作成するとエラーになります。

🌏GPT:

GPTディスクでは、プライマリパーティションの数に制限はありませんが、拡張パーティションや論理ドライブは作成できません。

🔊GPTディスクでは通常、無制限にパーティションを作成できますが、OSによってはパーティションの数が制限される場合があります。※例えば、Windowsの場合、パーティションエントリのサイズは128バイトなので、最大で128個(32*512/128)のパーティションを作成できます。

MBRとGPTのディスク容量

MBR・GPTかどうかによって扱える最大容量が変わってきます。

🌈MBR:

MBRディスクは最大2TBのディスクに対応しています。そのため、ディスクのパーティション形式がMBRの場合、2TB以上のディスクであっても、最大容量は2TBまでしか使用できません。

🌏GPT:

GPTディスクには容量制限がありません。そのため、2TB以上の容量のディスクを使用する場合は、GPTを選択する必要があります。

MBRとGPTの起動モード

🌈MBR:

MBRディスクはレガシーBIOS(Legacy BIOS)に対応しています(つまり、MBRの場合はレガシーBIOSから起動するようになっています)。

🔊レガシーBIOSブートモードのみをサポートしているマザーボードの場合、GPTではなくMBRディスクからOSが起動できます。ただし、レガシーBIOSブートモードの場合、GPTディスクから起動できないため、WindowsがGPTディスクにインストールされた状態でレガシーBIOSブートモードのみに対応しているPCで起動すると、起動に失敗します。

🌏GPT:

GPTディスクはUEFIに対応しています(つまり、GPTの場合はUEFIから起動するようになっています)。

🔊現在のパソコンで使われているマザーボードはレガシーBIOSブートモードとUEFIブートモードの両方をサポートしているので、設定さえ間違っていなければ、MBR・GPTどちらのディスクでも起動することが可能です。

MBRとGPTの対応OS

Windows OSの場合、MBRかGPTかによって動作が異なります。

🌈MBR:

MBRディスクは、ほぼすべてのバージョンに対応しています。※Windows 11は起動ディスクがMBRではなくGPTが必須になっています。

🔊MBRはLegacy BIOSモードを利用し、古いWindows OSでも利用できるものです。32ビットのWindows XP、Windows Server 2003はその典型例で、それらについてはMBRしか利用できません。

🌏GPT:

GPTは比較的新しいパーティション方式であるため、古いバージョンのOSとの互換性はありません。GPTディスクは32ビットのWindows XPやWindows Server 2003とは互換性がありませんが、Windows 7、Windows 8、Windows 10、Windows 11、Windows Server 2008、Windows Server 2012、Windows Server 2016、Windows Server 2019、Windows Server 2022などとは互換性があります。

🔊Windows Vista以降のWindows OSはセキュリティを高めたUEFIブートモードをサポートし、UEFIブートモードを有効化している64ビットOSの場合は、GPTディスクのみ使用できるようになっています。

MBRとGPTの安全性

セキュリティ特性を考えると、GPTがMBRに対して明確な優位性を持っています。GPTがCRC32(巡回冗長検査)チェックとバックアップヘッダーを提供し、データの一貫性と復旧能力を確保します。

🔊CRC32とはデータに間違いがないかどうか調べるための誤り検出符号のことで、転送されるデータに間違いがあれば検出して自動的に修正してくれるため、データセキュリティが高められます。

具体的には、GPTは主要なパーティションテーブルとバックアップパーティションテーブルの両方を保持します。これにより、主要なテーブルが破損した場合でも、バックアップから情報を復元することが可能です。また、CRC32検査を通じて、データの一貫性を維持し、エラーを発見して修正する能力があります。※たとえば、システムが不意にシャットダウンした際、GPTのこの特性はデータ損失を防ぐ重要な役割を果たします。

