Windows10ディスクの管理『標準搭載のディスク&パーティション管理者』

このチュートリアルでは、Windows 10「ディスクの管理」について詳しく解説します。「ディスクの管理」を開く方法だけでなく、ディスク管理を行うための手順も学ぶことができます。さらに、Windows 11、10、8、7でディスクパーティションをより便利に管理するための優れたツールも紹介されます。

ゆき

投稿者:ゆき/更新日:2024年03月19日

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Windows10「ディスクの管理」について

 

Windows 10(ウィンドウズ テン)は、Microsoft(マイクロソフト)が開発およびリリースしている、Windowsシリーズに属するパーソナルコンピュータおよび8インチ以上のタブレット用のオペレーティングシステム(OS)である。

--出典:ウィキペディア(Wikipedia)

Windows10

以前のバージョン(例えば、Windows 7/8)と比べて、Win10のOS全体が更に高効率化されました。Windows 95からWindows 7まで搭載され、Windows 8で「スタート画面」に置き換えられる形で削除されたスタートメニューが再び搭載されました。また、Cortana(音声認識アシスタント機能)、仮想デスクトップ機能、Xbox アプリ、Microsoft Edgeなどが追加されました。

▶「ディスクの管理」は、Windows 10標準搭載のツールの1つとして、多くの人々に知られます。システムの再起動と作業の中断を必要とせず、ディスクのパーティションやボリュームを管理することができます。ユーザーにとってとても便利なツールです。

ディスクの管理画面

Win10「ディスクの管理」の基本機能は以下のとおり:
ミラーの追加
ドライブ文字とパスの変更
パーティションの縮小と拡張
パーティションをアクティブとしてマーク
パーティションの作成、削除、およびフォーマット
ブランクディスクをMBR形式とGPT形式の間で変換する
ダイナミックディスクとベーシックディスクの間で変換する
エクスプローラーでパーティション内のファイルを表示させる

Windows 10で「ディスクの管理」を開く方法

Windows 10で「ディスクの管理」を開く方法について、ここでは、よく使われる3つの方法を説明します。また、Windows 11で「ディスクの管理」を起動する方法も提供しています。

方法1:「PC」から「ディスクの管理」を開く

手順 1. 「PC」を右クリックし、「管理」を選びます。

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手順 2. 左側の「ディスクの管理」を選びます。

ディスクの管理

方法2:「ファイル名を指定して実行」から「ディスクの管理」を開く

WindowsキーとRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、空欄に「diskmgmt.msc」と入力してEnterキーを押します。

ファイル名を指定

方法3:スタートボタンから「ディスクの管理」を開く

スタートボタンを右クリックし、メニューの中から「ディスクの管理」を直接選びます。

ディスクの管理

※補足:Windows 11で「ディスクの管理」を開く

Windows 11でタスクバーのWindowsマークを右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。

ディスクの管理

「ディスクの管理」でパーティションを拡張

ほとんどのユーザーは、【ディスク(特にCドライブ)の容量不足】の問題に遭遇したことがあるでしょう。こういう時に「ディスクの管理」の「ボリュームの拡張」機能を使えば、Cドライブの空き領域を増やすことができるかもしれません。

👍Windows11/10/8/7でCドライブ容量を増やす方法

ステップ 1. まずは、スタートメニューを右クリックする(またはWinキーとXキーを同時に押す)ことで「ディスクの管理」を起動する必要があります。

ディスクの管理を起動

ステップ 2. 「ディスクの管理」を開いた後は、拡張したいパーティション(例えば、Cドライブ)を右クリックして、「ボリュームの拡張」を選択します。

📖補足:「ボリュームの縮小」をクリック⇒「縮小する領域のサイズ」欄から縮小サイズを指定し⇒「 縮小 」 ボタンをクリックすることにより、選択したパーティションのサイズが縮小され、縮小分の「未割り当て領域」が作成されます。

ボリュームの拡張

ステップ 3. すると「ボリュームの拡張ウイザードの開始」が立ち上がります。進んでいくと、Cドライブに結合する未割り当て領域を選択します。

もし、すべての未割り当て領域をCドライブにしてしまっても大丈夫なら、そのまま「次へ」をクリックします。
しかし、いくつかの容量を残して後で新しいドライブを作成したい場合には、「ディスク領域(MB)を選択」でCドライブに割り当てる領域を入力してから「次へ」をクリックします。

