「ディスクの管理」全ガイド:開き方・使い方・よくある問題を徹底解説

「ディスクの管理」の使い方やトラブル解決法を知りたいですか?この完全ガイドでは、Windowsの「ディスクの管理」の開き方から使用方法、よくあるエラーの対処法まで詳しく解説。初心者でもわかりやすく、問題解決をサポートします。

カオル

投稿者:カオル/更新日:2024年10月10日

この記事を共有: instagram reddit

「ディスクの管理」とは?

「ディスクの管理」とは、Windowsオペレーティングシステムに内蔵されたユーティリティツールで、コンピュータのストレージ(ハードディスクやSSD、外付けドライブなど)を管理するための機能です。

このツールを使うことで、以下のような操作が可能です:

ディスクの状態を確認

ストレージの空き容量や使用量、パーティションの状態などを視覚的に確認することができます。

パーティションの作成、削除、フォーマット

新しいパーティションを作成したり、不要なパーティションを削除したり、ドライブのフォーマットを行うことができます。

ドライブ文字の変更

例えば、CドライブやDドライブなど、ドライブの割り当てられている文字を変更することができます。

ディスクの初期化

新しいディスクをパソコンに接続した際、使用できるように初期化する作業が必要ですが、「ディスクの管理」でこれが可能です。

ボリュームの拡張・縮小

既存のパーティションの容量を増やしたり、減らしたりすることもできます。

ディスクの管理

このように、ディスクやパーティションを効率よく管理し、最適化するために使用される便利なツールです。特に、新しいハードディスクを追加したり、複数のパーティションを使い分けたい場合に役立ちます。

「ディスクの管理」の開き方

このパートでは、「ディスクの管理」の開き方を紹介します。

方法1:デスクトップの「コンピューター」または「PC」を右クリックし、「管理」を選んでから「記憶域」→「ディスクの管理」をクリックします。

管理→記憶域

方法2:「Windows+R」キーを押して、「diskmgmt.msc」と入力し、「OK」を押します。

diskmgmt.msc

方法3:スタートボタンをクリックし、検索ボックスに「cmd」と入力してEnterを押します。次に、コマンドプロンプトで「diskmgmt」と入力してEnterを押します。