MBRとGPTのメリット/デメリット

パーティション方式を決める際には、それぞれのメリットとデメリットを知っておく必要があります。

メリット/デメリット

MBRのメリット/デメリット

メリット:

①長年にわたり広範に使用されてきたことから生じる広範な互換性があります。

🔊USBメモリやSDカードなど、汎用性が高く、容量もそれほど大きくない記憶装置は、基本的にMBRで使われています。プリンタなど、拡張性のないデバイスも、MBRにしか対応していないことがあります。

②リリース日が早いので、ほとんどのWindowsエディション(32ビット版でも64ビット版でも)、特に古いOSバージョンと互換性があります。

デメリット:

①古いパーティション方式です。

②セキュリティ特性が欠けています。

🔊ドライブのパーティションやブートデータの情報を保持する場所は1つに限られるため、そのパーティションが破損するとそのHDDやSSDの読み込みができなくなってしまいます。

③HDD・SSDの容量が2TBまでしか認識できません。

④プライマリパーティションを4つまで作成できます。

GPTのメリット/デメリット

メリット:

①新しいパーティション方式です。

②セキュリティ性が高いです。

🔊GPTは誤動作による上書きから保護する「保護MBR」や冗長性確保のためのバックアップ用パーティションテーブルが構造で定義されています。さらに、パーティションデータコードの整合性(正確性)を高めるためにCRC32フィールドを使用するため、MBR構造と比べてとても高いセキュリティを実現しています。

③HDD・SSDの容量が2TBを越えても認識できます。

④パーティションを最大128個まで作成できます。

⑤新しいシステム(Windows 11など)との互換性が高いです。

⑥起動が早くなります(Windows 10の高速起動モードもGPTのパーティション形式で利用できます)。

デメリット:

①古いシステムとの互換性が低いです。

🔊Windows Vista以降の64ビット版、またはWindows 8以降の32ビット版・64ビット版の環境で利用できます。Windows XPの64ビットでは、GPTディスクをシステム用ではなくデータストレージとして使用できます。

②マザーボードがUEFIに対応している必要があります。

MBRとGPTのどっちがいい?

 

MBRとGPTの違いは何ですか?

どっちを選択したらいいのでしょうか?

知恵袋

▶大容量(2TB以上)のHDD/SSDを扱うには、GPT方式でなければなりません。※たとえば、4TBのハードディスクをフルに活用したいと考えている個人ユーザーは、GPTを選択しなければなりません。

▶古いOSを使用している企業では、MBRが優れた選択肢となります。

▶互換性が重要な要素であれば、MBRが適しています。

▶多数(4個以上)のパーティション(拡張パーティションを含めない)が必要であれば、GPTを検討すべきでしょう。

▶32ビット版Windowsをインストールする場合、MBRがおすすめです。64ビット版WindowsはUEFIセキュアブートで起動するので、GPTは適切です。

▶UEFIブートをサポートしていないマザーボード、すなわちレガシBIOSモードモードにのみ対応しているマザーボードを使っている場合、MBRを選択しましょう。

▶セキュリティとデータの信頼性が重要な場合、GPTはその保護メカニズムにより、システムの安全性とデータの一貫性が確保されるので、MBRよりも優れた選択肢と言えるでしょう。

▶『Windows11』は『UEFIブートのみのサポート』なので、『GPT』を採用する必要があります。

......

よく分からないなら、多くの場合は「2TB以下ならMBR、2TBを超えるならGPT」で問題ありません。特にこだわりがない、最近のWindowsを利用しているということであれば、もしもがあってもバックアップのセクタから回復できるGPTの利用をおすすめします。

MBRかGPTかを確認する方法

自身のパソコンが利用しているパーティション形式がMBRかGPTか確認する方法は2つ(「diskpart」と「ディスクの管理」)ありますが、ここではより簡単な方法(「ディスクの管理」)を紹介しましょう。

