デスクトップでHDDをSSDに換装する最も簡単な方法「Windows 11/10/8/7」

デスクトップパソコンの性能を向上させる方法の一つに、古いHDDをSSDに換装することがあります。デスクトップでHDDをSSDに交換する場合どうすればいいですか?ここで、Windows 11、10、8、7を再インストールせずにデスクトップでHDDをSSDに換装する方法を詳しく説明します。AOMEI Partition Assistant Professionalを使ってHDDをSSDにクローンすることができます。

ひとみ

投稿者:ひとみ/更新日:2024年04月11日

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HDDとSSDについて

HDD(ハードディスクドライブ)とSSD(ソリッドステートドライブ)は、コンピュータやデジタル機器における主要なストレージデバイスです。それぞれの特徴について簡単に説明します。

HDD(ハードディスクドライブ):

  • HDDは、回転するディスク(プラッタ)の上に磁気記録装置を使用してデータを保存します。
  • 一般的に、大容量のストレージを提供し、比較的低コストです。
  • 比較的遅い読み書き速度とアクセス時間があります。
  • 振動や衝撃に弱く、故障のリスクがあります。
  • 主にデータアーカイブや大量のストレージが必要な場合に使用されます。

SSD(ソリッドステートドライブ):

  • SSDは、フラッシュメモリを使用してデータを保存します。機械的な部品がないため、音がなく、振動や衝撃に強いです。
  • 高速で応答性が高く、読み書き速度やアクセス時間が速いです。
  • 比較的低い消費電力と高い耐久性があります。
  • 容量に制限があり、同等の容量のHDDよりも高価です。
  • 主に高速なパフォーマンスが求められる、オペレーティングシステムやアプリの起動ドライブとして使用されます。

選択する際には、使用目的や予算、性能の要件に基づいて、HDDとSSDのそれぞれの特徴を考慮する必要があります。

デスクトップでHDDをSSDに換装する理由

お使いのパソコンの低い起動速度にうんざりしていますか?ゲームをロードするための長い待ち時間にうんざりしていませんか?この厄介な状況を変えたいなら、元のHDDをSSDに換装することを強くお勧めします。

HDDをSSDに換装

HDDをSSDに交換した後は、SSDの利点を活用できます:

低消費電力:SSDにはモーターがありませんから、ソリッドステートドライブ(SSD)の消費電力はハードディスクドライブ(HDD)よりも少ないです。
データアクセスの高速化:子プロセスがないので、SSDのデータ読み込み速度はHDDよりも速いです。お使いのデスクトップまたはラップトップのHDDをSSDに換装すると、オペレーティングシステムの起動時またはインストール済みのアプリケーションの実行時の速度が速くなります。
可動部品なし:SSDには可動部品がありませんから(冷却ファンが付いているSSD以外)、SSD自体は無音ですし、転倒したり他の物体と衝突したりするような事故の影響を受けにくいです。

デスクトップでHDDをSSDに換装する方法のあらまし

SSDのすべての利点を考慮して、デスクトップパソコンでHDDをSSDに換装することはかなり賢明な決定だと思います。ただし、HDDをSSDに交換しながら、元のハードディスク上のデータを保持するにはどうすればよいですか?

Windowsシステムを再インストールしてすべての設定を再構成するのは、時間とエネルギーを浪費すると思います。OSドライブのイメージを作成し、Windowsスナップインツールを使用してSSDに復元することも簡単ではありません。この場合で、サードパーティ製のディスククローンソフトを使用して、HDDをデスクトップPC上のSSDにクローンすることで換装を実現できます。

HDDの中身をSSDにクローンできるさまざまなユーティリティの中で、AOMEI Partition Assistant Professionalは間違いなく優先オプションです。

2つの異なるクローン方法を楽しんで、ハードディスクを小さいSSDにクローンするか、BitLockerによって暗号化されたHDDをクローンできます。
SSDにハードディスク全体をクローンする以外に、OS関連のパーティションのみをクローンするか、回復パーティションのような特定のパーティションをSSDにクローンできます。
SSDパーティションのアライメントを調整しSSDのパフォーマンスを向上させるとか、SSDの完全消去を実行してSSDの最高速度を復元するとかできます。

デスクトップでHDDをSSDに換装する詳細な手順

デスクトップでHDDをSSDに換装するには、まず次のことをやっておく必要があります:
適切なSSDを選択してください。選ばれたSSDはお使いのデスクトップで使用でき、そのサイズはHDDの使用済み容量より大きいです。SSDが古いディスクのすべてのデータを保存するのに十分な大きさでない場合は、OSをSSDに移行することを考慮してください。
コンピュータの電源を切り、SSDをデスクトップにインストールします。このSSDがオペレーティングシステムによって認識されることを確認してください。
HDDをデフラグし、その上の不要なファイルを削除してクローン作成時間を減らします。

その後、次の手順に従ってデスクトップでHDDをSSDにクローンすることで換装を実行しましょう。

ステップ 1. AOMEI Partition Assistant Proをインストール、実行します。クローンしたいディスクを右クリックして「ディスクをクローン」を選びます。