次へ

🚨制限:拡張したいボリュームのすぐ後ろには未割り当て領域がない場合、「ボリュームの拡張」はグレーアウトします。

「ディスクの管理」でディスクをMBRからGPTに変換

パーティションを拡張するだけでなく、Windows 10の「ディスクの管理」はMBRとGPTの間でディスクを変換することもできます。

GPTディスクは256TBまでのボリュームをサポートし、MBRディスクと比べてGPTディスクのサイズはずっと大きいです。また、MBRディスクでは最大4つのプライマリパーティション或いは3つのプライマリパーティションおよび1つの拡張パーティションを作成できますが、GPTディスクでは最大128プライマリパーティションを作成できます。そのため、より多くの人々はディスクをMBRからGPTに変換しようとします。

👍【徹底解説】MBRとGPTの違い、確認・変換方法、どっちがいい?

ステップ 1. 「PC」を右クリックし、「管理」⇒「ディスクの管理」を選択します。「ディスクの管理」コンソールを開いた後、変換するディスクを見つけます。

※ヒント:もし、そのHDDに既存ボリュームやパーティションが存在するなら、「GPTディスクに変換」オプションがグレーアウトします。このオプションはすべてのパーティションが削除された場合のみに表示されるので、まず全てのボリュームを削除する必要があります。重要なデータがあれば、事前にバックアップを取っておいてください。

グレーアウト

ステップ 2. ディスク上の各パーティションを右クリックし、「ボリュームの削除」機能を選択します。ディスクにある全てのパーティションが削除されるまで、この手順を繰り返します。

ボリュームの削除

ステップ 3. すべてのパーティションを削除したら、ディスクが「未割り当て」と表示されます。この時、ディスクを右クリックし、「GPTディスクに変換」を選択します。

GPTディスクに変換

ステップ 4. 後は「新しいシンプルボリューム」機能を利用してGPTディスクに1つまたは複数のパーティションを作成し、バックアップしたデータを復元することができます。

🚨制限:Windows 10の「ディスクの管理」は、空のディスク(ブランクディスク)をMBR/GPTに変換することができます。すべてのボリュームを削除してから、変換を行う必要があります。

データ損失を防ぐために、強力なディスク管理ツールを使用して、すべてのボリュームを削除する必要がなく(つまりデータを失うことなく)ディスクをMBRとGPTの間で変換することができます。

サードパーティ製ソフトでパーティションを拡張

Windows10「ディスクの管理」の代わりに、サードパーティ製のディスク管理ソフトAOMEI Partition Assistant Professionalを使用して、拡張するつもりのパーティションの後ろには未割り当て領域があるかどうか、パーティションを拡張することができます。尚、ディスクに未割り当て領域がなくてもパーティションを拡張することができます。

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※ヒント:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

👉次は、2つの状況でAOMEI PA Proを使用してパーティションを拡張する方法についてご紹介しましょう~また、パーティションを拡張せず空き領域を増やす方法も提供しています。

状況1:拡張するパーティションの右側に未割り当て領域がない場合

※本作業開始前に知っておくべきこと※
拡張したいパーティションに複数の未割り当て領域を結合することができます。
「システムで予約済み」パーティションを結合することができません。
拡張するパーティションに実行中のアプリがある場合、AOMEI Partition Assistantは、アプリを停止するか、またはPreOSモードで拡張操作を実行します。
ディスク上に未割り当て領域がない場合、状況2を参考にしてください。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロードし、インストールし、起動します。拡張したいパーティション(例えばCドライブ)を右クリックして、「詳細処理」⇒「パーティションを結合」を選択します。

パーティションを結合

ステップ 2. 未割り当て領域のチェックボックスにチェックを入れて、「はい」をクリックします。

未割り当て領域を選択

ステップ 3. 未割り当て領域がCドライブに追加されたことをプレビューできます。変更を保存するために、左上の隅にある「適用」ボタンをクリックしてください。

適用

状況2:ディスクの上に未割り当て領域がない場合

ステップ 1. AOMEI PA Proを開き、十分な空き容量を持つパーティション(ここではDパーティションです)を右クリックして、「空き領域を割り当てる」を選択します。

