「ステップバイステップガイド」Steam Deck SSDのクローンを作成する方法
Steam DeckのSSDをアップグレードすることは、多くのユーザーにとって難しい作業のように感じるかもしれませんが、心配はいりません。この記事では、Steam Deck SSDのクローンを作成する方法や、Steam DeckのSSDを交換する手順を詳しく説明します。
Steam Deckは、ゲーム配信プラットフォームのSteamを運営するValveが発売した携帯型PCゲーム機です。
なぜ、Steam Deck SSDのクローン作成がアップグレードにベストな選択?
新しいSSDをSteam Deckに挿入しても、Steam OSやログイン情報、ゲームが自動的にプリロードされるわけではありません。新しいSSDを手軽にSteam Deckに接続し、手間をかけずにデバイスをセットアップしたい場合は、クローン作成が最適な解決策です。
以前のSSDをクローンすることで、Steam Deckはそれを元のSSDとして認識し、より大きなストレージ容量を使使うことができます。Steam Deckはすべてのファイル、Steam Deckの設定、ログイン情報、ゲームなどをスムーズをシームレスに認識します。
Steam DeckのSSDをアップグレードしたい場合は、既存のSSDを新しいSSDにクローンすることをお勧めします。これにより、Steam OSを再インストールする手間をかけずに、新しいゲームのダウンロードとプレイをすぐに始めることができます。
Steam Deck SSDアップグレードの準備
Steam Deckの64GBモデルはPCIe Gen 2 x1プロトコルを使用し、一方、256GBと512GBモデルはPCIe Gen 3 x4またはPCIe Gen 3 x2プロトコルを使用しています。購入したM.2 SSDが正しいプロトコルに対応していることを確認することが重要です。
準備するものは以下の通りです。
- 2230フォームファクタのNVMe SSD
- Steam Deckのバッテリー残量が25%以下であること
- ピンセットとプレクトラム
- PH1またはPH0ドライバー
- Windows PC
- 信頼性の高いクローン作成ユーティリティ(AOMEI Partition Assistant)
再イメージ化は時間がかかり、数時間かかる場合もあります。それで、使用済み領域をコピーするのは効率的で便利です。
AOMEI Partition Assistant Professionalを使って、Steam OSとゲームデータを新しいSSDに効率的にクローンすることができます。。事前にこのツールをWindows PCにダウンロードしておくことをお勧めします。さらに、Steam Deckのストレージ容量を拡張するための代替方法も存在します。
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アップグレードのためにSteam Deck SSDのクローンを作成する方法
それでは、Steam Deck SSDをアップグレードする方法を見てみましょう。三つのステージに分けられます。
► ステージ1:元のSSDを取り外す
安全性を確保するために、Steam Deckのバッテリーが25%未満になっていることを確認してください。これにより、Li-Ionバッテリーに不注意で穴を開けるリスクを最小限に抑えることができます。また、事前にSteam Deckのバッテリーストレージモードを有効にすることを強くお勧めします。
ステップ 1. 裏蓋のネジを外す必要があります。その後、裏蓋をゆっくりと外し、慎重に取り外します。
ステップ 2. 隠されたシールドのネジを見つけ出し、慎重に取り外します。
ステップ 3. バッテリーを切断してください。
ステップ 4. SSDのネジを外して、注意深く取り外します。
ステップ 5. SSDのシールドを慎重に取り外し、元のSSDを取り出します。
► ステージ2:データ損失なしでSteam Deck SSDのクローンを作成
Steam DeckのSSDをアップグレードするためには、既存のSSDと新しいSSDの両方をWindows PCに接続する必要があります。これにより、古いSSDからすべてのゲームデータを新しいSSDにクローンして転送できます。ただし、新しいSSDが未使用の場合、「SSDが初期化されていません」というエラーが出ることがあります。この場合、データ転送を続行する前に新しいSSDを初期化する必要があります。AOMEI Partition Assistant Professionalを使えば、新しいSSDを簡単に初期化し、古いSSDから新しいSSDに使用済みセクタのクローンを作成することができます。
