デスクトップのアイコンが突然消えてしまい、ゴミ箱だけが残っている場合、多くのユーザーは戸惑います。仕事のショートカットやアプリへのアクセスが難しくなるため、早急に解決したい問題です。本記事では、Windows 11/10でデスクトップからアイコンが消えてしまった際に試すべき方法を、順序立てて解説します。
▼ユーザー事例:
ある日、パソコンを立ち上げると、いつも使っているデスクトップのアイコンが「ゴミ箱」以外すべて消えてしまっていました。デスクトップには、頻繁に使用するアプリやファイルのショートカットを置いていたため、すぐにアクセスできなくなり、とても不便を感じました。最初はただの表示の不具合だと思って再起動してみたのですが、状況は変わらず、焦ってしまいました。
この記事では、この「デスクトップからアイコンが消えた」問題をどうやって解決したか、そしてデスクトップから紛失したファイルの復元方法について説明します。
デスクトップアイコンが消える原因はさまざまで、表示設定の変更や一時的なエラー、またはシステムの問題が関与している場合があります。代表的な原因は以下の通りです:
デスクトップのアイコンがゴミ箱以外消えた場合、まずゴミ箱を確認します。もし消えたアイコンがゴミ箱にある場合、「右クリック」>「元に戻す」でアイコンをデスクトップに復元できます。
また、Windows 11/10でデスクトップ消えたアイコンを復元するには、デスクトップのアイコン表示を確認する、Explorer.exeを再起動する、アイコンをデスクトップに送る、別のユーザーアカウントで確認する、システムの復元を実行するなどの方法もあります。
Windowsでは、デスクトップのアイコン表示を非表示にするオプションがあります。デスクトップからゴミ箱以外すべてのアイコンが消えた場合、誤って非表示に設定した可能性が高いです。
まず、「デスクトップで右クリック」→「表示」→「デスクトップアイコンの表示」を選択します。
※注:ここが無効になっているとアイコンが表示されなくなるため、オンになっているかを確認してください。
ステップ 1. スタートメニューから「設定」を開きます。
ステップ 2. 「個人用設定」をクリックし、左メニューから「テーマ」を選びます。
ステップ 3. 画面右側の「デスクトップ アイコンの設定」をクリックします。
ステップ 4. 表示したいアイコン(コンピュータ、ユーザーのファイル、ネットワークなど)にチェックを入れて「適用」を押します。
ステップ 5. そして、デスクトップで右クリックし、「表示」→「デスクトップアイコンの表示」を選択します。
次に、「Ctrl + Shift + Esc」でタスクマネージャーを開き、「エクスプローラー(Explorer.exe)」プロセスを再起動する方法です。この方法でデスクトップがリフレッシュされ、アイコンが戻ることがよくあります。
ステップ 1. 「Ctrl + Shift + Esc」でタスクマネージャーを開きます。
ステップ 2. 「プロセス」タブをクリックし、「アプリ」欄の「エクスプローラー」を右クリックして、表示された一覧から「再起動」をクリックします。
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デスクトップに直接アイコンが表示されない場合、タスクバーやスタートメニューからアイコンを再度デスクトップに追加する方法も有効です。
ステップ 1. スタートメニューで該当アプリを検索します。
ステップ 2. 該当アプリを右クリックして「その他」→「ファイルの場所を開く」を選択します。
ステップ 3. アプリに右クリックし、「送る」→「デスクトップ(ショートカットを作成)」をクリックします。
デスクトップのアイコンが消えた問題が、現在使っているアカウント特有のトラブルであるかを確認するために、「別のユーザーアカウントで確認する」方法はとても有効です。この手順を行うと、もし新しいユーザーアカウントで正常にアイコンが表示される場合、元のアカウントに問題がある可能性が高くなります。ここでは、別のユーザーアカウントを作成し、ログインして確認する方法を詳しく説明します。
ステップ 1. 新しいユーザーアカウントを作成する
①画面左下のスタートボタンをクリックし、「設定」を選択します。
②設定画面の中から「アカウント」を選びます。
③左側のメニューから「家族とその他のユーザー」を選択し、「その他のユーザーをこのPCに追加」オプションを探します。
