オペレーティングシステムなしでGPTをMBRに変換する方法

この記事は、CMDを使ってGPTをMBRに変換する方法と、オペレーティングシステムにアクセスせずに、データ保持のままGPTをMBRに変換する方法を紹介します。

投稿者 @カオル 2024年07月25日 @カオル 最後の更新 2024年05月30日

はじめに

 

Windows 8オペレーティングシステムがインストールされたコンピュータを持っています。Windows 7で操作しようと思っていました。しかし、パーティションをフォーマットしてWindows7をインストールしようとする際、GPTパーティションスタイルであると表示されました。GPTをMBRに変換する必要があるということでしょう。オペレーティングシステムなしでGPTをMBRに変換するにはどうすればよいでしょうか?

 

ユーザーはGPTをMBRに変換したり、MBRをGPTに変換したりする理由はさまざまです。

例えば、Windows 32ビットオペレーティングシステムはMBRからしか起動できないため、Windows 32ビットオペレーティングシステムをインストールする前に、GPTをMBRに変換する必要があります。しかし、Windows 11にアップグレードしたり、他の64ビットシステムを使用したい場合、64ビットオペレーティングシステムはUEFIブートモードが必要なので、GPTを使用する必要があります。

この記事は、GPTをMBRに変換する方法を詳しくご紹介します。

Windowsインストール中にGPTをMBRに変換する

一般的に、Windowsオペレーティングシステム(OS)が正常に起動できる場合、MBRとGPTの間でディスクを変換することは複雑なことではありません。しかし、シナリオのようなオペレーティングシステムなしでGPTをMBRに変換する必要がある場合、少し面倒になります。オペレーティングシステムなしでGPTをMBRに変換するには、Windowsのインストール中に作業を完了することができます。

ステップ 1. まず、WindowsのインストールCD/DVDを挿入し、Windowsのインストールを開始します。その間、「Shift+F10」を押してコマンドプロンプトウィンドウを開きます。

ステップ 2. コマンドプロンプトに「Diskpart」と入力します。

ステップ 3. 「list disk」と入力します。MBRに変換するディスク番号を確認します。

ステップ 4. 「select disk n」(nは変換したいディスクの番号です)と入力します。

ステップ 5. 「clean」と入力します。

💡注意:この操作はディスク上のすべてのパーティションとデータを削除します。それを行う前に、重要なデータをバックアップしてください。

ステップ 6. 「convert mbr」と入力します。選択したディスクがGPTからMBRへ変換されます。

オペレーティングシステムなしでGPTをMBRに変換する

前のパートで紹介したDiskpartによる変換は、ドライブ内の全てのファイルが削除されますのでご注意ください。データを保持したい場合は、操作を行う前に必要なデータのバックアップを作成し、GPT変換後にデータを手動で復元する必要があります。その上、コマンドプロンプトでの操作は取り消せないため、操作中に大きな損害を引き起こす可能性があります。では、オペレーティングシステムにアクセスせずに、そしてデータ保持のまま安全にGPTをMBRに変換する簡単な方法は?

このような状況では、Windowsオペレーティングシステム用の完璧なマネージャであるAOMEI Partition Assistant Professionalをお勧めします。Windows Serverを使用している場合は、AOMEI Partition Assistant Serverエディションを試すことができます。パーティションサイズの変更、パーティションのフォーマット、SSDの安全な消去など、ハードドライブをよりよく管理するのに役立ちます。重要なのは、オペレーティングシステムなしで、データ保持のまま安全にGPTをMBRに変換することができます。

パート1.ブート可能なメーディアを作成する

ステップ 1. 動作中のWindowsコンピュータで16GB以上のUSBフラッシュドライブを接続します。

注意:Windows ADKまたはWindows AIKのインストールが必要な場合がありますので、詳しくはこちらの記事を参照して下さい:Windows AIK/ADK​をダウンロードする方法
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注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

ステップ 2. AOMEI Partition Assistant Professionalを起動します。「ツール」>「ブータブールCD/USBを作成」を選択します。

ステップ 3. 「USBブートデバイス」を選択し、ISOファイルを格納する場所としてUSBを選択し、「続行」をクリックします。

ステップ 4. 完了したら、「完了」をクリックしてください。

ブータブルメディアを作成した後、それを使ってBIOSでGPTをMBRに変換することができます。

パート2.データ保持のままGPTをMBRに変換し始める

ここのパートで、オペレーティングシステムにアクセスせずにデータ保持のまま、GPTからMBRへの変換を開始できます。

ステップ 1. BIOSでコンピュータをブータブルUSBから起動するように設定します。そして、AOMEI Partition Assistant Professionalのインターフェイスが自動的に表示されます。

ステップ 2. データを失わずにGPTをMBRに変換するには、ここでHDDを右クリックし、ポップアップメニューの「MBRディスクに変換」を選択します。

ステップ 3. 次に、GPTをMBRに変換する操作を確認する必要があるから、「はい」をクリックします。

ステップ 4. その後、メインインターフェイスに戻り、ツールバーの「適用」をクリックします。

AOMEI Partition Assistant Professionalを使用して、オペレーティングシステムなしで、データ保持のままGPTからMBRへ変換する方法は以上の手順で説明しました。MBRからGPTへ変換したい場合、MBRを右クリックし、ポップアップメニューで「GPTディスクに変換」を選択します。

🔊詳細はこちらの記事を参照して下さい:データを失うことなくMBRディスクからGPTディスクに変換

💡注意:GPTディスクに4つ以上のプライマリパーティションがある場合、AOMEI Partition Assistantは変換中に4番目のパーティション以降のパーティションを論理パーティションに自動的に変更します。AOMEI Partition Assistant ProfessionalではブートディスクをMBRとGPTの間で変換することができます。GPTに変換したい場合は、マザーボードがEFI/UEFIをサポートしていることを確認する必要があります。さらに、Windows 32ビットオペレーティングシステムはMBRからのみブートできるため、MBRに変換した後はGPTに変換することはできません。

結論

誤ってシステムパーティションをフォーマットし、オペレーティングシステムなしでGPTをMBRに変換する必要がある場合、慌てないでください。AOMEI Partition Assistantはこの問題を解決することができます。この強力なツールで、Cドライブスペースの解放、ファイルシステムの変換、ディスクのクローンなどの様々な機能を揃えて、簡単にデバイスを管理することができます。是非ともお試しください。