Windows 7/8/10/11でCMD、File ExplorerとexFATフォーマットフリーソフトを使ってUSBメモリーを「ExFAT」形式にフォーマットする手順は説明されます。また、exFATのアロケーションユニットサイズについてのことも及びます。
USBメモリをフォーマットする時、どのファイルシステムが最も適しているか知りたいかもしれません:exFATそれともFAT32?exFATとFAT32という2つの形式がよくUSBメモリ、microSDカードなどリムーバブルストレージのファイルシステムに使用されています。どれを使いますか?その判断を下す前に、exFATとFAT32両方のファイルシステムの知識を簡単に理解した方がいいです。
FAT16を拡張したFAT32(File Allocation Table)はexFAT(Extended FAT)より古いファイルシステムで、小さいデフォルトのクラスタサイズを使用するため、つまりハードディスクを2の32乗(約43億)の小さな単位に分割して管理するため、管理効率が高まって無駄な領域が減り、ディスクを有効利用できます。
ウィンドウズ98やMeなどのひと昔前のパソコンではFAT32が採用されていますが、現在ではFAT32が多数のOS(Windows、Mac、Linuxなど)に対応しているから、一般的に外付けHDDやUSBメモリに利用されてます。
動画などのファイルであれば、4GBなんて簡単に超えてしまいます。こういう時、FAT32は良くない選択でしょう。
exFAT(Extended File Allocation Table)は、マイクロソフトによりフラッシュドライブ向けに最適化して開発されたファイルシステムです。従来のFAT32ファイルシステムの欠点を補い、いくつかの点で改良が加えられます:4GB以上のファイルをサポートします。つまり、4GBを超えるファイルも分割することなく記録可能です。また、exFATは最大ボリュームサイズを拡大し、理論的には最大で2の64乗セクタまでサポートするが、現在の実装では256TBまでの容量をサポートします。
USBメモリは外付けの記憶装置に属するし、動画など4GB以上のサイズのファイルを常に保存するため、買った時に「FAT32」形式に設定されているUSBメモリをexFATに変更するのはもっと良い選択だと思います。
Windows「ディスクの管理」またはFile ExplorerでUSBメモリをexFATにフォーマットする時、アロケーションユニットサイズを指定する項目がありますね(コマンドプロンプトはそれを指定せずにパーティションをフォーマットする)。アロケーションユニットサイズとはなにか?複数ある値から、どれを選べばいいのか?などについて次は説明します。
アロケーションユニットサイズ(クラスターサイズとも言う)はファイル管理の最小単位、ハードディスクにファイルを保存するとき、そのファイルが一定以上の容量をもつ場合は、複数に分割して保存されます。
例えば32キロバイトを選択している時にこのアロケーションサイズ、イメージとしてはハードディスクの中身が32キロバイトごとに部屋分かれていて、そこにデータが分割されて収納されていく感じです。こういう場合、2キロバイトのファイルや断片を書き込もうとすると残りの30キロバイトはクラスターギャップとなり無駄に容量を占領することになります。
結果として、ハードディスクの使用できる容量は少なくなります。浪費を最小限に抑えるには、アロケーションユニットサイズをできるだけ小さくすることです。但しアロケーションユニットサイズを小さくすると、今度は大きなファイルを保存するときに細かく分かれ過ぎてしまい、読み書きスピードが遅くなったり、ファイルの断片化が生じやすくなります。さて、複数の選択肢からどれを選んだほうがいいですか?