手順 1. 「Windowsマーク」を右クリックして「ディスクの管理」を選択します(Windows 10)。

手順 2. 確認したいドライブ(ここではディスク0です)を右クリックして「プロパティ」を選択します。

ディスクの管理

手順 3. 「ボリューム」タブをクリックして「パーティションのスタイル」が「マスターブートレコード(MBR)」であることを確認します。

※GPTの場合は、「GUIDパーティションテーブル(GPT)」と表示されます。

ボリューム

┏ (゜ω゜)=☞【補足】ファームウェアがBIOSかUEFIかを確認する方法

※ファームウェアとは、ハードウェアを動作させるためのソフトウェアのことです。

手順 1. Windowsキー+Rキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。テキストボックスに「msinfo32」と入力して「OK」ボタンをクリックします。

msinfo32

手順 2. システム情報の画面が表示されます。BIOSモードがレガシーになっていることが分かります。

※UEFIモードの場合は、 BIOSモードがUEFIと表示されます。

システム情報

MBRとGPTの間で相互変換する方法

使用中のパーティション方式を変更してMBRとGPTの間で相互変換することは可能です。ただし、ファームウェアがMBRとGPT両方に対応していることが条件です。

対応していないファームウェアの場合(つまり、MBR-BIOS/GPT-UEFIを搭載していないと)、パーティション方式を変更しても正常に起動できない可能性があります。

さて、以下ではWindowsに標準搭載されている「diskpart」と「ディスクの管理」、サードパーティ製のディスク管理ソフト「AOMEI Partition Assistant Professional」3つの変換方法をご紹介しましょう。

「AOMEI Partition Assistant Professional」を使う方法【データ保持】

AOMEI Partition Assistant Professionalは、優れたサードパーティ製ディスク管理ソフトです。パーティションを削除せずに(データを失うことなく)、HDD/SSD(システムドライブでもデータドライブでも)をMBRとGPTの間で相互変換することができます。

そのほか、ブータブルUSB/CDの作成、空き領域の割り当て、SSDへのOS移行、紛失したデータの復元、重複ファイルの検索&削除など、強力な機能がたくさん備えています。

ここでは、システムディスクをMBRからGPTに変換することが例として挙げられます。

手順 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロードし、インストールし、起動します。

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手順 2. 変換するシステムディスク(この例ではディスク0)を右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。

GPTディスクに変換

手順 3. 「このMBRディスクをGPTディスクに変換しますか?」という変換操作の確認画面が表示されたら、「はい」をクリックします。

変換操作を確認

手順 4. メッセージをよく読んで、「はい」をクリックします。

警告

手順 5. 問題なければ「適用」をクリックして、MBRからGPTへの変換を実行します。

適用

🔒ヒント:
リムーバブルディスクをGPTに変換することはできません。
システムディスクをGPTに変換した後、Legacy BIOSをUEFIブートモードに切り替えて起動する必要があります。
システムディスクをGPTに変換するには、64ビット版Windowsが必要です。上述のように64ビット版Windows XPでは、GPTディスクをデータストレージとしてのみ使用することはできます。
AOMEI Partition Assistantは、データを失うことなくHDD/SSDをGPTからMBRに変換することもできます。
AOMEI Partition Assistantの「ブータブルCD/USBを作成」機能を利用して、Windows PE(Windowsプレインストール環境)でもシステムディスクをGPTに変換することができます。

「ディスクの管理」を使う方法【データ損失】

ディスクの管理」は、Windows標準搭載のツールの1つとして、パーティションを作成、削除、フォーマット、拡張、縮小したり、HDD・SSDをGPT/MBRに変換することができます。

🔊「ディスクの管理」を使って、実行中のOSが含まれているHDD・SSDをGPT/MBRに変換することができませんが、データドライブまたは別のパソコンに接続したシステムドライブをGPT/MBRに変換することができます。

