PCを高速化したい場合、ディスクデフラグは最初の選択肢となります。この記事では、コマンドとデフラグツール2つの方法でWindows 7のディスクデフラグを実行する詳しい手順を紹介します。
ディスクデフラグとは、SSDやHDDなどのデータ断片化をなくすという意味です。ディスクデフラグは、ハードディスクの「最適化」でもあります。つまり、デフラグはハードディスクを最適な状態に近づけようとするものなのです。
しかし、正常に動作しているはずのパソコンが、なぜデフラグが必要になってしまうのでしょうか?
パソコンで複数のデータを作成・保存した後、その一部を消去すると、ハードディスク上の連続的に整理されたデータ群に隙間が生じます。この状態でパソコンに新しいデータを作成し保存すると、先に作成した小さな隙間と別のスペースが保存場所として使用されます。つまり、データはハードディスク上で「断片化」されているのです。この積み重ねは、データを呼び出すときに「非効率な処理を増やす」ことになります。その結果、パソコン全体の性能が徐々に低下していきます。
このように、デフラグは乱れたハードディスク内部を整理し、パソコンの性能を回復させるためのツールなのです。
ちなみに、ディスクデフラグはHDD専用ですので、SSDのデフラグを行わないでください。SSDでデフラグを推奨しない理由は以下となります。
Windows 7では、コマンドラインを使ってディスクデフラグを実行することができます。これはWindowsに内蔵されているツールで、その機能を使うにはコマンドプロンプトをある程度理解していることが必要です。Windows 7のディスクデフラグのコマンドラインの具体的な手順は次のとおりです。
手順 1. Windows + Rキーを押して、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開きます。
手順 2. 「cmd」を入力し、「OK」をクリックします。
手順 3. このウィンドウで、「defrag C: 」と入力し、Enterキーを押してください。Cはドライブ文字です。もし他のドライブをデフラグするつもりなら、Cを他のドライブ文字に変更するだけです。
手順 4. しばらく待つと、ディスクデフラグの最終結果が表示されます。
Windows 7 のディスクデフラグのコマンドラインは、実はそれほど難しいものではありません。しかし、ディスクデフラグを実行するためのより良い方法があれば、それを試してみたいですか?
AOMEI Partition Assistant Professionalはサードパーティユーティリティであり、ディスクデフラグの全プロセスはグラフィカルインターフェースで表示され、コマンドラインより直感的です。また、コマンドプロンプトに入る必要がなく、マウスでクリックするだけで完了します。パソコン初心者の方でも簡単に始められます。
このほかにも、パーティションサイズの拡張、ドライブ間のプログラムの移動が可能です。PCの性能を大幅に向上させたいなら、HDDをSSDに換装するのがもう一つの選択肢です。
まずデモ版をダウンロードしてお試しください。
手順 1. AOMEI Partition Assistant Proをダウンロードしてインストールした後、デスクトップでそれを開いてください。メインインターフェイスでハードディスクを見つけ、右クリックして、「ディスクデフラグ」を選択します。
手順 2. 分析したいパーティションのところにチェックを入れ、「分析」をクリックします。(この機能は現在NTFSパーティションのみをサポートしているため、SSD、HDD、およびUSBドライブ上のNTFSパーティションのみが一覧表示されます。)
手順 3. 分析が完了した後、プログラムは断片化率に基づいて分析されたパーティションをスコアリングします。スコアに応じて3つのステータスがあります。
手順 4. 「スケジュール」をクリックして、毎日、毎週、毎月、イベントトリガーでディスクデフラグを自動的に実行します。
手順 5. 「詳細」をクリックすると解析結果の詳細が表示されますが、直接「デフラグ」をクリックするとデフラグを実行することができます。
手順 6. デフラグが完了すると、デフラグの結果に応じてパーティションにスコアが付けられます。
この記事では、Windows 7のディスクデフラグコマンドラインの使い方だけでなく、ディスクを最適化する別のデフラグツールも紹介しています。PCをスムーズに動作させるためには、定期的にディスクのデフラグを行った方がよいでしょう。コマンドプロンプトに慣れていない場合、AOMEI Partition Assistantを使用することができます。サーバーユーザーの方は、Server版をお試しください。