「指定されたパスが見つかりません」エラーの修復方法【簡単ガイド】

「指定されたパスが見つかりません」エラーの意味

Windows 10及びWindows 11の「指定されたパスが見つかりません」というエラーメッセージは、システムやアプリケーションが指定されたファイルパスやディレクトリパスを見つけることができなかったことを示しています。また、外付けハードドライブ、USB、特定のファイルやフォルダにアクセスできないというメッセージが表示された場合、通常、ポップアップダイアログに「アクセスが拒否されました」「パラメータが不正です」などの症状が表示されます。「パスが存在しません。」 というエラーも出ることがあります。

これには以下のような様々な原因が考えられます：

●パスの入力ミス：

指定されたファイルやディレクトリのパスが間違っている場合。

●ファイルやディレクトリが存在しない：

指定されたパスに該当するファイルやディレクトリが存在しない場合。

●アクセス権限の問題：

指定されたパスにアクセスするための権限がない場合。

●ネットワークドライブやリモートパスの問題：

ネットワークドライブやリモートパスが正しくマウントされていない、または接続が切れている場合。

●ファイルシステムの問題：

ファイルシステムに問題がある場合。

●ハードウェアの問題：

物理ドライブと同様に、ドライブの欠陥など、ハードウェアに問題がある場合。

この問題が発生した場合は、心配せずに次の部分を読んで、Windows 10及びWindows 11でこの問題を解決してみてください。

📍関連知識：Windows OSにおけるファイルシステムとは何ですか？

「指定されたパスが見つかりません」エラーを修正する

まずはパスを再確認してください：

「指定されたパスが見つかりません」のエラーが発生したら、まず入力したパスに誤りがないか確認しましょう。パスの入力ミスでエラーが発生するパターンは意外と多いです。パスの入力は正しいと確認した場合は、次のコンテンツに移りましょう。

方法1：所有権やアクセス権限を取得する

ここではWindows 10を例として見てみましょう。

ステップ 1. 該当ファイルまたはフォルダーを右クリックして「プロパティ」をクリックします。

ステップ 2. プロンプトウィンドウで「セキュリティ」を選択し、下部にある「詳細設定」をクリックします。

ステップ 3. 新しいウィンドウが表示され、「所有者」欄の「変更」をクリックします。次に、「ユーザーまたはグループの選択」ウィンドウが表示されます。「選択するオブジェクト名を入力してください」ボックスに管理者名またはユーザー名を入力し、「名前の確認」をクリックします。

ステップ 4. 「サブコンテナとオブジェクトの所有者を置き換える」をオンにし、「適用」をクリックして操作を保存します。

ステップ 5. 最後に「OK」をクリックします。

方法2：管理者としてエクスプローラーを実行する

管理者権限がないとアクセスできない設定となっている場合は、「タスクマネージャー」で「新しいタスクの作成」を管理者権限で行うことによって解決する場合があります。

ステップ 1. 「Windowsマーク」を右クリックして「タスクマネージャー」を開きます。

ステップ 2. ファイルから「新しいタスクの実行」をクリックします。

ステップ 3. 開きたいフォルダーやファイル名（ここでは、explorer.exeを例に）を入力し、「このタスクに管理者特権を付与して作成します」にチェックを入れて「OK」をクリックします。

方法3：「CHKDSK」を使用してファイルシステムや不良セクタを修復する

破損したファイルシステムや不良セクタは、「指定されたパスが見つかりません」、また、「パラメータが正しくありません」、「このボリュームは認識可能なファイルシステムではありません」などのメッセージが表示されることもあります。不良セクタや破損したファイルシステムをチェックして修復するには、CHKDSKチェッカーを実行します。CHKDSKチェッカーはハードドライブ上のすべてのセクタをスキャンし、その状態を報告します。その後、ハードドライブは自動的に修復されます。

ステップ 1. 「Windowsキー＋Rキー」を押し、「cmd」と入力し、「Enter」を押します。

ステップ 2. 次のコマンドを入力し、入力の後でEnterキーを押して操作を実行します。

「chkdsk f: /f /r /x」このコマンドは、ドライブの不良セクタを見つけ出し、読み取り可能な情報を回復し、/xは、プロセスが開始する前にドライブを強制的にマウント解除します。

