USBメモリの空き容量がまだいっぱいあるが、ファイルが大きすぎてコピーできないという提示が出る場合はこの記事を参考して容易に解決します。
今回の記事は異なるファイルシステムの違いを紹介し、「ファイルは大きすぎて、対象のファイルシステムに入りません」という問題の最高のソリューションを説明します。
あるユーザーからなさった質問:
「今朝、ノートパソコンからUSBメモリに幾つかのファイルをコピーしようとすると、Windowsはファイルがターゲットファイルシステムにとって大きすぎると提示して、コピーが失敗しました。おかしいんだよ、私のUSBドライブの容量は256GBで、ファイルのサイズは合わせてわずか182GBです。ファイルが宛先USBメモリに対して大きすぎるという問題は一体どういうことですか。困っているから、どうやってこの問題を解決しますか。」
ファイルが大きすぎる問題を解決したいなら、まずFAT、FAT32、exFATとNTFSファイルシステムの違いを把握する必要があります。ファイルシステムは、オペレーティングシステム(OS)がデバイスまたはパーティション上のファイルを識別するために使用した方法と構造です。つまり、ストレージデバイス上のファイルを格納する方法です。また、ファイルを格納するディスクまたはパーティション、またはファイルシステムのタイプを指します。Windowsで最も一般的に見られるファイルシステムはFAT、FAT32、exFAT、NTFSです。それらの違いは次のとおりです。
よく使っているファイルシステム ●FATはFAT16とも呼ばれ、シンプルなファイルシステムです。フラッシュメモリカードやフロッピーディスクなど、512MB未満のすべてのドライブに使用されます。FATの場合、サポートする単一ファイルの最大ファイルサイズは2GBまでです。 ●FAT32は、小容量のハードディスクに適したファイルシステムの一種です。FATファイルシステムで2GBのファイルサイズ制限をはずすように設計されています。サポートする最大ファイルサイズは4GBです。 ●exFATは、FAT32の欠陥を埋めるために公開されたファイルシステムで、フラッシュメモリに適しています。exFATは、単一ファイルのサイズ制限を4GBに超えます。これは、NTFSの単一ファイルのサイズ制限とほぼ同じです。 ●NTFSは現在PCで最も広く使用されているファイルシステムです。NTFSボリュームサイズは最大16TBに達し、個々のファイルサイズは最大2TBです。まさに大容量ストレージドライブのために開発されたファイルシステムです。
4GBを超えるファイルをFAT32のUSBメモリに保存すると、「ファイルが対象ファイルシステムにとって大きすぎます」という通知が表示されます。この場合、問題を解決する最善の方法は、USBメモリを適切なファイルシステムに変換することです。それで、大容量のファイルを簡単かつ効果的にUSBメモリにコピーすることができます。
FAT32のUSBメモリに、4GBを超えるファイルをコピーする場合、USBメモリをFAT32からexFAT/NTFSに変換することで、コピーをできるようになります。ただし、ファイルシステムの変換は多くのユーザーにとって難しいです。
WindowsでFAT32とNTFS/exFATの間でファイルシステムを変換するには、2つの方法があります。 1つはWindowsディスク管理でFAT32をNTFSまたはexFATにフォーマットし、こういう場合はデータが消去されます。もう1つはコマンドプロンプトを使ってFAT32をNTFSに変換します。どちらでもやや難しいんです。特に一般のユーザーは、この操作によく分からないので、一つ間違えば、ディスク上のデータを失いかねません。
上記のように、データを失わずにFAT32のパーティションをexFATに変換するのは不可能なので、exFATを使いたい場合はフォーマットしかできません。一方、FAT32をNTFSに変換するのは可能です。実は、exFATといいNTFSといい、変換といいフォーマットといい、ファイルシステム変更に最も簡単な方法は、サードパーティのソフトウェアを使用することです。
ここで、人気の無料パーティション管理ソフト:AOMEI Partition Assistant Standardを紹介します。多くの強力な機能を提供する有用なツールAOMEI Partition Assistantはストレジドライブ(外付けHDD、内蔵HDD、USBメモリ、SDカード)のファイルシステムを数秒間の操作でNTFSに変換できます。その後、どんなに大きなファイルでも格納できます。変換する具体的な手順は次の通りです。
手順 1. 無料ソフトAOMEI Partition Assistant Standardをダウンロードし、インストールします。
手順 2. AOMEI Partition Assistant Standardを実行し、メインインタフェースにFAT32のパーティションが見えます。exFATへの変換と比べて、NTFSに変換するのはフォーマットなし、ファイルをバックアップする必要がないので、ここではこのパーティションをNTFSに変換します。対象パーティションを右クリックして、「詳細処理」→「NTFSパーティションに変換」を選択します。
手順 3. 次の画面のように、このパーティションのファイルシステムはNTFSに変換します。「はい」をクリックして次に進みます。
手順 4. メインインタフェースの左上にある「適用」ボタンをクリックし、変換操作を確認して「続行」をクリックして実行します。
簡単のクリックで、大きなファイルをUSBメモリにコピーできない問題を解決しました。無料のAOMEI Partition Assistant Standardを使用すると、パーティション管理に関する問題の解決策を容易に探し出せます。パーティションのリサイズ、移動、作成、削除やフォーマットなどの機能を完備しています。さらに、プロ版のPartition Assistant Professionalにアップグレードすると、「OSをSSDに移行」と「GPTとMBRディスクの変換」」のような高度な機能をご利用いただけます。