RAWになったUSBメモリを読み込まない?!【修復方法】
突然お使いのUSBメモリはRAWファイルシステムになってしまったことがありますか?この記事では、RAW USBメモリの修復方法をご紹介します。
実例:USBメモリがRAWになった!!
数ヶ月前に、写真や動画を保存するために東芝(TOSHIBA)のUSBメモリを購入しました。このUSBはいつも問題なく使えるし、データの持ち運びにも便利です。
しかし、先日USBメモリをいつもどおりパソコンに接続してUSBに保存した動画ファイルをコピーしようとしますが、USBメモリを起動してみたら「ディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?」というメッセージが表示されます。
エクスプローラーからの読み込みができないため、「ディスクの管理」を開き、USBメモリの状態を確認します。対象のUSBメモリはDドライブなので、ファイルシステムを見たところ、元のNTFSファイルシステムがRAWに変更されます。
それをちょっとググってみると、要するにRAWファイルシステムが認識できていない状態です。フォーマットされていない状態とほぼ同意義ですね。ただ上述のようにUSBメモリそのものは認識されています。エクスプローラーに表示されますが、開けなくて読み取れません。
なぜ、USBメモリが突然RAWになってしまいますか?RAW USBメモリを修復する簡単な方法がありますか?私は、大切な写真や動画データを失いたくないです!゚(゚´Д`゚)゚
--あるユーザーからの質問
USBメモリがRAWになった・考えられる原因
USBメモリがRAWになる原因というと、それは主に誤操作、間違ったパーティション分割、下品のソフトの使用などにより、パーティションテーブルまたはファイルシステム(FAT、NTFS)が破損してしまい、Windows 7、8、10、11がUSBメモリに保存されているファイルを認識しないからです。そして、不良セクタが大量存在している場合も、突然RAWになる可能性があります。次は、これらの原因をもう少し詳しく説明しましょう。
最も考えられる原因は以下のとおりです:
●①不良セクタが含まれる
USBメモリの重要な領域に不良セクタ(特にパーティションブートセクタ)がある場合、USBメモリは異常に動作し、そのファイルシステムもRAW形式となる可能性があります。
●②ファイルシステムの管理情報(構造)が壊れる
実は、USBメモリのファイルシステムがWindows環境で破損や破壊された時、Windows 7、8、10、11でファイルシステムは認識しなくなり、「RAW」と表示されます。WindowsはUSBメモリから有効なファイル情報を正しく読み込むことができないので、USB上の文書、写真、メールなどにはアクセスできません。
●③パーティションテーブルが破損している
パーティションテーブルは、HDDの先頭セクタにあります。パーティションの開始位置と終了位置を記録しているので、非常に重要なデータです。パーティションテーブル(先頭セクタのデータ)の破損により、USBメモリのパーティションの状態が「NTFS」や「FAT32」から「RAW」になるかもしれません。
●④そのほかの原因
上述の原因以外、ウイルス攻撃、マルウェア感染、突然シャットアウト、「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」をクリックせずにUSBを抜くこと、Windows OSがサポートしないファイルシステムを使用していること、またはUSBメモリが物理的に損傷していること、様々な理由でRAWの表示が発生します。
データを失うことなく・RAWになったUSBメモリを修復する方法
さて、USBメモリがRAWになる原因はだいたい分かった後、RAWの修復方法をいくつかご紹介したいと思います。しかし、その前に注意すべき点があります。
そして、以下はデータを失うことなくRAW USBメモリを修復・復旧する簡単かつ効果的な方法です。参考になれば幸いですヾ(*´∀`*)ノ~
方法 1. RAW USBメモリの不良セクタをチェック
RAW USBメモリに不良セクタがあるかどうかをチェックするために、CHKDSKを実行するのは一般的な方法です。しかし、「ファイルシステムの種類はRAWです。RAWドライブにCHKDSKは使用できません。」というエラーメッセージが表示されたことがあるでしょう。
そのため、こういう時、不良セクタをチェックするCHKDSKコマンドに代わるサードパーティ製ツールが必要とされます。ここでは、専門的なパーティション&ディスク管理ツールAOMEI Partition Assistantを強く推奨します。このソフトを使用すると、複雑なコマンドを実行することなく、数回のクリックだけでUSBメモリ上の不良セクタをチェックできます。このソフトはWindows 7、8/8.1、10、11に対応します。パソコン初心者にもおすすめ~
