Windowsのコマンドプロンプトを使ってファイルを効率的に削除するテクニックを学びましょう。具体的なコマンド例と操作手順で、パソコン操作がもっと簡単に。
コマンドプロンプトはCMDとも呼ばれ、Windowsアプリケーションで、コマンドラインインタープリタとして使用されます。ディスクの管理(パーティションの作成/削除/フォーマット、MBRからGPTへの変換など)、Windowsの問題、コンピュータの問題解決などを解決することができます。
通常の方法によってWindowsでファイルやフォルダを削除できない場合は、CMDを使用して削除コマンドを入力することで、迅速にファイルを削除できます。コマンドプロンプトを活用することで、コンピュータから任意のファイルを削除することが可能です。Windowsコマンドプロンプトを使用したファイル削除の詳細なステップについては、以下をご参照ください。
まずは、コマンドプロンプトを開ける方法を紹介します。
起動方法1:[Windows]+[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開いて、入力ボックスに[cmd]と入力して[Enter]キーを押します。
起動方法2:タスクバー上の検索アイコンまたは検索ボックスをクリックして、検索ボックスに「cmd」と入力して、「コマンドプロンプト」をクリックします。
単体のファイルを削除するコマンド構文:del パス
例: del note.txt
単体のフォルダを削除するコマンド構文:rmdir パス
例: rmdir C:\Users\AOMEI-PC-012\Desktop\work(デスクトップ上の「work」という名前のフォルダ)
複数のファイルを削除するコマンド構文:(二つのステップ)
ステップ 1. 構文「cd パス」例「cd C:\Users\AOMEI-PC-012\Desktop」。このコマンドは削除したいファイルがある場所に移動します。
ステップ 2. 構文「del パス1 パス2」例「del note.txt on.txt」。これでデスクトップ上のnote.txtとon.txtを一括削除しました。
複数のフォルダを削除するコマンド構文:(二つのステップ)
ステップ 1. 構文「cd パス」例「cd C:\Users\AOMEI-PC-012\Desktop」。このコマンドは削除したいフォルダがある場所に移動します。
ステップ 2. 構文「rmdir パス1 パス2」例「rmdir C:\Users\AOMEI-PC-012\Desktop\work1 C:\Users\AOMEI-PC-012\Desktop\work2」。
これでデスクトップ上のフォルダwork1とフォルダwork2を一括削除しました。
読み取り専用ファイルとは、ユーザーがそのファイルの内容を読むことはできるが、変更や削除をすることはできないように設定されたファイルのことです。この属性が設定されていると、誤ってファイルを変更したり削除したりするのを防ぐことができます。CMDで上記のコマンドを使用して読み取り専用ファイルを削除すると、「アクセスが拒否されました」というエラーメッセージが表示されやすいです。
読み取り専用ファイルの属性を確認するコマンド構文:attrib パス
例: attrib note.txt
属性にRが含まれていれば、そのファイルは読み取り専用です。
このような場合は、コマンドでファイルを強制削除しましょう。
読み取り専用ファイルを強制削除するコマンド構文:del /f パス
例: del /f note.txt
注意:/fはオプションです。
構文にオプションを入れるのもできます。
構文:del オプション パス
よく使われるオプション
/f: 読み取り専用ファイルも削除します。
/q: 確認のメッセージを表示せずに削除します。
/a: 特定の属性を持つファイルを削除します。
例: del /q note.txt
ジャンクファイルとは、一時ファイル、キャッシュファイル、ログファイル、およびその他の不要なファイルが含まれます。
ジャンクファイルを削除するコマンド:(二つのステップ)
ステップ 1. コマンド「%SystemRoot%\explorer.exe %temp%\」と入力し、「Enter」キーを押して、コンピュータ上の一時ファイルを表示します。
ステップ 2. コマンド「del %temp%\*.*/s/q」と入力して、「Enter」キーを押して、コマンドを実行します。
