「ディスクの管理」全ガイド:開き方・使い方・よくある問題を徹底解説
「ディスクの管理」の使い方やトラブル解決法を知りたいですか?この完全ガイドでは、Windowsの「ディスクの管理」の開き方から使用方法、よくあるエラーの対処法まで詳しく解説。初心者でもわかりやすく、問題解決をサポートします。
「ディスクの管理」とは?
「ディスクの管理」とは、Windowsオペレーティングシステムに内蔵されたユーティリティツールで、コンピュータのストレージ(ハードディスクやSSD、外付けドライブなど)を管理するための機能です。
このツールを使うことで、以下のような操作が可能です:
●ディスクの状態を確認ストレージの空き容量や使用量、パーティションの状態などを視覚的に確認することができます。
●パーティションの作成、削除、フォーマット新しいパーティションを作成したり、不要なパーティションを削除したり、ドライブのフォーマットを行うことができます。
●ドライブ文字の変更例えば、CドライブやDドライブなど、ドライブの割り当てられている文字を変更することができます。
●ディスクの初期化新しいディスクをパソコンに接続した際、使用できるように初期化する作業が必要ですが、「ディスクの管理」でこれが可能です。
●ボリュームの拡張・縮小既存のパーティションの容量を増やしたり、減らしたりすることもできます。
このように、ディスクやパーティションを効率よく管理し、最適化するために使用される便利なツールです。特に、新しいハードディスクを追加したり、複数のパーティションを使い分けたい場合に役立ちます。
「ディスクの管理」の開き方
このパートでは、「ディスクの管理」の開き方を紹介します。
方法1:デスクトップの「コンピューター」または「PC」を右クリックし、「管理」を選んでから「記憶域」→「ディスクの管理」をクリックします。
方法2:「Windows+R」キーを押して、「diskmgmt.msc」と入力し、「OK」を押します。
方法3:スタートボタンをクリックし、検索ボックスに「cmd」と入力してEnterを押します。次に、コマンドプロンプトで「diskmgmt」と入力してEnterを押します。
方法4:スタートメニューから「コントロールパネル」を開き、「システムとセキュリティ」から「ハードディスク パーティションの作成とフォーマット」を選択します。
方法5:スタートボタンを右クリックし、メニューの中から「ディスクの管理」を直接選びます。
「ディスクの管理」の使い方
このパートでは、「ディスクの管理」でできる基本的な操作を紹介します。
操作1:ディスクの状態を確認
ディスクの管理の画面で直接情報確認できます。
操作2:新しいパーティションの作成
未割り当て領域を右クリックして、「新しいシンプルボリューム」を選択します。
操作3:パーティションの削除
削除したいパーティションを右クリックして、「ボリュームの削除」を選択します。
操作4:既存のパーティションのフォーマット
ディスクを右クリックし、「フォーマット」オプションを選択します。
操作5:ドライブ文字の変更
ディスクを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を選択します。
操作6:パーティションの拡張または縮小
拡張したいパーティションを右クリックして、「ボリュームの拡張」或いは「ボリュームの縮小」を選択します。
操作7:ディスクの初期化
初期化が必要なディスクを右クリックし、「ディスクの初期化」をクリックします。
「ディスクの管理」のよくある問題
このパートでは、「ディスクの管理」でよくある問題と対処法を紹介します。
問題1:「ディスクの管理」が開かない場合
システムの権限不足やディスクの故障が原因かもしれません。管理者権限で実行するか、ディスクが物理的に接続されているか確認します。
或いは、サービスウィンドウから修正してみましょう。手順は以下の通りです。
手順 1. 検索ボックスに「services.msc」と入力し、Enterキーを押します。
手順 2. スクロールダウンして、「Remote Access Connection Manager」をダブルクリックします。
手順 3. 「スタートアップの種類」ドロップリストから「無効」を選択し、「OK」をクリックします。
手順 4. 次に、「リモートアクセス自動接続マネージャ」までスクロールして、ダブルクリックします。
手順 5. スタートアップの種類ドロップリストから「無効」を選択し、手順3と同様に「OK」をクリックします。
手順 6. 次に、「Virtual Disk」までスクロールし、ダブルクリックします。
手順 7. 「スタートアップの種類」ドロップリストから「手動」または「自動」のいずれかを選択し、「OK」をクリックします。
手順 8. コンピュータを再起動し、「ディスクの管理」ツールを開いてみてください。
問題2:未割り当て領域が表示されない場合
すでにディスク全体がパーティションで埋まっている可能性があります。不要なパーティションを削除するか、他のディスク管理ソフトを検討しましょう。
ここでおすすめするのはAOMEI Partition Assistantです。この無料のパーティションマネージャーは、Windows 11/10/8/7向けで、ディスクの管理の欠点を補うことができるのです。
ダウンロードしてインストールし、開けばこのような画面になります。ディスクやパーティションの状態を確認できます。
問題3:「ボリュームの拡張」がグレーに表示される場合
未割り当て領域があっても、「ボリュームの拡張」オプションがグレーに表示される場合はあります。原因は、「ボリュームの拡張」機能に関する制限でした。
- 制限:
- プライマリパーティションを拡張する場合、その直後に未割り当て領域が必要です。論理ドライブを拡張する場合、その直後に空き容量が必要です。拡張するボリューム(ドライブ/パーティション)はNTFSまたはRAWファイルシステムでなければなりません。
ここでは、ボリュームの拡張が行えるAOMEI Partition Assistantを使えましょう。
手順 1. AOMEI Partition Assistantを実行し、未割り当て領域を追加するパーティションを右クリックし、「詳細処理」>「パーティションを結合」を選択します。
手順 2. 未割り当て領域を選択し、「はい」をクリックします。
手順 3. 新しいウィンドウで、パーティションのサイズが大きくなりました。操作するには、「適用」をクリックしてください。
以上のように、実は「ディスクの管理」が便利なツールですが、いろんな制限があります。Windows「ディスクの管理」とこの強力なサードパーティ製パーティションマネージャを比べてみましょう。
機能 | AOMEI Partition Assistant | ディスクの管理 |
---|---|---|
NTFSパーティションの拡張、縮小 |
(制限有り) |
|
FATパーティションの拡張、縮小 | ||
パーティションの移動 | ||
パーティションのマージ | ||
空き領域の割り当て(有料) | ||
ダイナミックとベーシックディスク間の変換(有料) | ||
SSDへのOS移行(有料) | ||
パーティションの作成 |
(制限有り) |
|
ディスク/パーティションの消去(有料) | ||
ディスク/パーティションのコピー | ||
パーティション再表示/非表示 |
まとめ
このように、「ディスクの管理」を使えば、ストレージの最適化やディスクのトラブルシューティングが簡単に行えます。付属している部分は、AOMEI Partition Assistantを使えましょう。