Windows 7/8/10/11でコマンドプロンプトからHDDをフォーマットする方法

ヘルプ！ハードドライブをフォーマットできない

ケース1：ローカルディスク上のいくつかのファイルをバックアップするために、外付けUSBハードドライブをコンピュータに接続しました。使用する前に、フォーマットするように指示されました。しかし、ファイルエクスプローラ内でそれをフォーマットしようとしたところ、「Windowsはフォーマットを完了できませんでした」というエラーメッセージが表示されました。

ケース2：Windowsがインストールされているハードドライブがいっぱいなので、フォーマットしてオペレーティングシステムとアプリケーションを再インストールしたいと思っています。しかし、ディスクの管理でハードドライブのシステムパーティションをフォーマットしようとすると、「フォーマット...」のオプションがグレーアウトされていることがわかりました。

コマンドプロンプトでHDDをフォーマットする理由

ファイルエクスプローラやディスクの管理ツールは、Windowsユーザーにとって手軽にHDDをフォーマットする方法として広く利用されています。直感的なGUIにより、非技術者でも簡単に操作ができるのが魅力です。しかし、これらのツールにはいくつかの制限があります。

まず、細かい設定の制限が挙げられます。特定のファイルシステムを選択したり、クラスターサイズを変更するような高度な設定は、これらのツールでは難しくなっています。また、複数のHDDやパーティションを一括でフォーマットすることも困難です。加えて、特定のセクターや隠しパーティションの操作など、深いレベルでの制御も限られています。更に、ユーザーケースのように、いくつかのエラーに遭遇したことがあります。

これらの制限を考慮し、日常的な用途でのHDDフォーマットには問題ないものの、特別な要求や高度な操作を必要とする場合には、コマンドプロンプトを検討することが求められるでしょう。

コマンドプロンプトを使用すると、具体的なパラメータを指定して、HDDのフォーマットを細かくカスタマイズすることができます。例えば、特定のファイルシステムを選択したり、クラスターサイズを調整するといった高度な設定が可能です。また、バッチファイルを利用すれば、複数の操作を一度に自動実行することもでき、大量のデータや多数のHDDを扱う際に効率的です。

ただし、コマンドプロンプトを利用する場合、誤ったコマンドや設定がデータの損失を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。しかし、高いカスタマイズ性と制御の精度を求めるユーザーにとって、コマンドプロンプトは非常に魅力的な選択となるでしょう。

コマンドプロンプトでHDDをフォーマットする方法

外付けハードドライブがRAWになった場合、それのファイルシステムが破損している可能性があります。この場合、コマンドプロンプトからディスクをフォーマットしようとすることができます。「format f: /fs: ntfs」というコマンドを使用してハードドライブをフォーマットすることはお勧めできません。失敗する可能性があるからです。以下の手順に従ってください。

ステップ 1. 検索ボックスに「cmd」と入力してコマンドプロンプトを開き、リストされた結果の中からコマンド プロンプトを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

ステップ 2. 次に、コマンドプロンプトウィンドウで「diskpart」と入力しEnterキーを押しプログラムを起動します。

ステップ 3. そして、以下のコマンドを順番に入力し、それぞれの後にEnterキーを押します。

ハードドライブを希望のファイルシステムに正常にフォーマットした後、「exit」と入力し、Enterキーを押してコマンドプロンプトウィンドウを閉じます。その後、ディスクの管理でドライブレターを割り当て、ファイルエクスプローラからそれにアクセスして開き、ローカルディスク上のファイルをバックアップすることができます。

BIOSのコマンドプロンプトでHDDをフォーマットする方法

Windowsのコマンドプロンプトから「format c: /fs:ntfs」と入力してWindowsにインストールされているハードドライブをフォーマットしようとすると、「Format cannot run because the volume is in use by another process（ボリュームが別のプロセスによって使用されているため、Formatを実行できません）」というメッセージが表示されます。

ここでは、WindowsセットアップCD/DVDを使用して、BIOSのコマンドプロンプトからオペレーティングシステムを保持しているハードドライブのパーティションをフォーマットすることができます。詳しく見てみましょう。

ステップ 1. Windowsのインストールメディアをコンピュータに挿入し、そこから起動します。

ステップ 2. 「Windowsがファイルを読み込んでいます…」画面と「Windowsを起動しています」の画面が終わるのを待ちます。

ステップ 3. 「インストールする言語」、「時刻と通貨の形式」、および「キーボードまたは入力方法」を決定します。「次へ」をクリックします。

ステップ 4. 最初のWindowsインストール画面で、「コンピュータを修復する」をクリックします。次に、オペレーティングシステムを選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

ステップ 5. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択します。

ステップ 6. コマンドプロンプトウィンドウで、「format c: /fs:ntfs」と入力し、「Enter」を押します。

コマンドプロンプトでフォーマットする時よくあるエラーと対処法

コマンドプロンプトを利用してHDDをフォーマットする際、様々なエラーメッセージに遭遇することがあります。

「アクセスが拒否されました」：このメッセージは、十分な権限がない場合に表示されます。この場合は、管理者権限でコマンドプロンプトを起動し直してください。

「ドライブが使用中です」：これは、アクセス中のドライブをフォーマットしようとしたときに表示されるエラーです。この場合は、すべてのアプリケーションを閉じ、再度フォーマットを試みるか、セーフモードで再起動して再試行してください。

「無効なドライブ指定」：指定したドライブレターが存在しない場合に表示されます。この場合は、使用可能なドライブのリストを確認し、正しいドライブレターを指定してください。

「ファイルシステムはサポートされていません」：指定したファイルシステムが認識できない場合のエラーメッセージです。この場合は、NTFSやFAT32など、サポートされているファイルシステムを指定してください。

