USBからデータを確実に消すための究極ガイド丨復元できない方法

この究極ガイドでは、データが復元されないように完全に削除するための具体的な手順とツールを紹介します。プライバシーを守るために必須の知識を、今すぐチェック!

投稿者 @カオル 2024年09月04日 @カオル 最後の更新 2024年09月04日

USBのデータをすべて消したい?

USBは手頃で持ち運びやすいため、一般的なストレージデバイスとして使われています。すべてのデータを削除したい理由は、主な理由は以下の2つです:

1. USBがいっぱいになり、空き容量を増やしたい。

2. フラッシュドライブを寄付する予定で、機密データを完全に消去したい。

USBからファイルを消去するには、目的に応じた方法を選ぶことが大切です。USBの全ファイルを消去したい場合は、新しいデータを保存するためにフォーマットするのが簡単です。削除したファイルを復元できないようにしたい場合は、USBを完全に消去して、すべてのファイルを取り除き、ゼロを書き込みます。

フォーマットでUSBの中身を削除し、空き容量を作ります手順

ワイプ(消去)でUSBのファイルを完全に消します手順

豆知識:ワイプ(消去)とは?フォーマットとの違いは?

「ワイプ(消去)」と「フォーマット」は、どちらもデータを消すための手段ですが、その目的や手法には大きな違いがあります。

フォーマット

目的:ストレージデバイスを初期化し、新たに使用可能な状態にすること。

方法:フォーマットは、ストレージのファイルシステムを再構築することで、デバイスを初期化します。基本的にはデータのインデックスを削除し、新しいファイルを書き込める状態にする作業です。

特徴:フォーマット後のデータは、上書きが行われていなければ、復元ソフトを使用して復元できる可能性があります。クイックフォーマットの場合、データは実際には消去されず、ファイルシステムだけがリセットされます。

ワイプ(消去)

目的:データを完全に消去して、復元不可能にすること。

方法:ワイプはストレージ上のデータを何度も上書きすることで、元のデータを物理的に消去します。このプロセスは、データのセキュリティを確保するために使用されます。例えば、個人情報や機密データを完全に削除したい場合にワイプが行われます。

特徴:ワイプを行った後のデータは、復元ソフトや技術を使ってもほぼ復元できません。特に高セキュリティが求められる場合には、複数回の上書きが推奨されます。

違いのまとめ

ワイプ:データを完全に消去し、復元不可能にすること。

フォーマット:デバイスを初期化して再利用可能にするが、データの完全消去にはならないこと。

ワイプはデータ消去のセキュリティが重要な場合に使われ、フォーマットはデバイスの再利用や初期化が主な目的です。

フォーマットでUSBの中身を削除して空き容量を確保

ディスクの管理」を使うと、USBを簡単にフォーマットしてデータを完全に削除できます。手順は以下の通りです:

注意:USBが書き込み禁止されていると、フォーマットできません。ファイルを削除したりフォーマットしたりする前に、書き込み禁止を解除してください。

手順 1. デスクトップの「コンピューター」または「PC」を右クリックして「管理」→「記憶域」→「ディスクの管理」を選択します。あるいは、「Windows+R」キーを押し、「diskmgmt.msc」と入力し、「はい」をクリックします。

手順 2. フォーマットするUSBメモリを右クリックして、「フォーマット」を選択します。

手順 3. ファイルシステムを選択し、「OK」をクリックします。

ディスクの管理でUSBメモリをフォーマットできない場合は、コマンドプロンプトを使用できます。

手順 1. 「スタート」ボタンをクリックし、「検索」ボックスに「cmd」と入力して「Enter」を押すと、ポップアップのコマンドプロンプトアイコンが表示されるので、それを右クリックして「管理者として実行」を選択します。

手順 2. 次は、以下のコマンドを入力して、それぞれの後に「Enter」を押します。

diskpart(プログラムを起動します。)
list disk(コンピュータ上のすべてのディスクがリストされます。)
select disk X(Xは、USBメモリのドライブ文字を指します。)
clean(USBメモリ中のデータを全部削除します。)
create partition primary(新しいパーティションを作成します。)
format fs=ntfs quick(USBメモリをNTFSにフォーマットします。)

ヒントUSBドライブが書き込み禁止になっている場合は、「clean」コマンドの前に「attributes disk clear readonly」コマンドを追加して、書き込み禁止を解除してからフォーマットします。

ワイプ(消去)でUSBのファイルを完全に消す

実際には、この方法ではUSBのすべてのファイルが完全に削除されるわけではなく、データが見えなくなるだけです。削除されたデータは、データ復旧ソフトで簡単に取り戻せます(「ワイプ(消去)」と「フォーマット」の違いです)。もしUSBのデータを完全に消去(ワイプ)したい場合はどうすればいいでしょうか?

AOMEI Partition Assistantが役立ちます。これを使うと、USBのセクタにゼロを書き込むことができ、ソフトウェアによるファイル復元を防げます。

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注意:デモ版は動作確認の目的でのみ使用されます。つまり、デモでは、すべての機能をプレビュー、すべての操作をシミュレートすることしかできません。

手順 1. USBメモリをパソコンのUSBポートに挿し込み、認識できることを確認します。

手順 2. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。対象USBメモリを右クリックして「ハードディスクを消去」を選択します。

手順 3. 必要に応じて、1つの消去方式を指定して「はい」をクリックします。ここは例として、安全かつ迅速な「全セクタにゼロを書き込む」消去方式を選択します。

全セクタにゼロを書き込む:すべてのセクタをゼロで上書きします。個人で使うハードディスクの消去によく使われていて、安全かつ迅速です。
セクタにランダムデータを書き込む:ハードディスクをランダムデータで上書きし、一番目の方式よりも安全です。
DoD 5220.22-M:DoD基準が初めて「米国国家産業保全プログラム運用マニュアル」で公開されました。「ゼロの書き込み」と「ランダムデータの書き込み」よりはるかに安全で、「Guttman」より速いです。組織やデータサニタイゼーションプロバイダーによく使用されます。
Gutmann:ハードディスクを35回以上上書きします。最も安全な方法ですが、一番時間がかかります。

手順 4. 問題なければ「適用」をクリックしてUSBの完全消去を実行します。

ヒント所要時間は、USBメモリ内のファイル数により、異なります。また、USBメモリの完全消去は全てのファイルを永久かつ完全に削除するので、事前に大切なデータをバックアップしておいてください。

まとめ

では、USBの中のすべてのデータを消す方法がわかったと思います。ディスク管理やディスクパート、AOMEI Partition Assistantなど、あなたのニーズに合ったツールを選ぶことができます。