パソコンがUSBメモリを認識しない原因と対策
概要:USBメモリをパソコンに接続するとき、USBが反応しないことやPCがUSBを読み込まないことはありますか?USBメモリがコンピュータに認識されない原因と対策は何ですか?
問題:USBメモリを認識しない
USBメモリをコンピュータに挿入しても、USBデバイスが反応しないことやWindows 11/10/8/7がUSBを認識しないことはありますか?もし、このような問題に遭遇したら、USBメモリ内のすべてのファイルとフォルダにアクセスできなくなるでしょう。
こういう時、認識しないUSBメモリを復元させ、もう一度データを取り戻したくないですか?しかし、その前に、USBメモリがコンピュータに認識されない原因を一緒に考えてみましょう~
USBメモリが認識されない原因
USB機器が認識されなくなる時にいくつかの原因が考えられます。
次は、それらをまとめてみましょた:
●USBポート(差し込み口)に問題が発生:こういう場合、USBメモリを別のUSBポートに挿入して認識しないかどうか確認してみます。ほかのUSBポートに挿入したUSBデバイスが正常に動作するなら、USB機器を接続するためのUSBポートが破損している可能性が高いです。パソコンの各メーカーのカスタマーサポートに壊れたUSBポートの修理を依頼することができます。
●USBドライバが破損:USB機器をパソコンに接続すると、パソコン本体に内蔵されているドライバが自動的にUSBを認識しますが、ドライバが破損したら、認識に失敗したり、パソコンがUSB機器に反応しないようになるかもしれません。こういう場合、「デバイスマネージャー」を通してUSBドライバが正常に機能しているかを確認してみることができます。
- 【補足】以下の手順でドライバの状態を検出:
- 1.コントロールパネルにある「ハードウェアとサウンド」を選ぶ
- 2.「デバイスとプリンター」の項目にある「デバイスマネージャー」を選ぶ
- 3.デバイスマネージャーが表示されるので、USB機器の状態を確認する(※もし該当するドライバのアイコンに黄色の「!」や「?」のマークが表示されている場合、そのドライブに問題が生じているということになり、USBデバイスを右クリック⇒「プロパティ」を選択⇒もっと詳しいエラーメッセージを表示させる)
- 4.「ユニバーサルシリアルバスコントローラー」を開き、そこの一覧も確認する
●USBメモリ自体の問題:➊USBメモリが物理的に破損:こういう場合、損傷したUSBメモリを自分で修理することは難しいです。データ復旧サービスで故障したUSBメモリからデータを復元するのは良い選択かもしれません。❷USBメモリがウイルスに感染:こういう場合、ウイルス対策ソフトウェアでウイルスを殺すことができます。❸USBメモリのフォーマットが不適切:こういう場合の対処法については後で詳しく述べます。
●そのほか:USBポートにほこりなどの汚れが溜まることにより、接触不良を起こしている可能性も考えられます。また、OSエラー、パソコンの電力不足、BIOSの設定ミス、マザーボードなどの部品の問題、複雑で様々な原因があります。こういう場合、パソコンに詳しくない人では原因の特定が難しくなるため、業者に修理を依頼するようにするべきでしょう。
これで、USBメモリを認識しない原因は分かります。次は、その解決方法を一緒に試してみましょう~
楽にUSBメモリが認識されない問題を修正
この部分では、主にUSBメモリが不適切なフォーマットにより認識されない問題を解決したいです。
『フォーマットが不適切です』というのは、突然USBメモリ上のパーティションが消えてしまったこと、USBメモリがRAWになったこと、または既に他のドライブに使用されている文字をUSBに割り当てることを指します。
次は、上述の3つの状況から問題を別々に修正してみましょう~
ここでは強力なパーティション管理ソフトAOMEI Partition Assistant Professional(有料)をお勧めします。このひとつだけのツールを使用すると、3つの状況に対応することができます。Windows 10でAOMEI Partition Assistant Proを利用してUSBメモリが認識されない問題を解決する詳細手順は次のとおりです。もちろん、ほかのWindows OSでも適用します。
USBメモリ上にパーティションがない
この問題なら、USBメモリ上でパーティションを作成したり、復元したりすることで解決できます。
パーティションを作成
手順 1. USBメモリをコンピュータに接続します。AOMEI Partition Assistant Professionalをインストールし、起動します。USBメモリの未割り当て領域を右クリックし、「パーティションを作成」を選択します。
手順 2. ポップアップウインドウで新しいパーティションのサイズ、ドライブ文字、ファイルシステムを設定できます。
- ▶パーティションのサイズを調整するために、上図のようにパーティションを右端または左端へドラッグすることができます。
- ▶パーティションラベルやパーティションタイプなど、もっと多くの設定については「詳細」ボタンをクリックすることができます。
手順 3. 保留中の操作を確認して問題なければ「適用」⇒「続行」をクリックします。
パーティションを復元
手順 1. 誤って削除または紛失したパーティションを復元するために、ツールバーの「復元」をクリックし、ドロップダウンメニューから「パーティションを復元」を選択します。ポップアップウインドウで復元したいUSBメモリを選択して「次へ」をクリックします。
手順 2. 次の画面でスキャン方法をひとつ選択します。時間を節約するために「高速スキャン」はおススメです。
手順 3. 復元したいパーティションのチェックボックスにチェックを入れて「続行」をクリックすることでパーティションの復元を行います。
USBメモリがRAWになる
USBメモリを再フォーマットすることでこの問題を解決できますが、フォーマット操作はUSBメモリに保存されているすべてのデータを消すことに注意してください。
手順 1. フォーマットする必要があるUSBメモリを右クリックして「パーティションをフォーマット」を選択します。
手順 2. ポップアップウインドウで「パーティションラベル」を編集してUSBメモリに名前を付けることができます。ニーズに応じて最適なファイルシステムを選択することもできます。そして「はい」をクリックして進みます。
手順 3. 保留中の操作を確認して問題なければ「適用」⇒「続行」をクリックします。
※ヒント:RAWになったUSBメモリについてもっと詳しい情報が欲しいなら、以下の記事を参考にしてください。
使用済みのドライブ文字をUSBに割り当てる
ドライブ名を変更することはこの問題を解決できます。
手順 1. 新しいドライブ名を割り当てたいUSBメモリを右クリックして「詳細処理」⇒「ドライブ文字を変更」を選択します。
手順 2. 新しいドライブ文字を指定します。既に他のドライブに使用されているアルファベット以外、他の文字を自分の好きなように自由に選択できます。
手順 3. 保留中の操作を確認して問題なければ「適用」⇒「続行」をクリックします。
最後に
パソコンがUSBメモリを認識しない原因と対策は以上です!原因により、異なるソリューションを選択してください。また、AOMEI Partition Assistant Pro版でデータを失うことなくダイナミックディスクをベーシックディスクに変換したり、MBRディスクとGPTディスクの間で変換したりすることができます。今すぐこの包括的なツールを試してみませんか?
しかし、さまざまな解決方法を試しても問題が解決しないこともあるでしょう。そういった場合には、修理屋にパソコンを持ち込んで原因を解明してもらうのをおすすめします。場合によっては、そのまま修理をおこなう必要が出てくるかもしれません。