最高のRufus Windows To Goの代替ソフト「AOMEI Partition Assistant Professional」を使って、マイクロソフトで認定されていないWindowsポータブルUSBドライブを作成することもできます。
Windows To Go(W2G)はWindows 8/8.1およびWindows 10に標準搭載されている機能であり、WindowsをUSBにインストールしてWindows To Go USBドライブを作成することができます。つまり、BYOD(自分のデバイスを持ち込むという意味)を可能にします。USBでWindowsを持ち歩けたら便利だと思いませんか?どこでもいつでも、どんな状況でもパソコンを起動することは可能です。
しかし、MicrosoftのW2G機能は沢山の制限があります。
例えば、Microsoft(マイクロソフト)認定USBだけを利用することができます。その価格は非常に高いし、容量は少なくとも32GBである必要があります。マイクロソフトで認定されているUSBドライブは速い速度とメーカー保証を提供しても、ユーザーは安いものほうが好きでしょ。
そのほか、一般向けのWindows 8やWindows 10(HomeやProなど)ではWindows To Go機能は利用することができません。Windows 8/8.1 EnterpriseおよびWindows 10 EnterpriseエディションだけでWindows To Go機能を利用することができるとういう制限もあります。
👍詳細解説|持ち歩けるWindows 10 To Go USBの作成&使用
また、Windows 8やWindows 10のEnterprise版にて「Windows To Go」機能を使ってWindowsポータブルUSBドライブを作成する以外にも「Rufus」というフリーソフトを使用することでWindowsをUSBメモリに入れてWindowsポータブルUSBドライブを作成することも可能です。
「Rufus」は素晴らしいツールであり、起動可能なUSBフラッシュドライブを作成したり、フォーマットしたりすることができます。「万が一PCが壊れたら、データを救出するとき」「OSが入っていないパソコンで作業をするとき」「DOS環境からBIOSアップデートユーティリティを実行するとき」Rufusはかなり役に立ちます。
「Rufus」は、起動可能なISOファイル(Windows、Linux、UEFIなど)からLinuxやWindowsのインストール用USBメモリを作成するときによく使われる定番のアプリですが、今回は「Windows To Go」もどきのUSBメモリ(ポータブルUSBドライブ)を作る機能を使いましょう。
手順 1. Rufus公式サイトから無料アプリ「Rufus」をダウンロードします。ダウンロードしたファイルを開きます(実行します)。
「ユーザー アカウント制御」が表示された場合は、「はい」をクリックします。
「オンラインで行われるアップデートの自動確認機能を有効にしますか?」と表示された場合は、「はい」または「いいえ」のいずれかを選択します。
手順 2. Rufusが起動したら、WindowsをインストールするUSBメモリをPCに接続します。
手順 3. USBメモリが正常に認識されていることを確認したら、Rufusを①から順番に設定していきます。
①「デバイス」:Windowsインストール先のUSBメモリを指定します。
②「ブートの種類」:「選択」をクリックするとエクスプローラーが開くので、あらかじめダウンロードしておいたWindowsのISOファイルを指定します。
③「イメージオプション」:「イメージオプション」欄のプルダウンメニューを開き、「Windows To Go」を指定します。
④「パーティション構成」:「パーティション構成」欄には、「MBR」か「GPT」を選択します。ここはお使いの端末によって異なります。※今回は、「GPT」を指定します。
⑤「ターゲットシステム」:「ターゲットシステム」欄には、「パーティション構成」にGPTを選択した場合、必然的にUEFI(CSM無効)が選ばれます。
⑥「ファイルシステム」:「ファイルシステム」欄にNTFSを指定します。※補足:Windows以外のソフトウェアで32GBを超えるパーティションをFAT32でフォーマットしたディスクであってもWindowsでも扱うことが可能になっています。これをさして、特にLarge FAT32フォーマットと称していると考えられます。
⑦:「クラスターサイズ」:4096バイト(規定)を指定します。
手順 4. 上記①から⑦まで設定したら、「スタート」をクリックします。
手順 5. 「Windowsイメージの選択」「バージョン選択」画面が表示されるので、一覧からインストールしたいWindowsイメージまたはバージョンを選択し、「OK」をクリックします。データ消去の警告画面が表示されたら、「OK」をクリックします。
手順 6. Windows To Goの作成が開始されます。「状態」の項目のバーが左から右に進んで、進捗状況がわかります。作成が完了したら、「閉じる」をクリックし、Rufusを終了します。
作成にかかる所要時間はUSBメモリやパソコンのスペックにもよりますが、20分~30分程度で完了します(※自宅の環境では、フォーマットにかなり時間がかかった感じでした)。