アロケーションユニットサイズの最適な値は、USBメモリによって異なってきますが、それを16KB~128KBあたりに設定すれば、かなり最適な効果が得られるっぽいです。
古いXPのころはファイルの断片化も多かったですが、最近のハードディスクは読み取り順序を最適化したり、転送スピードも高速化しているのでアロケーションユニットサイズに頭を悩ませるほどの必要はないでしょう。但しそのハードディスクが録画専用の場合、保存されるのは容量の大きな動画ファイルばかりなので、アロケーションユニットサイズを大きいサイズにしてみるのもいいです。それ以外の場合は、標準設定のままで問題ありません。現在はWindows 7で見てみると標準の値はexFATなら32キロバイトが選択されています。
一言で言えば、私はexFATのアロケーションユニットサイズが基本的にデフォルトのままでいいと思います。
exFATファイルシステムとそのアロケーションユニットサイズについての基礎知識を知っていた後、Windows 7/8/10/11でUSBメモリをexFATにフォーマットする方法を学びましょう。
まずフォーマット作業を始める前に、フォーマットをするとすべてのデータが消えてしまうので、USBメモリ内のデータのバックアップを取ってください。バックアップ先は、パソコン本体・別のUSBメモリ・外付けHDDなどを使うことができます。そしてUSBメモリをパソコンに接続して認識できることを確認してください。
手順 1. 管理者としてdiskpartを実行します。
手順 2. 「list disk」と入力します。
手順 3. 「select disk n」と入力します。nはUSBメモリのディスク番号です。
手順 4. 「list partition」と入力します。
手順 5. 「select partition #」と入力します。#はフラッシュドライブのパーティション番号です。
手順 6. 「format fs=exfat」と入力します。
手順 7. 「exit」と入力します。
多分10秒以内ぐらいにフォーマットが完了したら、ExFATフォーマットの変換作業完了です。これで4GB以上の大きなファイルでも書き込みが可能になりました。前にUSBメモリを複数のパーティションに分割した場合、diskpartのcleanコマンドを使ってディスクの内容を消去、そして「create partition primary」コマンドで新しいプライマリパーティションを作成してUSBメモリを丸ごとexFATにフォーマットしてください。
ちなみに、WindowsのエクスプローラーでUSBメモリをexFATにフォーマットすることもできます:
手順 1. パソコンの「マイコンピューター」または「コンピューター」に表示されているUSBメモリのアイコンをマウスで右クリックしてメニューを表示し、その中の「フォーマット」を選びます。
手順 2. 「フォーマット」が表示されたら、「ファイルシステム」を「exFAT」に指定し、「ボリュームラベル」に適当な名前を付け、「フォーマットオプション」の「クイックフォーマット」にチェックを付けます(前に述べたようにアロケーションユニットサイズを変更しなくていい)。
手順 3. 画面下のボタン「開始」をクリックして、フォーマットを開始します。
でも時には様々な原因でWindowsはUSBメモリをexFATにフォーマットできません。こういう時、サードパーティ製のフォーマットツールを利用するのは最善な選択かもしれません。
AOMEI Partition Assistant Standardはファイルシステム変換機能を持つ第三者ソフトで、USBメモリをFAT32からFATにフォーマットできます。クラスターサイズを0.5KBから32MBまで選べます。またWindows 11、Windows 10、Windows 8、Windows 8.1、Windows 7、Windows Vista、Windows XPに対応します。今すぐこのツールを無料でダウンロード、試してみましょう。
手順 1. USBメモリをパソコンに接続します。AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。主な画面にUSBメモリが表示されます。
手順 2. USBメモリ上のパーティションを右クリックして「パーティションをフォーマット」を選択します。
手順 3. ダイアログボックスが出てくるのでドロップダウンメニューから「exFAT」を選択します。
手順 4. 必要があれば、クラスタサイズを指定します。そして「はい」をクリックします。
手順 5. (仮)結果をプレビューします。確認した後、「適用」→「続行」をクリックします。
USBメモリをexFATにフォーマットするのは簡単なタスクでしょう。紹介されたフォーマット方法は全て分かりやすいでしょう。それはFile Explorer、コマンドプロンプト及びプロフェッショナルなフォーマットフリーソフトで完成できますね。実はAOMEI Partition Assistant Standardは64GBのSDカードをexFATからFAT32にフォーマットすることもできます。
AOMEI Partition AssistantはProfessional版もあります。それは高速分割、及びフォーマット後にコマンドラインを使ってUSBメモリをパーティション分割する機能を提供します。