AOMEI Partition Assistantを使ってRAW USBメモリの不良セクタをチェックする:
ステップ 1. まずは、AOMEI Partition Assistantをダウンロードし、インストールし、起動する必要があります。そして、そのメイン画面でRAWになったUSBメモリ(※ここでは「未フォーマット」と表示されるかもしれません)を右クリックし、「不良セクタをチェック」を選択します。
ステップ 2. 「高速チェック」チェックボックスにチェックを入れて「開始」をクリックします。
方法 2. RAW USBメモリをNTFS、FAT32、exFATでフォーマット
上述の方法はまだRAWの問題を解決していないなら、RAW USBメモリを他のファイルシステム(例えば、NTFS、FAT 32またはexFAT)でフォーマットすることができます。AOMEI Partition Assistantはこの操作を実現できます。
AOMEI Partition Assistantを使ってRAWファイルシステムになったUSBメモリをNTFSに戻す:
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動した後、RAW USBメモリのパーティションを右クリックし、「パーティションをフォーマット」を選択します。
ステップ 2. すると、ポップアップウィンドウが表示されるので、ファイルシステムのドロップダウンリストから「NTFS」を選択し、「はい」をクリックします。
ステップ 3. 最後は「適用」⇒「続行」をクリックして保留中の操作を実行します。
方法 3. RAW USBメモリのMBRを再構築
RAWになったUSBメモリのパーティションのフォーマットまたは不良セクタのチェックのほか、MBRの再構築もRAWの表示問題を解決できるかもしれません。
AOMEI Partition Assistantは「MBRを再構築」という高度な機能を備えます。
AOMEI Partition Assistantを使ってRAW USBメモリのMBRを再構築する:
ステップ 1. インストールされたAOMEI Partition Assistantを起動します。RAW USBメモリを右クリックし、「MBRを再構築」を選択します。
ステップ 2. 現在のOSのバージョンにおいて、ドロップダウンリストから適切なタイプをひとつ選択し、「はい」をクリックします。
ステップ 3. 「適用」⇒「続行」をクリックしてMBRの再構築を始めます。
結論:ご覧のように、AOMEI Partition Assistantは強力なソフトでしょう。RAW USBメモリの修復、復旧にいくつかの方法を提供しています。すべての操作は分かりやすくて、楽に完成できます。それに、多くの素晴らしい機能を使用できます。
USBメモリがRAWにならないようにするヒント
最後にそしておそらく最も重要なことに、RAWになったUSBメモリをFAT32またはNTFSに戻す方法やRAW USBメモリの不良セクタをチェックしたり、MBRを再構築する方法を知るだけでは不十分で、USBメモリがRAWになる問題の発生を未然に防ぐ方法が必要だと思います。
●丁寧にUSBメモリを挿入して取り外します。特に不適切な方法でUSBメモリをパソコンから抜かないでください。具体的に言えば、USBメモリを無理やりに挿入したり取り出したりしなく、「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」オプションをクリックした後、外してください。
●USBメモリがRAWになる場合に備えて、日頃からディスクや重要なファイルのバックアップを取っておいたほうがいいです。USBメモリが突然RAWになったら、作成したイメージからデータを簡単に復元できるので、何の心配なくUSBメモリを直接フォーマットできます。
●USBメモリを頻繁にフォーマットしないでください。また、安全でないウェブサイトにアクセスしなく、コンピュータで定期的なウイルススキャンを実行してください。
まとめ
RAWになったUSBメモリの修復方法は以上です。また、専門的なディスク&パーティション管理ツールとして、AOMEI Partition AssistantはMBRの再構築、パーディションのフォーマード、不良セクタのチェックをサポートするだけでなく、MBRディスクからGPTディスクへの変換、OSの移行、ディスクのクローンなどもサポートします。ぜひダウンロードしてお試してみましょう~
はい、以上です。ご参考になれば幸いです。もしご不明な点などがありましたら、遠慮なくご質問ください。弊社のメールは:[email protected]。