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デスクトップでHDDをSSDに換装

ステップ 2. 表示された画面で2つのクローン方法から1つを選択します。ここで「ディスクの高速クローン」を例として選び、「次へ」をクリックします。

高速クローンまたは全体クローン

※HDDクローンの方法2選:
ディスクの高速クローン(オススメ):この方法では、HDDの使用済み領域のみをSSDにコピーします。クローン作成プロセス中にパーティションサイズを調整できます。SSDのサイズがHDDの使用済み容量より大きい場合、HDDをより小さいSSDにクローンすることができます。
セクタ単位のクローン:HDD上の全セクタをSSDにコピーします。SSDの容量は少なくともHDDの容量と同じです。この方法を選択すると、ステップ4での3つのコピーオプションが表示されなくなります。

ステップ 3. ターゲットディスクを選択して、「SSDの性能を最適化」にチェックを入れてSSDのパーティションを調整します。「次へ」をクリックします。

クローン先ディスクを選択

注意:ターゲットディスクを選択する場合、次の警告が表示されます。データ損失を予防するために、その上の大切なデータを予めバックアップすることをお勧めします。もしそんなことをしたくないなら、未割り当て領域をクローン先として選択したほうがいいと思います。

データバックアップの警告

ステップ 4. 3つのコピーオプションから1つを選択し、「次へ」と「完了」をクリックしてください。オプションがグレー表示されるなら、条件を満足しなく、選択できないことを意味します。例えば、ターゲットディスクの容量はソースディスクより小さいなら、「パーティションのサイズを変更せずにクローン」オプションがグレー表示されます。この場合は、一般に二番目のオプションを選択します。

パーティションサイズを調整

ステップ 5. メインインターフェイスに戻ります。「適用」と「続行」をクリックしてクローン作成を開始します。

HDDからSSDへのクローンを実行

SSDクローン注意事項

注意:
クローンされたSSDからパソコンを正常に起動する前に、古いHDDをフォーマットしないでください。
AOMEI Partition Assistant Proを使用して、GPTをMBRディスクに、またはMBRをGTPディスクにクローンすることができます。
AOMEI Partition Assistant ProはWindows PC用です。Windowsサーバーの場合は、Server版を使用してください。

デスクトップからSSDを装着する方法

現在使用中のHDD中のデータをSSDへのクローンが完了した場合、SSDを装着する必要があります。

一言で言えば、パソコンの蓋を開けて、SSDを取り付けてマザーボードとつなげることです。SATAのSSDはSATAケーブルを使ってマザーボード上のSATAポートとSSDのSATAポートをしっかり接続してから、SATA電源ケーブルをSSDにつなげます。SATAポートは1.5Gb/s・3Gb/s・6Gb/sのデータ転送速度を持つ3つの規格があり、それはSATAポートの規格差より、サポートされた速度の上限が違うことです。付ける時は必ずSSDをSATA3ポートに接続します。一部の古いマザーボードでは一つのSATA3ポートしかない、こういう場合は他のSATAデバイスを空いているSATA2ポートに挿し直して、SATA3ポートをSSDに譲り渡します。もしSSDをSATA2ポートとつなげると、転送速度にきつく差し支えることになります。M.2SSDの場合は簡単にM.2ポートに挿入して済みます。

SSDを装着する方法

AOMEI Partition Assistant Proによってクローンを作成して、デスクトップ上のHDDからSSDにすべてのデータを移行した後、Windowsとアプリケーションを再インストールせずにHDDを交換できます。この時のHDDは放棄するか、データディスクとしてデータを保存することができます。HDDを放棄する場合、他人がデータ復旧ソフトでその上の個人データを復元することを予防するため、ディスクを完全に消去してください。データディスクとして使用する場合、BIOS環境に入り、正常にクローンされたSSDから起動するように起動順序を変更する必要があります。

デスクトップのSSD換装についてFAQ

デスクトップにSSDを追加することは可能ですか?

もちろん、デスクトップにSSDを追加してプライマリドライブに設定し、そこから高速でPCを起動させることも可能です。

ゲーミングPCにSSDを搭載するにはどうすればよいですか?

元のディスクのデータとシステムをSSDに転送します。

上記のガイドに従ってSSDをゲーミングPCにインストールすると、より良いパフォーマンスが得られます。

Windowsに新しいSSDを認識させるにはどうしたらいいですか?

SSDをPCに接続したら、MBRまたはGPTに初期化します。また、SATAなどの適切な接続ケーブルを使用して接続します。

ブラケットなしでSSDを搭載することはできますか?

パソコンにブラケットが装備されている場合は、それを使用する必要があります。パソコンもあるので、ブラケットなしでSSDを取り付けることができます。

最後の言葉

適切なSSDを選択して、適切なクローンソフトウェアを使用する限り、Windows 11/10/8/7でデスクトップ上でHDDをSSDに換装するのはかなり簡単となります。SSDが換装された後、間違いなく以前よりも優れたパフォーマンスを発揮します。また、SSDを最適化するための対策を講じるなら、SSDを絶好調に保つことができます。

最後!問題を解決しておめでとうございますヽ(〃'▽'〃)ノ☆!

ひとみ
ひとみ・編集者
ひとみは、パソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理などの記事もたくさん持っています。分かりやすく、手順が追いやすい文章を心がけ、ユーザーがトラブルをスムーズに解決できるように工夫しています。専門用語を適切に解説し、異なる知識レベルの読者にも理解しやすい文章を心がけています。信頼性の高い情報を見極め、最新のトレンドやテクノロジー動向にも常に注意を払っています。