場合によっては、結果とともにリターンコードを受け取ることがあります：

0：エラーは見つかりませんでした。

1：エラーが見つかり、修正されました。

2：ディスクのクリーンアップ（ガベージコレクションなど）を実行したか、/fが指定されていないため、クリーンアップを実行しませんでした。

3：ディスクをチェックできなかった、エラーを修正できなかった、または/fが指定されていないためにエラーが修正されなかった。

「CHKDSK」についてもっと詳しい情報はこちらへ：Microsoft Learn

📍関連記事：CHKDSKは複雑？AOMEI Partition Assistantで簡単に不良セクタを修復する方法

方法4：無料ソフトウェアでハードドライブをフォーマットする

上記のすべての解決策がこの問題を解決できない場合、残念ながら、ファイルシステムを再構築するためにハードドライブをフォーマットする必要があります。AOMEI Partition Assistantは、FAT32、NTFS、exFAT、Ext2、Ext3、Ext4へのドライブのフォーマットをサポートしています。そして、このフォーマッタは暗号化されたドライブをフォーマットすることもできます。

🌸AOMEI Partition Assistantの良さ： √フォーマット機能は無料でご利用いただけます。 √大容量ハードドライブ（32GB以上）をFAT32ファイルシステムにフォーマットします。 √RAW、書き込み禁止、または破損したハードドライブを強制的に正常にフォーマットします。 √数クリックでけで完成します。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant起動します。メイン画面にディスク構成情報がすべて表示されます。HDDを右クリックして「パーティションをフォーマット」を選択します。

ステップ 2. ポップアップウィンドウでパーティションラベル、ファイルシステム、クラスタサイズを設定できます。この例では、FAT32を選択します。すべての設定が完了したら「はい」をクリックします。

ステップ 3. メイン画面に戻り、ツールバーの「適用」⇒「続行」をクリックします。FAT32へのフォーマットがすぐ完了します。

「指定されたパスが見つかりません」に関するFAQ

質問：フォルダのアクセス許可を確認するにはどうすれば良いですか？

答え：フォルダを右クリックし、「プロパティ」、「セキュリティ」の順に選択します。ユーザーアカウントがフォルダにアクセスするのに必要な権限を持っていることを確認してください。

質問：パスが利用できない場合、紛失または移動したファイルを見つけるにはどうすればよいですか？

答え：Windowsの検索機能を使って、紛失または移動したファイルを検索してください。また、ファイルエクスプローラを開き、手動でファイルを検索することもできます。

質問：ウィルス・スキャナはパスへのアクセスをブロックできますか？

答え：はい、ウィルス・スキャナーやセキュリティー・ソフトウェアは、特定のパスへのアクセスをブロックすることができます。ウイルススキャナーの設定を確認し、必要であればそのパスを例外に追加してください。

質問：利用できなくなったネットワークリソースをパスが参照している場合、どういう意味ですか？

答え：これは、ネットワーク・リソース（共有フォルダやネットワーク・ドライブなど）が利用できなくなった、またはアクセスできなくなったことを意味します。ネットワーク接続を確認し、リソースが利用可能であることを確認してください。

質問：Windowsのアップデート後に「指定されたパスが見つかりません」というエラーが表示された場合はどうすればよいですか？

答え：必要なドライバや更新プログラムがすべてインストールされているか確認してください。すべてのドライブが正しく接続されていること、ネットワークリソースが不足していないことを確認します。必要に応じて、最後の復元ポイントをリセットして問題を解決します。

まとめ

この記事では、Windows 10及びWindows 11で「指定されたパスが見つかりません」エラーを解決する4つの方法をまとめました。これらの方法がお役に立てば幸いです。そして、このようなドライブの問題をできるだけ避けるために、ハードドライブをうまく管理することをお勧めします。例えば、ハードドライブを合理的にパーティション分割し、オペレーティングシステムをシステムCドライブに保存し、他のデータを他のドライブに保存することができます。AOMEI Partition Assistantはそれを簡単にする強力なマネージャです。1つのパーティションから別のパーティションに空き領域を割り当てたり、システムパーティションを拡張するなどの高度な機能を得るために、プロ版にアップグレードすることができます。Windows Serverユーザーであれば、Server版を使用することができます。