CMD

方法4:スタートメニューから「コントロールパネル」を開き、「システムとセキュリティ」から「ハードディスク パーティションの作成とフォーマット」を選択します。

コントロールパネル

方法5:スタートボタンを右クリックし、メニューの中から「ディスクの管理」を直接選びます。

スタートボタン

「ディスクの管理」の使い方

このパートでは、「ディスクの管理」でできる基本的な操作を紹介します。

操作1:ディスクの状態を確認

ディスクの管理の画面で直接情報確認できます。

画面

操作2:新しいパーティションの作成

未割り当て領域を右クリックして、「新しいシンプルボリューム」を選択します。

新しいシンプルボリューム

操作3:パーティションの削除

削除したいパーティションを右クリックして、「ボリュームの削除」を選択します。

ボリュームの削除

操作4:既存のパーティションのフォーマット

ディスクを右クリックし、「フォーマット」オプションを選択します。

フォーマット

操作5:ドライブ文字の変更

ディスクを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を選択します。

ドライブ文字とパスの変更

操作6:パーティションの拡張または縮小

拡張したいパーティションを右クリックして、「ボリュームの拡張」或いは「ボリュームの縮小」を選択します。

ボリュームの拡張

操作7:ディスクの初期化

初期化が必要なディスクを右クリックし、「ディスクの初期化」をクリックします。

ディスクの初期化

「ディスクの管理」のよくある問題

このパートでは、「ディスクの管理」でよくある問題と対処法を紹介します。

問題1:「ディスクの管理」が開かない場合

システムの権限不足やディスクの故障が原因かもしれません。管理者権限で実行するか、ディスクが物理的に接続されているか確認します。

ディスクの管理が開かない

或いは、サービスウィンドウから修正してみましょう。手順は以下の通りです。

手順 1. 検索ボックスに「services.msc」と入力し、Enterキーを押します。

手順 2. スクロールダウンして、「Remote Access Connection Manager」をダブルクリックします。

ダブルクリック

手順 3. 「スタートアップの種類」ドロップリストから「無効」を選択し、「OK」をクリックします。

無効を選択

手順 4. 次に、「リモートアクセス自動接続マネージャ」までスクロールして、ダブルクリックします。

手順 5. スタートアップの種類ドロップリストから「無効」を選択し、手順3と同様に「OK」をクリックします。

手順 6. 次に、「Virtual Disk」までスクロールし、ダブルクリックします。

Virtual Disk

手順 7. 「スタートアップの種類」ドロップリストから「手動」または「自動」のいずれかを選択し、「OK」をクリックします。

手順 8. コンピュータを再起動し、「ディスクの管理」ツールを開いてみてください。

問題2:未割り当て領域が表示されない場合

すでにディスク全体がパーティションで埋まっている可能性があります。不要なパーティションを削除するか、他のディスク管理ソフトを検討しましょう。

豆知識:未割り当て領域は、パーティションが割り当てられていない領域です。正常の「ディスクの管理」では、「未割り当て」の領域として表示されます。

未割り当て領域

ここでおすすめするのはAOMEI Partition Assistantです。この無料のパーティションマネージャーは、Windows 11/10/8/7向けで、ディスクの管理の欠点を補うことができるのです。

無料ダウンロードWin 11/10/8.1/8/7対応
安全かつ高速

ダウンロードしてインストールし、開けばこのような画面になります。ディスクやパーティションの状態を確認できます。

画面

問題3:「ボリュームの拡張」がグレーに表示される場合

未割り当て領域があっても、「ボリュームの拡張」オプションがグレーに表示される場合はあります。原因は、「ボリュームの拡張」機能に関する制限でした。

制限:
プライマリパーティションを拡張する場合、その直後に未割り当て領域が必要です。論理ドライブを拡張する場合、その直後に空き容量が必要です。拡張するボリューム(ドライブ/パーティション)はNTFSまたはRAWファイルシステムでなければなりません。

ボリュームの拡張がグレー

ここでは、ボリュームの拡張が行えるAOMEI Partition Assistantを使えましょう。

手順 1. AOMEI Partition Assistantを実行し、未割り当て領域を追加するパーティションを右クリックし、「詳細処理」>「パーティションを結合」を選択します。

パーティションを結合

手順 2. 未割り当て領域を選択し、「はい」をクリックします。

はい

手順 3. 新しいウィンドウで、パーティションのサイズが大きくなりました。操作するには、「適用」をクリックしてください。

適用

以上のように、実は「ディスクの管理」が便利なツールですが、いろんな制限があります。Windows「ディスクの管理」とこの強力なサードパーティ製パーティションマネージャを比べてみましょう。

機能 AOMEI Partition Assistant ディスクの管理
NTFSパーティションの拡張、縮小

yes

yes

(制限有り)

FATパーティションの拡張、縮小

yes

no

パーティションの移動

yes

no

パーティションのマージ

yes

no

空き領域の割り当て(有料)

yes

no

ダイナミックとベーシックディスク間の変換(有料)

yes

no

SSDへのOS移行(有料)

yes

no

パーティションの作成

yes

yes

 (制限有り)

ディスク/パーティションの消去(有料)

yes

no

ディスク/パーティションのコピー

yes

no

パーティション再表示/非表示

yes

no

まとめ

このように、「ディスクの管理」を使えば、ストレージの最適化やディスクのトラブルシューティングが簡単に行えます。付属している部分は、AOMEI Partition Assistantを使えましょう。

カオル
カオル・編集者
カオルはパソコンの基礎知識や、各ソフトに関することなど、幅広く紹介します。わかりやすく、初心者やパソコンに苦手の方でも分かるように工夫をして、IT業界に対しても深い興味を持っています。パーティション管理に関する問題に関心があり、同じ問題に遭遇したユーザーは是非ともブログを参照してください。