自分でできるCドライブをSSDに交換する方法を紹介します。SSD交換のメリット、準備物、手順、トラブルシューティングを詳しく解説し、パフォーマンス向上を実現する方法をお伝えします。これでPCが驚くほど速くなる!
PCの動きが遅いと感じたことはありませんか?ストレージをHDDからSSDに変えることで、驚くほどスムーズな操作が可能になります。自分で簡単に交換できるので、専門の業者に頼む必要はありません。この記事では、CドライブをSSDに交換する手順を詳しく説明します。これを読めば、あなたのPCはまるで新しいように生まれ変わります!
まずは、SSD交換のメリットから説明します。
►1. 圧倒的なスピード向上
SSD(ソリッドステートドライブ)は、HDD(ハードディスクドライブ)に比べてデータの読み書き速度が格段に速いです。HDDはディスクを回転させてデータを読み取りますが、SSDは半導体メモリを使って直接データにアクセスします。そのため、PCの起動が数秒で終わり、アプリやファイルの読み込みもすぐに行えます。
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►2. 高い耐久性と信頼性
HDDは多くの物理部品があり、衝撃や振動に弱いので、落下などで壊れる可能性があります。しかし、SSDは可動部品がないため、衝撃に強く、耐久性が高いです。特に、持ち運びが多いノートパソコンに最適です。
►3. 省電力でバッテリー持ちが向上
SSDはHDDよりも消費電力が少ないため、ノートパソコンのバッテリーが長持ちします。これにより、外出先での使用時間が増え、効率的に作業ができます。また、発熱も少なく、PCの温度管理がしやすくなります。
►4. 静音性の向上
HDDはディスクの回転音やデータの読み書き時に音が出ますが、SSDは音がしません。静かな環境で作業したい人には、静音性が大きな利点です。特に、夜間や静かな場所での使用に向いています。
►5. コンパクトな設計と軽量化
SSDは構造がシンプルで、HDDよりも軽くて小型です。これにより、パソコンが軽くなり、持ち運びがしやすくなります。また、省スペースでパソコン内部の配置が自由になり、他のパーツを追加する余裕も増えます。
▌1. SSD本体
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▌2. ドライバーセット
▌3. 外付けドライブケースまたはUSB-SATAアダプター
▌4. クローンソフト
データ移行において重要なのがクローンソフトです。ここではAOMEI Partition Assistantを紹介します。このソフトは初心者から上級者まで使いやすく、以下の特長があります。
▌5. 取扱説明書とPCのマニュアル
ここでは、AOMEI Partition Assistantを使ってCドライブをSSDに交換する手順を紹介します。
まず、クローン作業の前に、SSDをPCに接続します。
USB-SATAアダプター:SSDを外部から接続するために、USB-SATAアダプターを使用します。SSDをアダプターに接続し、USBポート経由でPCに接続します。
外付けドライブケース:外付けケースにSSDを入れ、USBケーブルでPCに接続します。
そして、AOMEI Partition Assistantをダウンロードします。
ステップ 1. クローン元のSSDを右クリックして、「ディスクをクローン」を選択します。
ヒント:もしオペレーティングシステムだけを移したい場合は、「OSをSSDに移行」を選択してください。
ステップ 2. クローン先のディスク(新しいPCから取り外したシステムHDD或いはSSD)を選択して、「次へ」をクリックします。
ステップ 3. 確認画面に移動して、クローン元のディスクとクローン先のディスクを確認します。問題なければ「確認」ボタンをクリックして、続行します。
ステップ 4. 「適用」⇒「続行」をクリックして、この操作を実行します。
クローン作業が完了した後の手順として、既にクローン済みのHDDを外してSSDを固定する方法を以下に説明します。
▌デスクトップPCの場合
ステップ 1. PCの電源を切り、電源ケーブルを外します。
ステップ 2. PCのケースを開けて、HDDからSATAケーブルと電源ケーブルを取り外します。HDDを固定しているネジを外し、HDDをスロットから引き抜きます。
ステップ 3. クローン作業で仮接続していたSSDを、HDDがあったスロットに取り付けます。SSDをしっかり固定するためにネジを使います。
ステップ 4. SSDにSATAケーブルと電源ケーブルを再接続します。サイドパネルを戻し、ネジを締めてケースを閉じます。
▌ノートPCの場合
ステップ 1. ノートPCの電源を切り、電源ケーブルを抜きます。底のネジを外してカバーを開けます。
ステップ 2. HDDに接続されているケーブルやネジを外します。HDDを慎重にスロットから取り出します。
ステップ 3. SSDをHDDのあったスロットに挿入し、しっかりと固定します。必要に応じてネジでしっかりと取り付けます。底のカバーを戻し、ネジを締めて固定します。
これでSSDの交換が完了です。新しいSSDが正しく動作しているか、システムが正常に起動するか確認してください。
ここで、よくあるトラブルと解決方法を紹介します。
►1. SSDが認識されない場合
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►2. PCが起動しない場合
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►3. データ移行が完了しない場合
►4. 起動後にパフォーマンスが遅い場合
►5. データが一部欠損している場合
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►6. 容量が認識されない場合
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CドライブをSSDに変えると、パソコンの動きが大幅に良くなり、日常の作業やアプリの起動がとても快適になります。交換するためには、必要な道具やバックアップの確認が重要です。手順を守って慎重に作業すれば、初心者でも安全に交換できます。また、作業をスムーズに進めるためには、注意点やアドバイスをしっかり理解しておくことが大切です。万が一のトラブルに備えて、問題解決の方法も紹介しています。このガイドを参考にして、PCの性能を最大限に引き出しましょう。