Windows 11/10でフォルダのロックを解除する4つの方法

フォルダロックを解除する方法は、ロックをかけた際に使用した方法によって異なります。この記事では、Windows 11/10でフォルダのロックを解除する4つの方法を紹介します。

投稿者 @ひとみ 2024年12月23日 @ひとみ 最後の更新 2024年12月17日

Windows 11/10でフォルダのロックを解除する方法

多くのユーザーは、データを保護するためにWindows 11/10でフォルダをロックする場合があります。しかし、状況によってはフォルダのロックを解除する必要があります。この記事では、BitLockerやフォルダのプロパティ、圧縮ソフト、バッチファイルなど、フォルダロックを設定する際に使用されたさまざまな方法に基づいて、解除手順をわかりやすく解説します。

方法1. BitLockerを無効にしてフォルダのロックを解除する

BitLockerで保護されたドライブ中のフォルダのロックを解除するには、BitLockerを無効にすることもできます。BitLockerを無効にした後、そのドライブ内のフォルダにアクセスできるようになります。

コントロールパネルからBitLockerを無効にする

ステップ 1. PCを再起動し、コントロールパネルを開きます。 「システムとセキュリティ」→「BitLockerドライブ暗号化」の順にクリックします。

ステップ 2. BitLockerドライブ暗号化のページで、「BitLockerをオフにする」オプションを選択してBitLockerドライブ暗号化を無効にします。「オペレーティング システムドライブ」欄の「BitLockerを無効にする」をクリックします。

ステップ 3. 復号化の進行状況を確認するには、タスクバーの通知エリアをクリックします。復号化プロセスの進行状況を示すダイアログボックスが表示されます。

AOMEI Partition AssistantでBitLockerを無効にする

AOMEI Partition Assistantは、ディスクやパーティションの管理だけでなく、BitLocker暗号化の操作も簡単に行える便利なツールです。BitLockerはWindowsの標準機能ですが、管理操作が複雑になることがあります。AOMEI Partition Assistantを使用することで、初心者でも直感的にBitLockerの設定や解除を行えます。

パフォーマンスを向上したい場合、AOMEI Partition Assistantにはアプリ引越し、大容量ファイルの削除、重複ファイルの削除、OS移行などの機能があり、お手伝いできます。

ステップ 1. 復号化したい暗号化ドライブを見つけ、「BitLockerを無効化」オプションをクリックします。

ステップ 2. ドライブを復号化するには、「パスワードでドライブを復号化」「回復キーでドライブを復号化」2つの方法が利用可能です。必要に応じて1つの方法を選択します。

👉🔐「パスワードでドライブを復号化」を選択した場合、正しいパスワードを入力して「復号化」ボタンをクリックします。

👉🔑「回復キーでドライブを復号化」を選択した場合、.txtファイルに保存されている「回復キー」またはドライブを暗号化する時に印刷された「回復キー」を入力して「復号化」ボタンをクリックします。

復号化プロセスが開始され、ドライブの復号化に時間がかかる場合があります。復号化が完了するまで、プログラムを終了したり、ドライブを取り外したり、電源を切ったりしないでください。

ステップ 3. 復号化プロセスが完了したら、「完了」をクリックします。

注:BitLockerを管理するために、ドライブの暗号化・復号化、回復キーのバックアップ、パスワードの変更などの機能もあります。

方法2. フォルダのプロパティでフォルダのロックを解除する

EFS(暗号化ファイルシステム)でロックされたフォルダは、暗号化したユーザーアカウントでログインしていれば自動的にアクセス可能です。また、フォルダのプロパティでフォルダのロックを解除することもできます。

ステップ 1. 暗号化されたフォルダを右クリックして「プロパティ」を選択します。

ステップ 2. 「全般」タブの「詳細設定」をクリックします。

ステップ 3. 「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」のチェックを外し、「OK」をクリックします。

ステップ 4. 適用範囲を選択(フォルダ全体または特定のファイル)し、解除を完了します。

方法3. Zipファイルのロックをパスワードで解除する

Zipで圧縮してパスワードを設定した場合、以下の手順でロックを解除できます。

ステップ 1. 圧縮フォルダをダブルクリックし、パスワードを入力します。

ステップ 2. 必要なファイルを解凍できます。

方法4. バッチファイルでフォルダのロックを解除する

バッチファイルを使ってロックしたフォルダは、以下の手順で解除できます。

ステップ 1. バッチファイルを実行ロック解除用の.batファイルをダブルクリックします。

ステップ 2. パスワードを入力プロンプトが表示されたら、設定したパスワードを入力します。

ステップ 3. フォルダが表示されるロックされていたフォルダが「Locker」などの名前で再びアクセス可能になります。

まとめ

フォルダのロックを解除する方法は、使用したロック方法によって異なります。Windows標準の暗号化機能を利用した場合は、フォルダを右クリックして「プロパティ」から「内容を暗号化してデータを保護する」のチェックを外すことで解除可能です。圧縮ソフトでロックした場合は、それぞれのソフトを起動し、パスワードを入力してロック解除を行います。一方、バッチファイルで設定したフォルダの場合は、作成したバッチファイルを実行し、正しいパスワードを入力することで解除できます。BitLockerでドライブ全体を暗号化した場合、BitLockerを無効にしてフォルダのロックを解除できます。

よくある質問

1. ファイルのロックを外す方法は?

ファイル/フォルダにアクセスする権限がないと、ロックされているように見えます。フォルダ・ファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「セキュリティ」タブを開きます。「編集」ボタンをクリックし、ユーザーアカウントに「フルコントロール」を付与します。「適用」 > 「OK」で完了です。

2. フォルダの鍵マークを解除するにはどうすればいいですか?

ファイル名やフォルダ名に鍵マークがついている場合、暗号化が設定されています。ファイル・フォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「全般」タブ>「詳細設定」をクリックします。「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」のチェックを外します。「OK」>「適用」をクリックして暗号化を解除します。

3. Windowsでフォルダにパスワードを設定するには?

圧縮フォルダ(ZIP)にパスワードを設定することができます。対象のフォルダを右クリックし、「送る」>「圧縮(ZIP形式)フォルダ」を選択します。ZIPファイルが作成されたら、圧縮ツール(例:7-Zip、WinRAR)を使ってパスワードを設定します。