エラー修復:「delete partition override」でパーティションを削除できない
Diskpartコマンド「delete partition override」がWindows 11/10/8/7でパーティションを削除できない場合は、サードパーティ製ソフトウェア - AOMEI Partition Assistant Professionalを使用してそのエラーを修復することができます。
「delete partition override」をいつどのように使用するか?
「ディスクの管理」またはDiskaprtの「delete partition n」コマンドを使用して、不要なパーティションを簡単に削除することはよく知られています。ここで、「n」は不要なパーティションの番号です。
ただし、パソコンメーカーから提供するOEMパーティションのような隠しパーティションや保護パーティションを削除しようとすると、「ディスクの管理」で「ボリュームの削除」オプションがグレー表示されたり、Diskpartで「force protectedパラメーターを設定しないと、保護されたパーティションは削除できません」というエラーメッセージが表示されたりします。
このような場合、保護パーティションを削除するには、「delete partition override」を追加する必要があります。詳細な手順は次のとおりです(OEMパーティションを例として削除する)。
ステップ 1. 管理者としてDiskpartを実行します:Windowsキー+Rキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスが開きます。diskpartと入力してEnterキーを押します。
ステップ 2. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します:
- list disk - パソコン上のディスクを一覧表示します。
- select disk f - 「f」はOEMパーティションを含むディスクの番号です。
- list partition - ディスク上のパーティションをすべて表示します。
- select partition q - 「q」は削除されるOEMパーティションの番号です。
- delete partition override
数秒後、DiskpartはOEMパーティションなどの保護パーティションを正常に削除します。次に、exitと入力しDiskpartを閉じます。
- ▼ノート:
- 「delete partition override」コマンドは、システムパーティション、ブートパーティション、またはページファイル、ハイバネーションファイルやクラッシュダンプファイルを含むパーティションをサポートしていません。
- OEMパーティションを削除する前に予め別のHDDにバックアップすることをお勧めします。PCを工場出荷時の設定に復元する必要がなければ、直接にOEMパーティションを削除するのもいいです。
「delete partition override」でパーテイションを削除できない
一般的に、Diskpartコマンド「delete partition override」を使用すると、隠しパーティションや保護パーティションを削除することができます。しかし、「この操作はオブジェクトによってサポートされていません。指定されたコマンドまたはパラメータは、このシステムではサポートされていません」というエラーメッセージは、Diskpartコマンド「delete partition override」の使用中に表示される場合もあります。
「delete partition override」エラーを修正する方法
上記のエラーは、ダイナミックディスクでDiskpartの削除機能を実行した場合に発生する可能性があります。ここでは、2つの解決方法を提供します。
解決法 1. Diskpartコマンドを変更
お使いのHDDがダイナミックディスクとなると、Diskpartには「partition」が「volume」に置き換えられる必要があります。「delete volume override」コマンドを使用してダイナミックディスクの隠しパーテイションまたは保護パーテイションを削除できます。手順は次のとおりです:
ステップ 1. 管理者としてDiskpartを実行します。
ステップ 2. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します:
- list volume - お使いのパソコン上のボリュームを一覧表示します。
- select volume m - 「m」は削除したいボリュームの番号です。
- delete volume override
ステップ 3. 不要なパーティションが正常に削除されたら、exitと入力してプログラムを閉じます。
解決法 2. ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換
ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換することもいい方法です。「ディスクの管理」では、すべてのパーティションを削除しない限り、ディスクをダイナミックからベーシックに変換することはできませんが、AOMEI Partition Assistant Professionalのようなサードパーティ製のソフトウェアを利用し、その問題を解決できます。
AOMEI Partition Assistant Proはディスクを効果的かつ便利に管理するのに役立つ強力なツールです。データを失うことなくダイナミックディスクをベーシックに変換したり、OEMパーティションのような非表示または保護パーティションを削除したりできます。また、このソフトはWindows 11、10、8.1/8、7、Vista、XP(32/64ビット)に対応します。
ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換する手順は次のとおりです。
ステップ 1. まず、このソフトのProデモ版をダウンロード、インストール、起動します。インターフェイスで、「変換」から「ダイナミックディスク変換器」を選択し、ポップアップウィンドウで「次へ」をクリックします。
ステップ 2. 自分の状況に基づいて、2つのオプションから一つ選び、ダイナミックディスクをベーシックディスクに変換します。
- 方法1:ベーシックディスクにダイナミックディスクを変換します。データを失うことなく、安全に、直接に、時間節約で(3-10秒のみかかる)ダイナミックディスクをベーシックディスクに戻します。
- 方法2:ベーシックパーティションにダイナミックボリュームを変換します。ダイナミックからセクター単位でシンプルボリューム、スパンボリューム、ストライプボリューム、ミラーボリュームそれにRAID-5ボリュームをベーシックディスクにクローンします。
ステップ 3. 変換するディスクを選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ 4. 操作を確認し、「続行」をクリックします。次に、「OK」>「完了」をクリックします。
※注意:この操作には再起動が必要です。
データを失うことなくディスクをダイナミックからベーシックに変換してから、「delete partition override」コマンドを使用するか、AOMEI Partition Assistant Proを使用してOEMパーティションを削除します。
結論
「delete partition override」コマンドは、OEMパーティションのような隠しパーテイションまたは保護パーティションを削除するのに非常に便利です。でも、Diskpartに精通していない人にとっては、別のパーティションを間違って削除するかもしれません。また、パーテイションを削除できない場合があります。この時、AOMEI Partition Assistant Proでダイナミックディスクをベーシックディスクに変換してエラーを修正することができます。さらに、このソフトは隠しパーティションや保護パーティションを直接削除することもできます。
Windows Server 2003/2008/2012/2016/2019/2022(R2を含む)を実行している方は、AOMEI Partition Assistant Serverを試して、より高度な機能をお楽しみください。
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