空き領域を割り当てる

ステップ 2. どのパーティションに空き領域を追加するかを選択します(ここではCドライブです)。そしてCドライブに追加したい空き領域を入力して、「はい」をクリックします。

空き領域を入力

ステップ 3. 選択した空き領域がDパーティションからCドライブに追加されたことをプレビューできます。変更を保存するために、「適用」をクリックします。

変更を保存

※補足:パーティションを拡張せず空き領域を増やす方法

ドライブの空き容量不足を解消するために、パーティションを拡張するほか、パーティションにインストールされているアプリケーションを別の場所に移行することで空き領域を増やすこともできます。

次は、AOMEI PA Proの「アプリ引っ越し」機能でCドライブ上のアプリを他のドライブに移行する方法をご紹介しましょう。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalを起動した後、「空間を解放」⇒「アプリ引っ越し」をクリックします。

アプリ引っ越し

ステップ 2. 「アプリを移動」と「フォルダーを移動」2つのオプションがあります。ここでは「アプリを移動」を選択します。

アプリを移動

ステップ 3. すべてのパーティション、パーティションごとに検出された移行可能なアプリの数とそれらの容量はポップアップウィンドウに表示されます。ここでは、Cドライブ上のアプリを移行したいので、Cドライブを指定して「次へ」をクリックします。

Cドライブの選択

ステップ 4. Cドライブ上のすべての移行可能なアプリが表示されるので、移動したいアプリの前のチェックボックスにチェックを入れたあと、移動先を選択して「移行」をクリックします。

アプリの選択

ステップ 5. 移行中に実行中のアプリを強制終了するという警告メッセージが表示されます。問題なければ「はい」をクリックして操作を実行します。

警告

アプリの移行が完了した後、Cドライブの空き容量不足の問題は解決されるだろう。

📖補足:「アプリ引っ越し」の「管理/復元」をクリックして、前に移行したアプリケーションを元の場所に戻すこともできます。

また、大容量ファイルを削除したいなら、「大容量ファイルを削除」機能があります。さらに「パーティションを拡張」、「パーティションをリサイズ/移動」「PCクリーナー」などの機能を利用して、ドライブ・パーティションの空き容量を増やすことができます。

大容量ファイルを削除

データ損失なしでディスクをMBRからGPTに変換

AOMEI Partition Assistant Professionalを使うと、ディスクのボリュームをすべて削除する必要がなく(つまり、データを失うことなく)、データディスク&システムディスクをMBRとGPTの間で簡単に変換することができます。

ステップ 1. AOMEI PA Proをインストールし、起動します。そして、変換したいMBRディスクを右クリックして「GPTディスクに変換」を選択します。

GPTディスクに変換

ステップ 2. ポップアップウィンドウで、「はい」をクリックして続行します。

はい

ステップ 3. 「適用」をクリックして操作を実行します。すると、ディスクはGPTパーティションスタイルに変更されます。

適用

🧿同じ方法によってGPTディスクからMBRディスクへの変換も可能です。

👍ディスクをMBRからGPTに変換、またはGPTからMBRに変換する方法

AOEMI PA Pro対Win 10「ディスクの管理」

機能 AOEMI PA Pro Win 10ディスクの管理
パーティションの作成、削除、フォーマット
ドライブ文字の変更
NTFSパーティションの拡張と縮小
FAT32パーティションの拡張と縮小
パーティションの移動、結合
未割り当て領域の結合
空き領域の割り当て
データを失うことなくMBRディスクとGPTディスクの間で変換
データを失うことなくダイナミックディスクをベーシックディスクに変換
プライマリパーティションを論理に変換
論理ドライブをプライマリに変換
フォーマットせずにNTFSをFAT32に変換
SSDまたはHDDにOSを移行
Windows PEのブータブルディスクを作成
パーティションの復元
ディスク&パーティションのコピー
シリアル番号&パーティションタイプIDの変更