④「このPCに他のユーザーを追加する」をクリックし、表示される指示に従って新しいユーザーアカウントを作成します。任意のユーザー名とパスワードを設定し、新しいアカウントが完成します。
Microsoftアカウントなしで追加する方法も選べるので、ローカルアカウントでの追加も可能です。
ステップ 2. 新しいアカウントでログインする
①パソコンを再起動し、起動後のログイン画面で、先ほど作成した新しいユーザーアカウントを選択し、パスワードを入力してログインします。
②新しいアカウントのデスクトップ画面が表示されると、通常はシステムデフォルトのアイコン(ゴミ箱など)が表示されているはずです。この状態で、消えていたアイコンが新しいアカウントでも表示されないか、また正常に表示されているかを確認します。
もし新しいアカウントでもアイコンが表示されない場合、システム全体に影響する設定や不具合が原因である可能性があります。この場合、次のような手順を試してみてください。
システムファイルチェックの実行:コマンドプロンプトから「sfc /scannow」を実行し、システムファイルの破損を修復します。
Windowsアップデートを確認:最新の更新プログラムが適用されているかを確認し、不具合が修正されることもあります。
もし上記の方法でもアイコンが復活しない場合、Windowsの「システムの復元」を使って、以前の正常な状態に戻す方法も有効です。「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「PCを初期状態に戻す」から進むことができます。ただし、この操作を行うと、インストール後の一部のアプリが削除されることもあるため、注意が必要です。
AOMEI FastRecoveryは、紛失したデータや削除されたファイルを簡単に復元できる信頼性の高いデータ復元ツールです。特に、誤ってデスクトップから削除したファイルや失われた重要なデータを効率的に取り戻すのに役立ちます。AOMEI FastRecoveryを使用すると、削除やフォーマット、ウイルス感染などで失われたファイルを、シンプルな操作で迅速に復元可能です。
このツールは、次のような特徴を持っています:
AOMEI FastRecoveryを使えば、失われたデータを迅速かつ確実に復元できるので、デスクトップから重要なファイルを誤って削除した場合などに安心して利用できます。
ステップ 1. 場所の選択
AOMEI FastRecoveryをインストールして起動します。データが失われたパーティションやディスクを選択し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. スキャンの実行・ファイルの選択
「クイックスキャン」で削除されたデータを迅速に検出し、その後「ディープスキャン」で他の失われたデータを検索します。スキャンが完了すると、削除されたファイルや紛失したファイルが表示されます。復元したいファイルを選択し、プレビューすることができ、「復旧」をクリックします。
ステップ 3. 保存先の選択
「フォルダーの選択」ボタンをクリックして、復元したファイルを保存するパスを選択します。(元の場所に戻すと上書きされる可能性もあるため、安全のため別のドライブやフォルダに復元した後、確認してから元に戻すことをおすすめします。)
デスクトップからアイコンが消えると、慌ててしまうかもしれませんが、原因には比較的簡単に解決できるものが多いです。まずは「表示設定」や「Explorer.exeの再起動」などの基本的な操作を試してみてください。デスクトップから紛失したファイルを復元する場合、AOMEI FastRecoveryをダウンロードしてお試しください。
デスクトップのアイコンがゴミ箱以外消えた。どうすればいいですか?
デスクトップの空のところを右クリック、表示オプションの「デスクトップ アイコンの表示」を選択します。
なぜデスクトップからアイコンが消えたのか?
デスクトップアイコンが消える主な原因としては、Windowsの設定やシステムエラー、誤って非表示設定をしてしまったことなどが考えられます。また、Windowsのアップデートやソフトウェアの変更によって設定が変わることもあります。
デスクトップからゴミ箱以外すべてのアイコンが消えた場合、他に試せる方法は?
「エクスプローラー」の再起動やPCの再起動が効果的な場合があります。これにより一時的な表示エラーが解消されることがあります。
システムファイルチェッカー(SFC)を使ってシステムファイルの破損を修復することもおすすめです。コマンドプロンプトで「sfc /scannow」を実行して修復を試みてください。