Win 11 Home vs Pro:知っておくべき違いとは?

Windows 11の選択に迷っている方必見!HomeとProの違いを明らかにし、それぞれのエディションがどんな人に向いているのかを探ります。必要な機能を理解し、自分にぴったりのWindows 11を見つけましょう。

投稿者 @カオル 2024年11月01日 @カオル 最後の更新 2024年11月01日

Windows 11にはいくつかのエディションがあります。一般向けには「Homeホーム)」と「Proプロ)」があり、企業向けには「Enterprise」、教育機関向けには「Education」と「Pro Education」、ワークステーション向けには「Pro for Workstation」があります。それぞれの用途に応じて選ばれています。

多くのユーザーが使っているのは「Homeホーム)」と「Proプロ)」です。この記事では、これら2つの違いを説明します。

Windows 10 HomeとProの機能の違いについて

まず、価格について説明します(販売サイトや店舗によって異なる場合があります)。

Windows 11 Home:Pro版よりも安く、家庭向けに設計されており、価格は19,360円です。

Windows 11 Pro:一般的にHome版よりも高く、ビジネス向けの機能が追加され、価格は28,380円です。

この価格差は、Windows 10 HomeとProの機能の違いによるものです。以下に、いくつかの主要な機能について説明します。

Windows 11 Homeでは利用できないが、Windows 11 Proで利用できる主な機能の一つはBitLockerによる暗号化です。BitLockerは、Windows OSがインストールされたシステムディスクだけでなく、データ保存用のデバイスも暗号化し、紛失や盗難からデータ漏えいを防ぎます。コンピュータが盗まれても、ドライブがロックされているため、データが漏れる心配はありません。また、WIP(Windows Information Protection)機能もサポートされており、自宅で仕事をする際に企業ファイルへのアクセス制限やコピー禁止を設定し、会社の情報を守る手助けをします。セキュリティを重視するWindows 11 Proは、より詳細なセキュリティポリシーの管理など、強化されたセキュリティ機能を提供しています。

CPUとRAMのサポートには違いがあります。Windows 11 Homeは最大64コアのCPUをサポートし、Windows 11 Proは最大128コアまで対応しています。また、Windows 11 Homeは最大64GBのRAMをサポートしますが、Windows 11 Proは最大2TBのRAMをサポートし、高性能なCPUを利用できます。

注意:CPUの性能が低いと、ゲームをプレイする際にフレームレートが下がり、ラグが発生することがあります。

インターフェースは、どのWindowsバージョンでもほぼ同じですが、いくつかの違いがあります。Windows 11 Proにはビジネス向けのツールや設定が追加されており、操作性が異なります。さらに、Windows 11 Proはリモートデスクトップ機能やHyper-Vをサポートしており、遠くのパソコンを操作したり、一台のコンピュータ上で複数の仮想コンピュータを作成して異なるOSを起動することができます。また、Windows 11 Proのグループポリシー機能を使えば、複数のパソコンの設定をまとめて管理できます。

設定に関しては、Windows 11 Homeはマイクロソフトアカウントとインターネット接続が必要ですが、Windows 11 Proはその必要がありません。

Windows 11 HomeとPro、どちらが良いのでしょうか?

販売サイトでは約9,020円(税込)の価格差(販売サイトや店舗によって異なる場合があります)がありますので、購入時に迷います。エディションを選ぶ際は、使用目的や必要な機能が重要です。個人使用のPCにはHomeの機能で十分だと言われています。

結論として、Windows 11 Homeの利点は、機能が一部制限されているため、価格が安いことです。ビジネスやゲーム用ではなく、特にセキュリティが気にしない、価格を重視する方に向いています。自宅で仕事をする方やゲームを楽しむ方には、Windows 11 Proが適しています。

おまけ:Windows 11 HomeでBitLockerを使いたい?

Windows 11 HomeにはBitLockerの暗号化機能はありませんが、「デバイスの暗号化」を使うことでディスクの内容を守り、不正アクセスからデータを保護できます。

デバイスの暗号化とBitLockerの違い

デバイスの暗号化:主に個人用のデバイスに向いており、自動で有効になることが多いです。特別な設定は必要なく、基本的な暗号化機能しかありません。管理やカスタマイズの選択肢は少ないです。

BitLocker:企業や組織向けに作られており、より多くの機能(グループポリシーによる管理、外部ドライブの暗号化、複数の認証方法のサポートなど)があります。

デバイスの暗号化を有効にするには、次の手順を実行してください。

ステップ 1. Windows 11 Homeで「スタート」メニューを開き、「設定」を選択し、「プライバシーとセキュリティ」をクリックします。

ステップ 2. メニューから「デバイスの暗号化」を選びます(もしデバイスの暗号化オプションが見当たらない場合、コンピュータが必要な要件を満たしていない可能性があります)。

「デバイスの暗号化」では物足りない、或いはお使いのコンピュータが要件を満たしていない場合、ここでサードパーティのソフトウェアを選択することをお勧めします。AOMEI Partition Assistantの「BitLocker」機能を利用すれば、Windows 11 Homeユーザーでもドライブやディスク、外部デバイスを簡単に暗号化できます。また、暗号化キーを別のドライブにファイルとして保存したり、印刷しておくことで、紛失を防ぐことができます。

AOMEI Partition AssistantでBitLockerを有効化するには、次の手順を実行してください。

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ステップ 1. AOMEI Partition Assistantをインストールして起動します。画面上部のツールバーで「ツール」タブをクリックし、「BitLocker」を選択します。

ステップ 2. すべてのドライブが表示されたら、暗号化したいドライブを見つけ、「BitLockerを有効化」をクリックします。

注意:現在、NTFSパーティションの暗号化のみがサポートされています。その他のファイルシステム(FATやFAT32など)でフォーマットされたパーティションを暗号化することができません。データを失わずにNTFSとFAT32の間で変換する方法は「HDDをNTFSからFAT32に変換する方法」記事を参考にしてください。

ステップ 3. ドライブを暗号化するためのパスワード(パスワードは8~256文字の数字、文字、記号で構成する必要があります)を設定・入力してから確認し、「次へ」をクリックします。新しいドライブの場合は、「使用済みの領域のみ暗号化」のチェックを入れてください。

ステップ 4. 回復キーをバックアップするには、「ファイルに保存」または「回復キーを印刷」を選択します。回復キーを暗号化されたドライブと同じ場所に保存することは避けてください。例えば、D:ドライブを暗号化し、回復キーをD:ドライブ自体に保存することは実行不可能です。

ステップ 5. そして、「次へ」ボタンをクリックして暗号化プロセスを開始します。ドライブの暗号化には時間がかかる場合があります。プロセスが完了するまで、ソフトウェアを終了したり、電源を切ったりしないでください。暗号化プロセスが完了したら、「完了」をクリックします。

📍関連記事:AOMEI Partition AssistantでBitLockerを管理する方法(回復キー保存・無効化・パスワード変更・ドライブをロックなど)

まとめ

どちらのエディションも新しい機能があります。個人のニーズに合わせて選べます。なお、AOMEI Partition Assistantの「BitLocker」機能は、Windows 11 Homeでも有効です。是非ともお試し下さい。