BIOSで起動順序を変更、USBメモリから起動できた場合は、Windowsのセットアップ画面が始まります。普通にWindowsのセットアップを行ってください。
🔎USBメモリからWindowsが起動できると、ファイルエクスプローラで見ると以下のようにCドライブがUSBメモリのアイコンになっています。
しかし、ここではより良いWindows To Go作成ソフトウェアAOMEI Partition Assistant Professionalをご紹介したいです。それは最高のRufusの代替ソフトです。ドライブのフォーマットおよびブート可能なUSBドライブの作成のほかに、もっと強力な機能を持っています。
AOMEI Partition Assistant Professionalはディスク&パーティションの管理に最高のソフトウェアです。それはWindowsの標準搭載ツール「ディスクの管理」の沢山の制限を打破します。Windows 8/8.1 EnterpriseおよびWindows 10 EnterpriseエディションのWindows To Go機能の制限も打破します。
WindowsポータブルUSBドライブを作成するために、AOMEI Partition Assistant Professionalは「Windows To Go Creator」機能を提供しています。ドライブのフォーマット、W2Gの作成のほかに、ディスクのクローン/消去/パーティション分割など、より多くの機能でHDDをうまく管理することができるので、確かに最高のRufus Windows to Goの代替ソフトとなります。
AOMEI Partition AssistantのWindows To Go Creator機能はWindowsのWindows To Go機能(またはRufus)よりも柔軟です。Windows 8/10 Enterpriseではない場合、それも使用可能です。また、マイクロソフト認定資格のないUSBドライブでも使用可能です。
AOMEI Partition AssistantでWindows To Goを作成する前に準備することがあります。Windows 10 To Go USBドライブの作成を例としてしましょう。
Windows 10 ISOまたはESDファイルを用意します。それをどこに保存するか覚えてください。
3.0ポートのUSBドライブを用意します。USB 2.0ポートも大丈夫ですが、USB 3.0ポートのようにうまくいきません。USBドライブが少なくとも13GBであることが要求されます。
準備が整った後、Windows To Go USBドライブの作成を始めましょう。
Rufus Windows To Goの代替ソフト「AOMEI Partition Assistant Professional」を使って、WindowsポータブルUSBドライブを作成する手順は以下の通りです。
事前に準備した3.0ポートのUSBを挿入し、コンピューターはそれを検出できることを確保します。
AOMEI Partition Assistantをダウンロードし、インストールし、起動します。ツールバーの「ツール」タブをクリックし、ドロップダウンメニューから「Windows To Go Creator」を選択します。
一般的に「パーソナルコンピュータ用のWindows To Goを作成」を選びますが、MacでWindowsを使いたいと考えているなら、「Macデバイス用のWindows To Goを作成」を選んで「次へ」をクリックします。
「インストールディスク/ISOでWindows To Goを作成」にチェックを入れ、事前に準備したISOまたはESDファイルを指定してから「次へ」をクリックします。
前に挿入したUSBメモリ(Windows 10インストール先のUSBドライブ)を選択してから「続行」をクリックします。パソコンに接続されているUSB機器が候補に出てくるので、ここから選びます。USB接続であれば、外付けHDDやSSDでも構いません。
「データが完全に消去される」という警告メッセージが表示されます。USBメモリ上のデータがすべて削除されるので、事前に重要なデータをバックアップしたほうがいいです。バックアップをすでに取っている場合、「はい」をクリックして作業を開始します。
完了までさほど時間はかかりません。
作成したポータブルUSBドライブ(Windows To Go)を任意のPCに接続し⇒電源を入れ⇒BIOS設定に入り⇒起動順序を変更(USBメモリを一番最初に読み込むように設定)します。USBドライブから起動したら、同一Windows 10を使用することができます。
※ほぼすべてのWindows PCに適用できます。
AOMEI Partition Assistant Professionalの「Windows To Go Creator」機能を使用してWindowsをUSBメモリにインストールしてWindowsポータブルUSBドライブを作成するほかに、「ブータブルCD/USBの作成」ウィザードに従って、起動可能なメディアを作成することもできます。Windows 11、Windows 10、Windows 8.1/8のほか、Windows 7(すべてのバージョン)にも対応します。
▶AOMEI Partition Assistant異なるエディションの比較
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