ここでは、Windows 10で「ディスクの管理」を使用して、データディスクをGPT形式に変換することが例として挙げられます。

手順 1. 「Windowsマーク」を右クリックして「ディスクの管理」を選択します。

手順 2. 変換するデータディスク(「未割り当て」の領域)のところで右クリックして「GPTディスクに変換」を選択します。

GPTディスクに変換

(●'◡'●)【補足】ディスクにボリュームが割り当てられている場合は、右クリックして「ボリュームの削除」を実行してからGPTに変換してください。

🔒ヒント:
すべてのボリュームを削除し、ディスクが「未割り当て」の領域になる必要があります。
ボリュームを削除すると、ボリュームのデータがすべて削除されます。保存の必要なデータを削除する前に、バックアップを取っておいてください。

パーティションを削除

「Diskpart」を使う方法【データ損失】

Diskpartツールを実行することで、システムドライブまたはデータドライブをGPT/MBRに変換することができます。

🚨ただし、Diskpartによる変換は、「ディスクの管理」と同じようにドライブ内の全てのファイルが削除されます。データを保持したい場合は、操作を行う前に必要なデータのバックアップを作成し、GPT変換後にデータを手動で移行する必要があります。

ここでは、Diskpartを使ってシステムディスクをGPTに変換することが例として挙げられます。

手順 1. インストールメディアから起動します。

手順 2. 「Windowsセットアップ」の画面が表示されたら、キーボードの「Shiftキー+F10」キーを入力し、コマンドプロンプトを開きます。

手順 3. コマンドプロンプトで「diskpart」コマンドを入力してEnterキーを押します。

手順 4. 続いて「list disk」コマンドを入力してEnterキーを押します。

📀ハードディスクの情報が一覧で表示されます。サイズ等の情報を参考にして「GPTに変換するディスクの番号(ディスク0など)」を確認します。

手順 5. 「select disk 0」コマンドを入力してEnterキーを押します。※「0」の部分は、確認したディスクの番号に置き換えてください。

📀コマンドを実行すると「ディスク○が選択されました」というメッセージが表示されます。

手順 6. パーティション情報を削除する「clean」コマンドを入力してEnterキーを押します。※選択したディスク上のすべてのパーティションまたはボリュームを削除します。

手順 7. GPTに変換する「convert gpt」コマンドを入力してEnterキーを押します。

DiskPart

「選択されたディスクをGPTフォーマットに正常に変換しました」と表示されたら変換は成功です。右上の「x」ボタンをクリックしてコマンドプロンプトを終了します。

🔒ヒント:
システムディスクをMBRからGPTに変換してからWindowsのクリーンインストールを行う必要があります。Windowsをインストールできたら、ブートモードの変更を行ってください。
通常、Windowsを起動した状態のまま「ディスクの管理」「Diskpart」でシステムパーティションを削除できないため、Windows OS上ではシステムディスクをGPTに変換できません。

おまけ:ブートモードを変更する方法

今回の記事では、システムディスクをGPTに変換したあと、GPTディスクからWindowsを起動するために、BIOSの設定でブートモードをUEFIに変更する必要があります。

🌍ブートモードを従来のレガシーBIOSのままWindowsを起動しようとすると、「Reboot and Select proper Boot device or Insert Boot Media in selected Boot device and press a key」エラーメッセージが表示されてWindowsが起動できない状態になります。

手順 1. BIOSの起動は「電源ボタン」を押し、画面右下に「Press DEL to enter SETUP」 と表示されたら、すかさず「Delete」キーを押します。「BIOS SETUP UTILITY」画面が表示されたら、BIOSは正常に起動できています。

🗻BIOSの起動キーは、PCやマザーボードによって異なります。不明な場合は、メーカーのマニュアルを参考にしてください。

手順 2. BIOSの設定画面が開いたら、上部メニューの「Boot(またはブート、起動など)」⇒「Boot Mode Select」の右側「LEGACY」⇒表示されたメニュー内から「UEFI」をクリックし、UEFIモードに変更します。