?パート1. Steam Deck用の新しいSSDを初期化
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを起動して、初期化したいディスクを右クリックします。ポップアップメニューから「ディスクを初期化」を選択します。
ステップ 2. ポップアップウィンドウでは、2つの選択可能なオプションがあります。MBRまたはGPTスタイルにディスクを初期化することができます。1つを選んだ後「はい」をクリックして続行します。
ステップ 3. 「適用」をクリックして変更を保存します。
?パート2. 元のSteam Deck SSDを新しいSSDにクローン
ステップ 1. AOMEI Partition Assistantを実行します。クローンしたいディスクを右クリックして「ディスクをクローン」を選びます。
ステップ 2. 表示された画面で、ハードドライブをクローンする方法として「ディスクの高速クローン」と「セクタ単位のクローン」の2つを選択できます。ここで「ディスクの高速クローン」を選択します。
- ディスクの高速クローン:この方法では、使用済み領域のみをコピーします。クローン作成プロセス中にパーティションサイズを調整できます。より大きなディスクからより小さなディスクへクローンすることができます。
- セクタ単位のクローン:全セクタをコピーします。ターゲットディスクの容量は少なくともソースディスクの容量と同じです。この方法を選択すると、ステップ4での3つのコピーオプションが表示されなくなります。
ステップ 3. ターゲットディスクを選択します。「SSDの性能を最適化」にチェックを入れてSSDのパーティションを調整します。「次へ」をクリックします。
ステップ 4. この画面では、ターゲットディスクのパーティションを調整するか、そのままにしておくかを選択できます。
- 「パーティションのサイズを変更せずクローン」:パーティションのサイズを変更せずにコピーします。
- 「コピー先に合わせる」:ディスク全体にフィットするようにパーティションのサイズを自動的に調整します。
- 「手動で編集する」:ディスク上のパーティションのサイズを手動で調整します。
ステップ 5. 「保留中の操作一覧」でディスクのクローン操作をプレビューすることができます。保留中の操作を実行するには、「適用」をクリックしてください。
► ステージ3:クローン後のSteam Deck SSDの交換方法
ステップ 1. 箔シールドを古いSSDから新しいSSDに慎重に移します。
ステップ 2. 新しいSSDを指定されたスロットに注意して挿入し、ネジでしっかりと固定してください。
ステップ 3. ファブリックストリップをバッテリーポートに静かに挿入して、バッテリーを再接続します。接続すると、電源ライトが白く点滅し、正常に完了したことを示します。
ステップ 4. シールドを元の位置にスライドさせて再度取り付けます。必ず下のネジ穴に合わせてください。すべてのコンポーネントが適切にセットアップされていることを確認した後、ファンワイヤーがシールドの上に配置されていることを確認することが重要です。
ステップ 5. バックプレートを再度取り付けて固定します。バックプレートを掴み、慎重にSteam Deck上に配置します。その後、しっかりと固定してください。
Steam Deckが起動しない場合、再組み立てに問題がある可能性がありますが、心配する必要はありません。対処するためには、Steam Deckを注意深く分解し、バッテリーコネクタとSSDを取り外すことがお勧めされます。これらのコンポーネントが正しく取り付けられていない場合、Steam Deckは起動しません。
最後に
Steam Deck SSDを交換する場合、正しい手順に従うことが重要です。このチュートリアルでは、Rufusを使ったり、ブート可能なイメージを作成したりする必要はありません。代わりに、Steam DeckのSSDをアップグレードする方法を提供します。
Steam DeckのSSDをクローンすることで、ゲームを再ダウンロードしたり、設定を変更したり、LinuxベースのSteam OSの複雑な操作を理解する手間を省けます。AOMEI Partition Assistantを使えば、新しいSSDを初期化し、古いSSDから新しいSSDへSteam OSやその他のゲームデータを簡単にクローンできます。