以上はWindowsのCMDを使用してファイルやフォルダを削除するステップです。初心者にとって、異なる削除タスクのための異なるコマンドを覚えておくことは困難です。さらに、きれいなGUIインターフェイスがないと、間違ったファイルを削除したり、文字が欠けている場合に予期しないエラーを引き起こしたりしやすいかもしれません。
次のコンテンツでは、明確かつ簡単に任意のファイルを削除することができるオールインワンファイルクリーナーを紹介します。
Windows 11/10/8/7ユーザー向けに設計された強力なオールインワンファイルクリーナーであるAOMEI Partition Assistantは、人気のあるファイル削除ツールです。単一のファイル、複数のファイル、読み取り専用ファイル、破損したファイル、ジャンクファイル、または大容量ファイルを削除したい場合でも、このユーティリティを使用すると、迅速かつ安全にそれを行うことができます。
まずはソフトウェアをダウンロードし、詳しいステップをご覧ください:
「ファイルを破壊」機能は、特に不要なファイルやフォルダを削除するために使用します。一度シュレッダーにかけてしまったファイルやフォルダは、データ復元ソフトを使っても復元することはできません。本当に永久に削除したいのかを確認してください。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールして実行します。「消去」>「ファイルを破壊」をクリックします。
ステップ 2. ポップアウトウィンドウで、「ファイル」または「フォルダ」オプションを選択して、削除する必要のあるファイルまたはフォルダーを追加できます。
ステップ 3. すべてのターゲットファイルを追加すると、「名前」リストにそれらが表示されます。「削除」をクリックすると、選択したアイテムを削除できます。
ステップ 4. ファイルが正しく確認されたら、削除方法を選択する必要があります:ゼロを書き込む。他の3つの高度な消去方法(ランダムデータ、DoD 5220.22-M、Gutmann)も選択できます。
ステップ 5. 次に、「破壊」ボタンをクリックします。ポップアウトミニウィンドウで、「はい」をクリックして決定を確認し、ファイルの削除を開始します。追加したファイルやフォルダをすべて削除すると、上部に「すべてのファイル/フォルダーが完全に破壊されました」というメッセージが表示されます。
CMDを使ってジャンクファイルを削除すると、一時ファイルだけが削除されます。一方、「PCクリーナー」機能は、コンピュータ上のあらゆる種類のジャンクファイルを削除するエキスパートです。ディスク容量不足の警告が表示されるなど、一部のディスク容量エラーを修正する方が便利です。
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動し、上部にある「空間を解放」「PCクリーナー」をクリックします。
ステップ 2. ポップアップウィンドウで、「スキャン開始」をクリックして、ジャンクファイルをスキャンします。
ステップ 3. スキャン処理が完了するまで待ちます。
ステップ 4. スキャンが完了すると、削除可能なさまざまなジャンクファイルが一覧表示されます。次に、クリーニングするオプションにチェックを入れ、「すべてをクリーン」をクリックしてクリーニングプロセスを開始します。
ステップ 5. PCのクリーンアップが完了したら、「戻す」をクリックして機能を終了します。
Windows 11/10/8/7でCMDを使ってファイル、或いはフォルダを削除する方法は以上でした。この記事では、さまざまな削除ケースに対応するコマンドと、それに対応するステップについて説明しました。初心者でもCMDを使ってファイルを削除することができます。しかし、CMDより使いやすい強力なオールインワンファイルクリーナーであるAOMEI Partition Assistantも見てください。
AOMEIソフトウェアは、クリーナーだけでなく、さらに、他の便利な機能も備えています。例えば、データの損失なしでMBR/GPTへの変換、ディスククローンの作成、SSDへのOS移行、フォルダやインストール済みプログラムの移動、ブータブルUSB/CDの作成、空き領域の割り当て、など、強力な機能がたくさん備えています。是非ともお試し下さい。Windows Serverユーザーであれば、Server版を使用することができます。