「ボリュームサイズが大きすぎます」：このエラーは、特定のファイルシステムでサポートされている最大サイズを超えてフォーマットしようとしたときに発生します。この場合は、ドライブのサイズを確認し、適切なファイルシステムを選択してください。

コマンドプロンプトでHDDフォーマットの代替手段と使い方

WindowsのコマンドプロンプトからRAWの外付けドライブをフォーマットすることや、BIOSのコマンドプロンプトから内蔵ハードドライブのシステムパーティションをフォーマットすることはできますが、コンピュータの知識に詳しくないユーザーにとっては操作が簡単ではありません。上述のエラーメッセージに加えて、GUIベースのツールに比べ、コマンドプロンプトは操作が直接的で間違いが許されません。誤ったコマンドの入力はデータの永久的な損失を引き起こすリスクがあります。また、エラーメッセージやフィードバックがGUIツールに比べて簡潔で、問題の原因や解決策を特定するのが難しくなる場合があります。この場合、強力な機能と簡単な操作性を備えたAOMEI Partition Assistant Standardがおすすめです。以下にその使い方を見てみましょう。

外付けハードドライブ、USBフラッシュドライブ、SDカードを含むRAWの外付けドライブをフォーマットする

ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして実行します。外付けハードドライブのパーティションを右クリックし、「パーティションをフォーマット」を選択します。

ステップ 2. 次の小さなウィンドウで、リストされたファイルシステムから1つを選択し、「はい」をクリックします。パーティションラベルとクラスタサイズを編集することもできます。

ステップ 3. 操作を確認し、「適用」および「続行」をクリックして実行します。

AOMEI Partition Assistant Professionalにアップグレードしてそのコマンドラインでディスク／パーティションをフォーマットすることもできます。

まず、Win+Xキーを押して、「コマンドプロンプト（管理者）」を選択してください。そして、次の内容に従ってAOMEI Partition Assistantでドライブをフォーマットすることができます。

ステップ 1. 「cd C:\Program Files\AOMEI Partition Assistant Pro Edition 6.X」と入力し、Enterキーを押します。このパスは、AOMEI Partition Assistantのインストール先ディレクトリです。次に、「partassist.exe /list」と入力し、Enterキーを押します。

ステップ 2. AOMEI Partition Assistantコマンドプロンプトに飛ばされ、パソコンのすべてのディスクがリストアップされます。

ステップ 3. 「partassist.exe /list:0」と入力します。0は、その上のボリュームをリストアップするディスクを指します。Enterキーを押します。

ステップ 4. ディスク0上のボリュームを一覧する新しいウィンドウが表示されます。

ステップ 5. 「partassist.exe /fmt:E /fs:ntfs /label:Play」と入力し、FAT32をNTFSにフォーマットします。Enterキーを押します。

 

ステップ 6. タスクが完了するまで待ちます。

追加：内蔵HDD上のOSを保持するパーティションをフォーマットする方法

ステップ 1. コンピュータにUSBドライブを接続し、AOMEI Partition Assistant Professionalを実行します。メインインターフェースで「ツール」＞「ブータブルCD/USBを作成」をクリックし、実行する操作を確認してから、「次へ」をクリックします。

ステップ 2. ここでは、「USBブートデバイス」でブータブUSBを作成し、「続行」をクリックします。

ステップ 3. ポンプアップでの注意事項を読んで、問題がなければ、「はい」をクリックした後、WinPEブータブルUSBの作成が開始します。数分がかかるので、少々お待ちください。

ステップ 4. コンピュータを再起動し、BIOSに入ってAOMEI Partition Assistantを使用して作成した起動可能なUSBドライブからコンピュータを起動します。

ステップ 5. AOMEI Partition Assistantのメインインターフェースが表示されるのを待ちます。内蔵ハードドライブのシステムパーティションを右クリックし、「パーティションをフォーマット」を選択します。以下の手順は外付けハードドライブ上のパーティションのフォーマットと同じです。

コマンドプロンプトでのHDDフォーマットに関するFAQ

Q：コマンドプロンプトでHDDをフォーマットするのは安全か？

A：一般的には安全ですが、正確なコマンドの入力が必要です。間違った操作をすると、データを失うリスクがあります。

Q：GUIツールと比べて、コマンドプロンプトでのフォーマットの利点は何か？

A：コマンドプロンプトを使用すると、より細かい指定や高度な設定が可能です。また、バッチファイルやスクリプトを使用して自動化することも容易です。

Q：フォーマット前にどんな準備が必要か？

A：バックアップの取得が最も重要です。フォーマットはデータを消去するため、大切なデータのコピーを安全な場所に保存してください。

Q：どのファイルシステムを選択するのが最適ですか？

A：用途に応じて異なりますが、Windowsでよく使われるのはNTFSです。大容量のHDDやセキュリティを重視する場合はNTFSを推奨します。

Q：コマンドプロンプトでのフォーマットは時間がかかるか？

A：HDDのサイズや性能、選択されたファイルシステムによって異なりますが、一般的には数分から数十分程度で完了します。

Q：フォーマット後、OSを再インストールする方法は？

A：フォーマット後、適切なOSのインストールメディアを使用してPCを起動し、指示に従ってインストールを進めてください。

結論

上記の情報から、WindowsのコマンドプロンプトやBIOSからハードドライブをフォーマットする方法を理解することができます。具体的な状況に基づいて適切な方法を選択してハードドライブのパーティションをフォーマットすることができます。コンピュータの初心者の場合は、AOMEI Partition Assistantを使用して簡単かつ成功する外付けまたは内蔵ハードドライブをフォーマットすることができます。

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