ご覧のように、AOMEI Partition Assistant ProはWin10ディスクの管理よりも多くの強力な機能を備えます。データを失うことなく、ディスク&パーティションを簡単に管理できます。特にパソコン初心者にはAOMEI Partition Assistant Proを強くお勧めします。

そのほかのエディション:AOMEI PA Pro版だけでなくWindows Server 2022、2019、2016、2012(R2)向けServer版、台数無制限のコンピューターで使用可能なUnlimited版、またクライアントに有償技術サービスを提供するIT専門家や技術者向けTechnician版もあります。必要に応じて最適なエディションを選択してください。

👍異なるエディションの比較

Windows 10「ディスクの管理」のFAQ

質問:Windows 10の「ディスクの管理」とは何ですか?

回答:Windows 10の「ディスクの管理」とは、コンピューターのハードディスクやSSDなどのストレージデバイスを効果的に管理するための方法(ツール)です。これには、パーティションの作成や削除、ドライブのフォーマット、ディスクのクリーンアップなどが含まれます。

質問:Windows 10で「ディスクの管理」どのようにアクセスしますか?

回答:Windows 10で「ディスクの管理」にアクセスする方法はいくつかありますが、以下の手順が一般的です。

「スタート」メニューを開きます。
「Windows管理ツール」フォルダーを開きます。
「コンピューターの管理」を選択します。
「ディスクの管理」をクリックします。

質問:ディスクのパーティションを作成する方法は?

回答:ディスクのパーティションを作成するには、以下の手順を参考にしてください。

「ディスクの管理」を開きます。利用可能なディスクとパーティションが一覧表示されます。
未割り当ての領域を右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を選択します。
ウィザードに従って新しいパーティションのサイズやドライブレター(ドライブ文字)を設定します。

質問:ディスクのパーティションを削除する方法は?

回答:ディスクのパーティションを削除するには、以下の手順を参考にしてください。

「ディスクの管理」を開きます。
削除したいパーティションを右クリックし、「ボリュームの削除」を選択します。
削除を確認するメッセージが表示されたら、「はい」を選択します。

質問:ディスクをフォーマットする方法は?

回答:ディスクをフォーマットするには、以下の手順を参考にしてください。

「ディスクの管理」を開きます。
フォーマットしたいパーティションを右クリックし、「ボリュームの削除」を選択します。
パーティションを削除した後、未割り当ての領域を右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を選択します。
ウィザードに従ってフォーマットの設定を行います。

質問:ディスククリーンアップを行う方法は?

回答:ディスククリーンアップを行うには、以下の手順を参考にしてください。

「ディスクの管理」を開きます。
クリーンアップしたいドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
「ディスクのクリーンアップ」をクリックし、クリーンアップを実行します。

質問:ディスクの管理中に注意すべきポイントはありますか?

回答5:ディスクの管理を行う際には以下のポイントに注意してください。

ディスクの操作はデータの損失を伴う可能性があるため、重要なデータは事前にバックアップしておくことが重要です。
ディスクのフォーマットやパーティションの作成・削除などの操作を行う際には慎重に行い、誤って重要なデータを削除しないようにしましょう。

まとめ

この記事では、Windows 10の「ディスクの管理」について詳しく解説しました。「ディスクの管理」とは何か、その基本機能、開き方などのほか、Windows 10「ディスクの管理」でパーティションを拡張したり、MBRディスクをGPTディスクに変換する方法も紹介しました。

さらに、Windows 10の「ディスクの管理」の代わりになるサードパーティ製ソフトAOMEI Partition Assistant Professionalを強くお勧めします。Windows標準の「ディスクの管理」よりも、多くの強力な機能を持ち、グラフィカルで直感的に、より詳細な操作ができます(誰でも簡単に使えます)。AOMEI Partition Assistantを使用して、制限なしでパーティションを拡張する多くの方法や、データ損失なしでMBRディスクをGPTディスクに変換する方法も提供しました。

もし、この記事が役立つなら、友達や家族と共有しましょう!また、何か質問や提案がある場合は、[email protected]までご連絡ください。よろしくお願いします。

ゆき
ゆき・編集者
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品の機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。