Boot Mode Select

手順 3. UEFIモードの変更後、上部メニューの「EXIT」⇒「Save Changes and Exit」クリックします。「Save&Exit Setup」メニューに「Save configuration and exit?」(構成を保存して終了しますか?)と表示されたら、「Yes」クをクリックします。

EXIT

操作が終わるとパソコンは再起動されて、新しいUEFIモードで起動します。

🌝最新のマザーボードでは再起動するだけでUEFIに切り替わるため、基本的に上記の設定は必要ありません。

結論

MBRとGPT、どっちがいいか迷ったら「GPT」を選びましょう。

  • 2TB以上の大きなディスクを使いたい
  • Windows 11を使いたい
  • データを安全に守りたい

これらすべてを叶えてくれるのがGPTです。もし間違えてMBRで初期化してしまった場合でも、「AOMEI Partition Assistant Professional」のような専用ソフトを使えば、中のデータを消さずにGPTへ変換することもできますよ。

AOMEI Partition Assistant Professionalは、MBRとGPTの相互変換(HDD/SSD)だけでなく、FATとNTFSの相互変換(ファイルシステム)、論理ドライブとプライマリパーティション間での変換でもサポートします。

MBRとGPTの違いに関するFAQ

Q1. MBRとGPT、結局どちらを使えばいいですか?

A. 現代のPCであれば「GPT」が推奨されます。

GPT:2TB以上の大容量ディスクを認識でき、パーティションを最大128個まで作成可能です。また、Windows 11の必須要件である「UEFI」に対応しています。

MBR:古いOS(Windows 7以前など)や、古い規格のBIOSを搭載したPCでのみ必要となります。2TBまでしか認識できず、パーティションも4つまでという制限があります。

Q2. 3TBのHDDを買ったのに、2TB分しか表示されません。故障でしょうか?

A. 故障ではなく、ディスク形式が「MBR」になっていることが原因と考えられます。MBR形式は設計上の制限で2TBを超える領域を管理できません。残りの1TBを使用するためには、ディスクを「GPT」形式に変換する必要があります。変換後、すべての容量が「未割り当て」として認識され、利用可能になります。

Q3. Windowsの標準機能(ディスクの管理)でMBRからGPTに変換できますか?

A. 可能ですが、データの消去を伴います。Windows標準ツールで変換する場合、一度そのディスク上のすべてのパーティション(ボリューム)を削除して、完全に空の状態にする必要があります。中身のデータを保持したまま変換したい場合は、AOMEI Partition Assistantのような専用ソフトを使用する必要があります。

Q4. MBRからGPTに変換した後、Windowsが起動しなくなりました。

A. マザーボードのブートモードが「UEFI」に設定されているか確認してください。GPT形式のディスクからOSを起動するには、PCの起動モードを従来の「Legacy(BIOS)」から「UEFI」に切り替える必要があります。電源投入直後に設定画面(BIOS/UEFI)を開き、ブート設定を適切なモードに変更してください。

Q5. AOMEI Partition Assistantを使って変換する最大のメリットは何ですか?

A. 「データを消去せずに」変換できる点です。通常、システムドライブ(Cドライブ)をMBRからGPTへ変換するにはOSの再インストールが必要ですが、AOMEIを使用すれば、保存されているファイルやインストール済みのアプリをそのままに、数クリックで形式のみを安全に書き換えることができます。特にWindows 11へのアップグレード準備において、非常に効率的な方法です。

ひとみ
ひとみ・編集者
こんにちは、2023年に入社したひとみです。子供の頃からパソコンに触れるのが好きで、身近な人の「これどうしたらいいの?」という質問に答えているうちに、自然とIT関連の知識を深めてきました。今は、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などを中心に記事を書いています。私の記事は、日常的にパソコンを使う中で「困った」「どうしたらいいの?」と悩んだときに役立つことを目指しています。